年収格差には医師自身も目を疑う!?勤務先により、医者の給与事情には驚愕の差が
医師の年収は一般的には高いイメージが浸透しています。お金持ち、年収1000万円超えは普通と考えている方が多数。とはいえ、働き方次第で年収事情や勤務の大変さはマチマチなのが医療業界。勤務医や病院長、オーナー経営者である開業医に、大学病院勤務・市中病院勤務等々、働き方によって年収は大きく変わります。
そこでまず、全国の医師の平均年収、開業医、勤務医の平均年収など、切り口を分けて医師の年収事情を見て行きましょう。
- 1 性別・年齢別にみる、医師の平均年収
- 2 科目別でみる医師平均年収
- 3 全国の医師年収を比較した結果、平均値が一番低いのは驚きの東京!?
- 4 関東地方の医師年収が一番高いのは群馬県!一体何故?
- 5 比較結果を調べると分かる東北地方の医師状況!
- 6 中部地方で医師年収を比べてみたら石川県の給与が一番低かった!!
- 7 近畿地方で医師年収が高いのは和歌山県!僻地の医師不足が問題か!?
- 8 グラフを用いて中国地方の医師年収の差を比較してみる
- 9 九州地方で生まれる給与格差は離島による医師の不足が原因か?
- 10 大学病院と民間病院の2つの大きな違い
- 11 比べてみると、非常に少ない大学病院勤務医の年収
- 12 医師の院長・部長の平均的な年収とはどれくらいだろう?
- 13 海外の医師年収っていったいどれくらい??
- 14 大学病院の勤務医はアルバイトで収入を確保?
性別・年齢別にみる、医師の平均年収
性別・年齢別で全国の医師平均年収をみてみると、男性では30~40歳の平均年収が一番低く、60歳~64歳が一番高い結果になりました。女性では70歳~の年収が一番低く、男性と同様60~64歳の年収が一番高い結果となりました。
ただし、これは地域・科目、全てを統計したデータですので、細かな数値をご覧になりたい方は次に紹介する地域でみる医師年収の違いと科目別でみる医師平均年収の違いも参考になさって下さい。
科目別でみる医師平均年収
医師は診療科目の違いで得る給与も、開業や非常勤での勤務を抜きにすれば150万円〜200万円と大幅に変わってきます。自分が担当している診療科目の平均年収と他の科を見比べて給与水準の差を見ていきましょう。
参考:「医師転職ドットコム」の求人票を集計したもの 2015年
診療科目別にみた医師の平均年収は、9割以上の科目が1200万円を超え、小児科のみが1200万円に満たずに最も年収が低いという結果となり、逆にこのグラフの中で1300万円を超える高い年収の科目は、一般内科、泌尿器科、精神科、精神科、整形外科、腎臓内科・透析が挙りました。
全国の医師年収を比較した結果、平均値が一番低いのは驚きの東京!?
全国の医師を専門医(精神科、眼科、整形外科など)、年齢、研修医、開業医、勤務医などでセグメントせずに年収の平均を出すと、全国の医師平均年収は1071万円となりました。(月給83万円、ボーナスなどの特別賞与72万円、労働時間172時間)一般的なサラリーマンの平均年収は約400万円とすると、年間で600万円以上多く給与をもらっていることになります。主な都道府県別の医師平均年収は以下のようになっています。
※平成25年賃金構造基本統計調査を元に算出
しかし、これは平均的な年収の数値であって全てがこの位の年収というわけではありません。医師の転職サイトを利用して全国で医師の求人を探せばあなたのお住まいの近くに希望の求人が見つかるかもしれません。
- 勤務地:山口県 岩国市
- 給与:1400万円~1600万円
- 年齢:不問
- 病棟管理を主治医制として50床前後ご担当して戴き、他にも外来審査、各種専門審査を行います。
関東地方の医師年収が一番高いのは群馬県!一体何故?
