薬剤師の短期バイトで生活費を稼ぎ夢を追う日々

薬剤師の短期バイトで生活費を稼ぎ夢を追う日々

卒業後、調剤薬局に勤務し始めたものの・・

私は薬学部を卒業後、ごく普通に調剤薬局に勤務し始めました。働き始めてすぐ、同じ薬局内に勤めるパート薬剤師の女性から劇団のチケットをもらったのです。息子さんのお友達がその劇団に所属しているらしく、チケットのノルマがあり、頼まれて購入したものが回ってきたのです。劇団・・と言えば劇団四季くらいしか思いつかなかったのですが、そんな商業的に成功している劇団ではなく、本当に小規模の劇団らしいのですが、ちょうど公演日にあたる日は暇でしたので同僚と見に行くことにしたのです。

小劇団と聞いていたので、正直あなどっていた気持ちもありました。でもスゴかったんです!舞台前に挨拶に行った、その同僚の女性の知り合いに挨拶した時に見た人と、舞台の上での演技に入り込んでいる人が同一人物だとは思えない程の演技力!あっという間に劇の世界に引き込まれました!打ち上げに参加させてもらったのをきっかけに、私も完全に素人ながら小劇団に所属することになったのです!

夢のため職場を辞職、短期バイトや派遣のお仕事をこなしています!

劇団の主催者は女性で、男性が5名、女性が私の他に6名という小さな劇団ながら、地方公演なども行っています。ただ、衣装代など舞台にかかる出費はほぼ自腹!働いたお金は全て舞台に消え、舞台のために働いている状態になりました。舞台の稽古などもあって、正社員の雇用形態では働けなくなり、職場は2年目にして辞職。(最初に劇団の公演に誘ってくれた女性が申し訳なく思ってくれていたようでしたが、私はむしろ感謝しています!)

もう少し時間の融通の利く仕事に転職することも考えましたが、薬剤師の短期バイトより稼げるバイトはあまりありません。薬剤師の短期バイトを募集しているサイトを開いて、求人一覧ページからなるべく時給の高い短期の派遣や、本番前で稽古が忙しい時は週3回などの短期のお仕事などを探して、応募しては働いて、稽古に出て、猛練習して、公演本番を迎えて・・の日々です。

神奈川県の、横浜などからは遠い結構田舎の方に住んでいるのですが、最寄駅から交通の便の良い場所、徒歩で通勤できるアルバイトなんてあまりないかと思いきや、検索してみると思ったよりたくさん選択肢があるのです。日々新しいバイト情報が掲載されていて、あまり仕事に困ったことはありません。劇団の稽古時間と相談し、可能な限り、生活費&舞台のために働いています!薬剤師は様々な業種のアルバイトの中でもトップクラスの時給で、劇団員の他のメンバーにも羨ましがられます☆

この業界は、力があれば芽が出る訳ではなく、どれだけ時給の良い薬剤師の短期バイトをしていても持ち出しの方が多く生活は毎月赤字、「貧困女子」だなんて言葉を聞くとちょっとドキっとしますし、自分は一体将来どうなっているのだろうと不安になることもあります。それでも、夢を追う日々は本当に楽しく、舞台に立った時の高揚感に酔いしれるのは何物にも代えがたい魅力があるため、今は劇団を脱退することなど考えられません。

今、こうやって気ままに自由に夢を追っていられるのも、もうどうしてもダメになった時に薬剤師に戻れるという安心感がどこにあるからなので、学費を出してくれた両親には本当に申し訳ないんですけど、今は思い切ってやりたいことを満喫したいと思います!


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