消化器外科医が転職する理由は年収に対する不満。大学病院から転職しただけで、年収が大幅アップ
消化器外科医が転職する理由
大学病院の准教授クラスの医師であれば給料は800万円台ですが、アルバイトの収入で他の病院に出張で月に何日か定期定期に行くと出張代が上乗せになります。更に、消化器外科医ともなれば知名度がついて講演依頼などもあります。そうして、大きいのは外科ですから手術の謝礼金も副収入となります。
しかし、外科という仕事は手術が専門で、若いうちに手術の件数を何件経験したかがキャリアになるものです。大学のように研修生やドクターの多いところでは、手術のチャンスは多くはありません。市中の立地の良い病院であれば件数は飛躍的に伸びますし、その件数につれて年収も倍増します。
院長として雇用されると2000万円の大台に乗ることも可能となります。年齢にもよりますが、当初は部課長クラスの1500万円で求人依頼が来ているのが転職サイトなどの募集となります。
消化器外科医の平均年収
消化器外科とは、食道や胃、十二指腸や小腸などの消化器に病気が起きた場合に手術によってそれらを治療する診療科です。また手術だけではなく内視鏡や超音波による検査も行います。
消化器外科医の平均年収は、1200万円から2000万円程ですが、20代や30代の研修医時代は一般に給与が安く40代になる頃から上がりはじめます。転職を考えた場合、仕事量が増えずに収入が上がるような職場をさがしましょう。
- 消化器外科医の年収
- ・消化器外科医の年収:1,200万円
なぜなら消化器外科の医師は外科医の中で特に医師不足が深刻で、その原因は残業やオンコールの対応があったり手術ミスや治療ミスによる訴訟のリスク高いなどの理由からです。これによって求人情報も多くありますが医師不足を把握していないと、いざ就職しても仕事量の多さに耐えられずすぐ辞めてしまうことになってしまうからです。
大学病院から転職して年収大幅アップ
医師になるには、何はともあれ大学病院の医学部に入学しなければなりませんが、学費を換算すると国公立大学は6年間で約350万円、私立大学となれば大差はありますが、2000万円から5000万円と桁がひとつ違います。当然私立大学の医学生出身者の方が金銭感覚は鋭くなるのが当たり前です。
昔と違い、今は研修医の2年間で内科、外科、救急部門、小児科など一通りの研修が義務付けられ、その後大学の医局に残るよりも市中病院に就職するケースが増えてきております。
特に消化器外科医などのように外科体力勝負のところがある診療科では、若手の募集は望まれており求人で転職者も多いのです。大学に残って同じ仕事をするよりも、年収は初年度より大学の給料の倍は出ますので、投資に対して元を取ろうとする意識があるのです。