ブランクのある薬剤師は復職支援プログラムを使った勉強法で簡単に職場復帰ができます

ブランクのある薬剤師は復職支援プログラムを使った勉強法で簡単に職場復帰ができます

結婚を機に調剤薬局を退職

私は薬学部卒業後、地元の総合病院で薬剤師として働いていました。 残業は当たり前、夜勤も週に1回(人手不足の時に2回)、他にも研修や勉強会があり、帰宅はいつも21時から22時! 帰って来てからメイクを落とすか落とさないか、くらいの勢いで寝てしまうような忙しい日々でした。 多忙ながらも薬剤師としてのスキルはメキメキと上がっていくのを感じましたし、とても充実した日々でしたが、残念ながらあまり人間関係が良くありませんでした。 当時付き合っていた彼氏も大手企業の営業職でとても忙しい人でした。 結婚の話が出た時、 「俺が家に帰って来る時には明かりがついていてほしいから、もう少しセーブして働いてもらいないかな?できれば専業主婦になってもらえないかな?」 と言われたのです。 夜勤や残業が年齢的に辛くなってきたのもあり、人間関係に疲れていたのもあり、1度仕事を辞めて家庭に入るのも良いかな、と思い、病院を辞職、専業主婦になったのです。

時間をかけて食事の準備をしたり、主人のお弁当を作ってあげたり、久し振りにゆったりとした生活を楽しんでいると、背中やデコルテに出来ていた謎のブツブツがスーっと消え、肌が荒れることもなくなり、 「楽しく働いてはいたけど、結構、身体を痛めつけてたんだな~。」 と、実感。 ストレスフリーな生活のおかげか次々と子供を妊娠! 1年後長女を授かり、すぐ2年後に長男、さらにその2年後に次女を授かりました! 元々夫婦共に子供好きで、5人くらい欲しいね!などと言っていましたが、経済的に3人にとどめ、育児に専念する生活が始まったのです。 そして、長女が小学2年生になり、長男が幼稚園の年長さん、次女が年少さんに入園した時に、幼稚園が働くママを応援する目的に、延長保育の時間を5時から6時半まで延長したのをきっかけに、ふとまた薬剤師として働きたいな、と思ったのです。

復職のための勉強を続けて薬剤師として復帰

しかし、気付けば8年近く薬剤師としてのブランクが空いてしまっています。 1年休んでいるだけで知らない新薬が増えている医療業界で8年ものブランク! こんな浦島太郎薬剤師を雇ってくれる職場があるのでしょうか? 非常に不安でしたが、次女が小学生にあがる3年後を目途に本格的に(でも子供達の生活に影響が出ない程度に&主人の帰宅時間より遅くならない範囲で)復職したいと思っていたので、何かそれに向けての勉強を始めようと思い、色々と調べてみました。

すると日本薬剤師研修センターが、ブランクが空いてしまった薬剤師対象の復職支援プログラムの一環として、様々な研修を行っているのを知り、可能な限りそれに参加するようにしました!1日薬局実務研修も体験し、1日病院実務研修では、同じ病院でも元の職場との違いに驚いたりもしました。

また、薬事日報などで講演会やセミナーの情報を集め、近隣のセミナーなどに参加したりもしました。そんな時、知人からそれほど忙しくない調剤薬局のパートを紹介していただいたのです。時間は9時から14時と、子供の生活にも全く影響の出ない時間帯でした!復帰して現場で働いてみると、やはり研修で勉強したこと全てが生きてきた!という訳にはいかず、現場の実態とはかけ離れていたセミナーなどもありましたが、本格的な社会復帰のための良いリハビリになったと思います。ブランクのある薬剤師さんは、いきなり現場復帰ではなく、復職支援プログラムなどワンクッション挟むと良いと思いますよ!

それに、セミナーの受講や、勉強会の参加などは比較的時間を自由に使える在宅医療などを考えている方にも有利に働くのでこちらも合わせてオススメします!


病院勤務 (36歳女性)のレビュー

病院勤務 (36歳女性)

親の介護のため、パート薬剤師としての働き方を選びました。
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薬剤師が余る時代に向けて
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