関東地方での平均年収を見ていくと群馬県が一番高く、東京都が一番低いのがわかります。
東京の年収の低さは大学病院の多さが関係してきている事かと思われます。
大学病院の給与は民間病院より低く設定されています。そして、民間病院とはことなり大学病院は国で経営していることが殆どで、そこに属する医師の方も公務員として勤務することになります。医師の中では公務員は年収の低い職種ですから平均的なデータを取ったとき年収が他の地域より低いという結果になったのではないでしょうか。
しかし、東京は病院数も多く年収の多さなどは気にしないキャリアアップをしたい方には最良の地域と言えます。
また神奈川県の主要都市でも東京と同じく医療施設が整い最新の医療器具等がある大学病院が多いので、川崎市や横浜市などは求人数も少なく年収は低めです。
ですが神奈川県も主要都市から外れてしまえばグラフの通り年収も高く設定されています。
それに比べ群馬県は高齢化が急激に進んでいる地域で消火器外科、呼吸器外科などの求人が多く、医師不足で悩んでいる地域でもあります。
この医師の不足という点が年収の多さに繋がっているのではないでしょうか?
関東地方にお住まいの方はこのグラフを基に自分の年収と比較してみてはどうでしょうか?抜粋:大学病院勤務の医師の平均年収とは?
- 勤務地:群馬県 利根群
- 給与:1500万円〜1700万円
- 年齢:応相談
- 病床数199床・内視鏡装置を入れ替え、心臓カテーテル室新設を検討中です。
- 求人引用サイト:m3キャリア
比較結果を調べると分かる東北地方の医師状況!
東北地方の平均年収は北海道が一番高く岩手県が一番低いという結果になりました。
どうしてこの様な結果になったのかを考えてみたいと思います。
まず最初に北海道が年収の高い傾向につきましては、やはり医師の不足が原因といえるでしょう。北海道の医師数は人口10万人に対して218.3人と平均的な数値ですが、これには偏りがあります。都市部の医師は確かに足りてはいますが、離れてしまうと総数が半分になる地域もでてきてしまっています。本州に出て行く医師が多い昨今、道内(都市部から外れた地域)の医師獲得のために年収も他の県より高く設定されているのではないでしょうか。
それに比べて岩手県はといいますと全国で45位とかなり医師の中でも年収は低いです。しかし超過実務時間が少ないというわけでもありません。実は岩手県超過実務時間が日本で一番多い76時間という多さです。山形県も多かったかもしれませんがそれが年収と比例していました、ですが岩手県はそうではありません超過時間が多いのに年収は少ないという結果になってしまいました。
- 勤務地:北海道 函館市
- 給与:1800万円〜2100万円
- 年齢:応相談
- 病床数179床・医療画像情報管理システム、オーダリングシステム、電子カルテ等診療機能が充実しています。
- 求人引用サイト:m3キャリア
中部地方で医師年収を比べてみたら石川県の給与が一番低かった!!
中部地方での平均年収は愛知県が一番高く、石川県が一番低いという結果になりました。
これにはどの様な問題が関係しているのかを考えてみたいと思います。
愛知県では人口が増え、高齢化の問題が深刻になっています。その人口の増加とは反比例して常勤医師の数が少なくこちらも問題視されています。
特に深刻なのが小児科や産婦人科です。現在産婦人科の分娩対応休止や分娩数制限、さらには時間外の診療の受け入れも制限している病院があります。ですが、病院としては今働いている医師を手放したくないという思いや、他の県から医師を求める方法として年収の設定も高く設定している病院がたくさんあります。
なので愛知県の医師の平均的な年収が高いのではないでしょうか。
次に石川県は昨今医師不足と言われているなかでは珍しく医師が充実しています。ですから、他の県に比べると求人数もそれほど多くありません。求人があっても石川県の中では医師が少ないと言われている能登地方での求人が目立ちます。
このように病院側も特に人数で困ることはなく年収も低く設定しているのではないでしょうか?こうしてみると少し東京の病院の状況と似ていますね。
- 勤務地:愛知県 名古屋市
- 給与:2000万円〜4000万円
- 年齢:不問
- 病床数160床・勤務日はご要望に対応、住宅手配・学会出席等各種補助がございます。
- 求人引用サイト:m3キャリア
近畿地方で医師年収が高いのは和歌山県!僻地の医師不足が問題か!?
