親の介護のため、パート薬剤師としての働き方を選びました。

親の介護のため、パート薬剤師としての働き方を選びました。

介護のために勤務していた調剤薬局を辞職

私は元々薬剤師として調剤薬局に勤務していました。 学生時代からお付き合いしてきた彼氏との交際は順調に進み、社会人2年目に結婚しました。 最初はアパート暮らしをしていたのですが、長男が生まれたことをきっかけに、主人の父の希望で主人の実家で同居することになりました。 (義母は他界しています。) 義父は初孫を溺愛していて、とてもよく面倒を見てくれました。 とても厳格な性格の義父でしたが、長男のこととなるとまるで別人! 何気なく1人遊びしている長男を飽きもせず目を細めて眺め、ちょっと長男が泣くとあたふた! 長男が初めて、 「じいじい!」 と言った時、それはもう嬉しそうで大変な喜びようでした!

しかし、長男が小学1年生になった冬、義父が脳梗塞で倒れてしまったのです!、 半身に麻痺が残り、介護が必要となりました。 長男が小学生になるまで私は仕事量をセーブしながら働いていて、やっと4月から放課後は長男をルームに預けて、本格的にバリバリ働き始めた所だったので非常に残念でしたが、10年間勤めていた調剤薬局を辞職し、私が義父の介護をすることになりました。 義父は元々はかなり気難しい厳格な性格なため、細かいことに口うるさく、寝たきりになっても色々と指図してくるのです。 正直、とても介護しやすい相手ではなく、日中家で義父と2人っきりでいるのが段々と苦痛になってきたのです。

介護疲れを癒すためパートの薬剤師へ

「あれだけ長男を可愛がってくれたのだから恩返ししなくては。」 と思い頑張りました。 また、長男はおじいちゃん子なため、一緒に散歩についてきてくれたり、買い物に行ったり、トランプなどのカードゲームの相手をしてくれたりもしてくれ、かなりの助けになってくれました。 しかし、それでも義父の介護生活はつらいもので、1度離婚を口走ってしまったこともあります。 義父を介護センターなどに入れることなども考えましたが、共働きではなくなったため、お金に余裕がなく断念しました。

主人は私の限界を感じ取ったらしく、 「本当に申し訳ない。」 と何度も謝ってくれ、土曜日に働きに出たらどうかと提案してくれたのです。 今までも主人が休みの土日は、映画に行かせてもらったり、お友達とランチさせてもらったりしていたのですが、それより社会に復帰する方が私には何よりの気晴らしになるのではないか、と。非常に嬉しい申し出で、ありがたく働きに出ることにしました。養父の介護もあるので時間の融通が効く在宅医療を考えていたのですが、夫『やはり多く他人と接した方が家庭で感じるストレスが発散されるんじゃないか?』といわれたので、ダメ元で元々働いていた調剤薬局に土曜日だけパート薬剤師として働かせてもらえないかと聞いてみると、ちょうど人手不足だったらしく了承してもらえたのです! こうして私は土曜日だけ社会に戻ることになりました。

10年間続けてきた仕事を久し振りに手掛けた時は懐かしさのあまり涙が出ました。 いつ終わるともしれない義父の介護生活の中、もう二度と復帰できないのではないかと感じていたので、調剤業務が楽しくて仕方ありません! それに時給は2000円以上いただいているため、自分で稼いだお金を手にするのもとても嬉しいものです。 (どこかに遊びに行く時、主人のお金を使わざるをえないことに多少罪悪感があったので) パート薬剤師として短時間でも社会に貢献している自分を感じることができるのがとても幸せです! 今、義父をデイケアに預け、パートの日をもう1日増やせないかと検討中です。


調剤薬局勤務 (38歳女性)のレビュー

調剤薬局勤務 (38歳女性)

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