【産業医の年収情報】20代、30代、40代の平均給与を公開。あなたの年収が平均以下なら転職を考えるのもあり

一般医の臨床医と比べて勤務時間、仕事量が少ないと言われる産業医

産業医の給与や平均年収は立場によって異なります。従業員が一定以上の大企業には専門医が常駐しており、そういった勤務形態なら20代、30代、40代、50代とサラリーマン並みに待遇もアップしていくことが望めます。

20代で一般のサラリーマンより高く、30代・40代では1000万円以上の収入を得ることも可能なようです。そして勤務時間は一般医と比べて少なく、仕事量に関しては好条件に恵まれていると言えるでしょう。

しかし企業に雇われている専属医は、その企業の事情によって給与が左右されることもあり、昇給があまり望めない場合もあるようです。

産業医の20代、30代、40代の平均年収

産業医の一般的な平均年収は、20代で700～800万円、30代で800～1200万円、そして40代で1200～1600万円程度だと言われています。また勤め先の企業によっては、1200万円程度で打ち止めになる場合もあるようです。

こちらは医師の年代別平均年収グラフです、こちらを参考にして自分の年収を比較してみるのもいいかもしれません。引用：産業医の求人情報からみる年収相場

引用：http://careergarden.jp/

企業に雇われている医師には、一般の臨床医より勤務時間が短くて、その分給与が割高だというメリットがありますが、一方で臨床経験やスキルをあまり積めないというデメリットもあります。

しかし就職するのは相当困難です。人数に制限がありますし、一度就職すると退職するまで欠員が出ないことになります。転職先としては難しいといわざるをえません。

一定規模の企業に毎月一回などコンサルテイングに行く方法もあります。これは地元のクリニックと提携して従業員の健康相談などをメインに行うものですが、ほぼ日給のアルバイトということになります。

今の給与が平均以下、不満がある場合は開業医になるか転職のいずれか

もし今の給与が安いと感じる場合には、選択肢としては、開業医を目指すか、勤務医として転職をするかのいずれかになります。

今の勤務先の病院を辞めて開業医を目指すには、開業医は飽和状態にありますので、独立開業をするのはとても厳しい状態にあります。また現在は医療機器は大変高額であるため、独立開業をするためには膨大な資金が必要になります。勤務医として給料などの条件の良い病院に移る場合には、独立開業のようなリスクは低く、有利な条件で就職することができます。