近畿地方では、和歌山県が一番医師の平均年収が高く、兵庫県が一番低いという結果になりました。
何故この様な結果になったのかを考えてみたいと思います。
まずは和歌山県ですが、人口10万人に当たり医療施設従事医師数は246.5人と全国平均を上回る数をもっているのですがその医師54%が和歌山市内に集中しているため、紀南地域を始めとして医師が不足する問題が起こっています。
このため今いる医師を囲い込む事や、他の県や和歌山市内から医師を集めようと年収を少し高めに設定しているのではないでしょうか?
次に近畿地方です。一番年収の低い兵庫県ですが、県立の病院と民間の病院での給与の差を無くそうという行政改革が行われていたほど給与の格差があったようです、なので統計を取るときに平均の年収が下がったのでは無いかと思われます。以前までは県立の病院は仕事量も多く辞めてしまう方や他の病院へ転職してしまう方もいたようですが、現在はその格差をなくすために国から特別な手当てが出る等もなされているのでその差もこれからは少なくなり地域の年収の順位も変わってくるのではないでしょうか?
- 勤務地:和歌山県 岩出市
- 給与:1650万円〜1850万円
- 年齢:30〜50歳
- 病床数156床・内視鏡装置を入れ替え、心臓カテーテル室新設を検討中です。
- 求人引用サイト:m3キャリア
グラフを用いて中国地方の医師年収の差を比較してみる
中国地方で1番、平均年収の高い県は鳥取県、逆に一番低い件は広島県となりました。この地域の年収の違いには何があるのでしょうか?2つの県を比較してみたいと思います。
まず、鳥取県ですが最近医師の不足が問題になっていますが中でも鳥取県は現在働いている医師に継続して働いてもらうことや鳥取大学医学部の地域枠制度や医学生に対する奨学金制度なども実施し、また県で医師の派遣システムなどを行う等、医師に働きやすい県にしていこうという政策を打っています。この事から医師に対して県全体で待遇を良くしていると言う事がわかります。ですから、医師に継続して働いてもらうというこれらの動きが鳥取県の平均年収の高さに繋がっていると言えるでしょう。
次に広島県の医師の状況を見てみましょう。広島県ではここ数年医師の数が増加している傾向にあります。全体で23市町村がある中で減少市町が8、増加又は増減なしの地域が15と医師不足と言われている昨今では珍しく医師数は充実しています。全国の人口10万人に対する医師総数が平均237.7人に対して広島県は256.2人とプラス約10人も多いのです。なのでこの医師の充実という点から平均年収が低いことに繋がっていると考えられます、医師が充実している地域は他と比べて年収は低い傾向にありますからね。
- 勤務地:北海道 紋別群
- 給与:1800万円〜2300万円
- 年齢:〜60歳
- 病床数25床・当直料別途、経験も応相談の求人です。
- 求人引用サイト:m3キャリア
九州地方で生まれる給与格差は離島による医師の不足が原因か?
九州地方での平均年収は長崎県が一番高く、福岡県が一番低いという結果になりました。
この結果からこの二つの県にはどのような違いがあるのか考えてみたいと思います。
まず長崎県ですが、他の県と比べると医師の数は多いほうです、しかし離島なども多くその地域での医師は不足している傾向にあります。最近では一部地域での医療に従事しようとする条件で、奨学金を貸与する「県医学修学資金貸与制度」というものをスタートさせました。他にも長崎大学病院の後期研修では、県内関連病院だけでなく海外の拠点病院とも連携し行う、高度専門医療を研修システム等があり専門医資格を取るための他大学への研修の経済的サポート・専門医資格試験のための経済的サポートなどが受けられます。また離職率も低く医師の人気が高い地域ではあります。
続いて福岡県の医師の特徴を見ていきましょう。
福岡県の医師の数は、全国的に見ると多いほうに入ります。医師の多い理由はやはり医学部のある大学が4つもあるということでしょう。地元の大学を卒業してそのまま県内の病院に勤務する学生が多いのも特徴の一つですね。また福岡県は都市部の求人が少なく求人の殆どが過疎地などの求人です、やはり全国何処を見ても過疎地の医師不足には悩まされているみたいですね。
- 勤務地:長崎県 諫早市
- 給与:1800万円〜2400万円
- 年齢:応相談
- 病床数176床・入院とディケアを当院で行い精神保健指定医の先生を募集しています。
- 求人引用サイト:m3キャリア
大学病院と民間病院の2つの大きな違い
大学病院と民間(市中)病院では大きく2つの違いがでてきます。まず一つに給与の差です、大体の病院は民間病院の方が大学病院よりも給与を多く貰っている割合のほうが高いといわれています、大学病院に勤務する方はしばしば他の病院でアルバイトをしたりと勤務先とは違うところで収入を稼いでいる方もいるそうです。民間病院は地方で、給料にばらつきがありますが、それでも大学病院よりも給与は高く設定されていますね。
では次に2つめの違いです、それは各施設の充実ですね。大学病院は給与こそ民間病院より少ないですが、最新の医療施設や研究施設、または研究資料などが充実しているのが特化しているポイントと言えます。民間の病院と違い大学病院は研究を目的とした機関ですので、このように施設面での違いが生まれてきます。
ですから、給与だけを見るなら民間病院、最新施設を求めてスキルアップを目指す方なら大学病院、と考えて就職される方が多いそうです。
ただ、大学病院はとても入るのが難しく、最初に民間病院で実績をつけてからキャリアアップのために大学病院への転職を考えている方も多いそうです。
- 勤務地:東京都 江戸川区
- 給与:1700万円〜2000万円
- 年齢:不問
- 病床数120床・病棟管理・一般外来を担当して頂きます。臨床経験5年以上 CV・IVH可能な先生を募集しています。
- 求人引用サイト:m3キャリア
比べてみると、非常に少ない大学病院勤務医の医師年収
それは首都圏に多い「研修医、大学病院の勤務医」の年収が低いから。医学部のある大学が多い主要都市ではもちろん研修医の数が地方に比べて圧倒的に多くなります。研修医の段階ではどの病院でも大差なく年収300万円?400万円、そのまま大学医局に残ると20代後半から30代前半で500~600万円程度の年収になります。
ただ、ここがターニングポイント。医局に残るのか、市中病院の勤務医になるのか。とはいえ医師についても需要と供給の関係があり、医師不足が深刻な地域(特に千葉県や埼玉県)では医師の年収が高く、医師の数が多い東京都23区などでは当然年収がそこまで高くないのです。
医師の院長・部長の平均的な年収とはどれくらいだろう?
医師の平均的な年収は月給約83万円・年収は約1017万円と言われています。
その医師の中でも年収が高いのが部長や院長といったランクの先生方です。
この院長・部長といった役職は大体が40代で任される方が多く、医師にとってはこの40代が大きな節目であります。
それではその部長と院長の平均的な年収について触れたいと思います。
まず部長の年収ですが、部長クラスの平均的な年収は総合病院ですと、約1400万円から1500万円と言われています。なんの役職も付いていない方と比べれば400~500万円と高く給与が設定されています。普通の勤務医と比べると責任も強くなり、仕事量も多くなり休みもなかなか取れないという方も出てくる様な役職なのでこの給与を貰っても当たり前のような金額です
続いて院長の平均的な年収ですが、総合病院で約1800万円から2000万円と言われています。これは部長と比べると、約400万円~500万円ほど高く給与が設定されていますね、院長は部長よりもさらに責任が強くなり、病院医療や治療に対して特に注意を働かせなければいけません。経営以外の病院の統括を任されるのですからこの給与も妥当だと思います。
医師の方なら誰もが目指しているこの部長と院長、平均的な年収を見比べてみてどうでしたでしょうか?今後のあなたの活動に役立つ事ができたら幸いです。
- 勤務地:東京都 足立区
- 給与:2000万円〜2400万円
- 年齢:不問
- 病床数0床・院長職(管理者)としてご勤務いただける方で、外来各種専門審査等をお願い致します。
- 求人引用サイト:m3キャリア
海外の医師年収っていったいどれくらい??
日本の外科医の平均年収が約1200万円と言われているなかでいったい海外の医師はどれくらいの給与を貰っているのでしょうか?今回は地図の右側アメリカの医師の年収を見てみましょう。
アメリカの医師の年収は日本の医師と比べると比較的に高い傾向にあります。下のグラフをご覧下さい。
このように日本とアメリカではかなりの年収の差があります。通常の勤務医でも年収2300~2500万円給与を貰う人もざらではありません、この金額を貰う医師となると日本では、院長クラスの医師ではないでしょうか?
では、アメリカで医師をやっていたほうが待遇も最新の医療などにも触れられていいじゃないか!と思う方に次にアメリカでの医師免許の取得方法を紹介します。
アメリカでの医師免許取得方法
通常日本では医師国家試験に合格すればすぐに医師免許を貰えますし、この医師免許があれば日本であれば何処でも医療行為を行うことができます。しかし、アメリカの医師免許の制度は少し違うようです。アメリカの医師達は試験に受かったからといってすぐに医療行為を行うことができず、その後州ごとに、医師免許の申請を行うことでようやく働くことができます、ですので州での申請方法などの知識も頭に入れておく必要があります。
日本との医療制度の違い
そして次に知る必要のあることそれは医療制度の違いです。通常日本の国民は「国民皆保険」という、”国民は公的健康保険に加入しなくてはいけません”という法律で義務化されていますが、それとは違いアメリカは公的健康保険の加入が義務ではありません。アメリカには公的保険と民間保険の2つに別れ、殆どの国民が民間保険に加入しています。公的保険の加入には厳しい条件があるからです。
また日本医療制度は、病気になった際、いつ何処の病院で受診をしてもほぼ同額の医療費が提示されますが、アメリカの医療制度は医療費の取り決めがなされていないため、医療費は病院によってことなります。また医療費の支払い能力がないとみなされた人は医療行為が受けられないという冷たい医療制度を持っています。こうして比べると日本の医療制度は意外としっかりしていますね。
海外での医師活動で医師としての成功を手に
ここまで色々と海外の医療制度を紹介してきましたがどうでしたでしょうか?語学も堪能でなくてはなりませんがそこもできるなら海外での医師活動を考えてみるのもいいかもしれません。しかし、ここ日本でも医師の転職サイトを利用して探せばアメリカにも負けないくらいの年収を稼ぐことができます。年収アップを目的とした海外への転職ならまず日本の求人情報を見てみてはいかがでしょうか?
- 勤務地:静岡県 伊東市
- 給与:3000万円
- 経験:20年以上
- 病床数176床・一般内科外来のみ、住宅手当金額負担・車提供有り
- 求人引用サイト:m3キャリア
大学病院の勤務医はアルバイトで収入を確保?
年収が低くなっているのもあり、大学病院の勤務医はアルバイトをする方が多くなっています。医師のアルバイトには日中の外来、夜間の当直の2つがメインです。1つ目の日中の外来は、自分の専門の外来を行ったり、初診の患者さんを診たりします。勤務時間としては午前中または丸1日となります。
ただ時給が普通のバイトとは桁違い。医師のアルバイトは時給1万円。午前中だけでも4万円、丸一日だと約8万円になります。当直の場合は一晩およそ4万円が相場です。ということは月に4日アルバイトをするだけ月収30万円を超えてしまうのですね(汗)
転職を行った医師の年収は平均600万円アップ!
転職のきっかけには、様々あります。例えば、専門医・医学博士の資格及び学位を取得した際、研修プログラムの修了のほか、自宅から遠い関連病院に飛ばされる恐怖、家族と過ごす時間について考えたとき、結婚して家庭を持ったり、子供をもったり、年齢的に四六時中働き詰めでは苦しくなったりと言ったものが頻繁に上がる理由です。
確かに転職というのは病院・教授との関係もあるため、非常に勇気がいる決断ではありますが、そうすることによって、上記のような問題も解決させられますし、年収も飛躍的に伸びるものです。経験年数にもよりますが、市中病院への転職において、一つ目標にしたい大きな年収は、1,800万円になりますでしょうか。これほどの年収額でしたら、医師にとって退局した上でなら目指すことができるものです。
「いくら年収が上がる、楽になるといっても、医局を辞めるのはしがらみがあって大変」というあなたは、医師転職エージェントの医師転職ドットコムにご相談ください。
医局を辞める。これは、病院であったり、教授とのしがらみの中ではとても勇気がいることです。しかしながら、あなたは、プライベートや家庭を犠牲にしながら、大学で勤務を続け、ボロボロに消耗していくままで、本当にいいのでしょうか?
もし、あなたが、大学から円満退職し、毎日余裕をもって、自分の生活とキャリア・年収アップをバランス良く追い求めて行く、健康的な人生を実現したいとお考えでしたら、一度メディウェルの医師転職ドットコムにご相談してみてはいかがでしょうか?
医師転職ドットコムのキャリアコンサルタントは、これまで何千もの先生方の円満退職を実現し、先生とご家族のご要望に沿った転職先を用意してきた実績があります。こちらからご登録の上、希望とするキャリア、年収、科目なども含めて、一度お問い合わせください。(登録・利用料は無料です)
時間がなくても転職活動が可能になる転職エージェントのサポート
とにかく時間がなく忙しい医師先生の方々。 年収アップのために転職をしたいけど転職活動をするのが面倒。それでも医師転職サイトに登録し、面倒なことをキャリアコンサルタントに丸投げしてしまえば楽に転職活動ができます。
遠方にも関わらず、担当の方が自宅近くまで面談に来て下さり、じっくり今後について相談ができました。それからすぐに、希望に合う案件を3件紹介してもらい、うち2件を比較検討した結果、1件、病院見学と面談に行くことになりました。紹介してもらった時点でかなり厳選されていたため、希望にぴったりあっていたこと、面接が直属の上司となる院長先生であったことで、その場で就任の意思を固めました。
(神奈川県 麻酔科 男性医師35歳)
年収に不満で転職!年収大幅アップに成功した医師の転職事例
精神的にも身体的にも疲労がたまりやすい医師という職業。年収に対する不満がたまるのも自然なことではないでしょうか。待遇面、特に年収での不満や将来への不安を感じ、これからの人生を考えた結果、実家近くで落ち着いて定年まで腰を据えたいと感じ、大学医局は思い切って辞めることに致しました。
(神奈川県 精神科 男性医師35歳 年収1200万円→年収1400万円)
もう少し自分のスキルと業務量に見合った給与をもらえる勤務先があればと思って転職先を探し始めました。
(東京都 整形外科 男性医師40歳 年収1600万円→1800万円)
高年収の医師求人情報はエムスリーキャリアに登録して検索
医師が転職する理由はさまざまです。年収に対する不満、勤務時間を少なくしたい、開業の準備をしたい、キャリアアップしたい、人間関係に対する悩みはだれでも一度は経験したことがあるのではないでしょうか。医師転職サイトに登録すると、自分の年齢、専門のより細かい平均年収を調べることができるので、自分の今の年収か妥当かどうか確認することができます。
また、一般には公開されていない求人情報を全て閲覧できるようになるので、実際に転職する・しないにかかわらず、医師としての自らの人材価値であったり、転職の可能性を探るきっかけになる筈です。
■参考
診療科目によっても年収格差あり。勤務医と開業医の年収を比較。年収に1000万円の差
最初に述べたのは全国の勤務医、開業医、研修医、さらには専門を分けずに全ての医師の平均年収でした。今度は、病院に勤務する勤務医と独立している開業医で年収の差を比較してみました。
厚生労働省の医療経済実態調査の報告(平成25年実施)によると、病院勤務医の平均年収は1477万円。 開業医(法人、個人など)の平均年収は2533万円。 勤務医と開業医で年収に1000万円の差 が出ています。医師は経験を積んだら独立して開業医になった方が年収が大幅アップできる可能性が高いですが、勤務医と開業医には年収以外にも大きな違いあります。
開業医になるということは、経営者になるわけですので、その分マネジメントなどの負担は勤務医とは比べ物になりません。開業当初は自分で全ての問題に対処しなければなりません。開業して勤務医の時よりも高収入を得て安定して経営が回るようになるまでにはもちろん時間も手間もかかります。
施設を建てる、人材確保、借り入れ、患者の獲得。勤務医時代には全く経験のないことをしなければなりません。