ドラッグストアに勤める薬剤師の勤務時間

求人のあった近所のドラッグストアに勤務！

私は無事に国家試験に合格した後、就職先を実家近くのドラッグストアに決めました！父と母が高齢で心配だったので一緒に暮したかったのと、とにかく通勤時間に時間を割きたくなかったのです。それに病院・調剤薬局・ドラッグストアの中で、最も給料が高いのはドラッグストアだと聞いて魅力を感じたのもあります！そこで、実家から１番近い距離にあったドラッグストアに求人があったのを見て応募、幸運にも就職を決めることが出来たのです。両親も喜んでくれました！

でもドラッグストアに勤務してみて分かったことは、（当たり前と言われれば当たり前ですが）給料が最も高いのは、病院・調剤薬局と比較して最も勤務時間が長いからだと言うことが分かりました。私の勤務時間は、お店の開店時間から閉店時間までのピッタリ朝１０：００から２０：００なのですが、開店準備のために１時間前には職場にいなくてはなりませんし、残業も２－３時間は当たり前！求人票にあった内容とはかなり違っていました。

仕事内容は、来店するお客さんへのＯＴＣ医薬品（市販されている医薬品）に関する相談（少し風邪っぽく関節が痛いんだけど、病院に行く時間はないから市販の風邪薬で対応したいんだけど、種類が多すぎて分からない、などの相談が多いです）に乗り、提案したりアドバイスをしたりします。医薬品の他、サプリメントや青汁などの健康食品の相談も受け付けています。

その他にも店舗の雑用もこなします！店が混雑してくるとレジ打ちもお手伝いしますし、商品を棚に陳列したり、品出しをしたり、事務作業等のデスクワーク、手が回っていないと感じた時は店内の掃除なども引き受けます。薬剤師としてここにいるのかアルバイトとして勤めているのか分からなくなるほどです。

週休２日制のはずが、休日出勤も重なり週に１度休みがやっと取れる程しか休めず、代休も溜まっていく一方でした。 みんな疲れ切っている中、ある日、突然店長がお店に来なくなりました。 心の風邪をこじらせてしまったようです。

店長交代による残業時間などの状況が改善！

ドラッグストアには、入院してしまった店長の代わりに新しい店長がやってきました。そして何事もなかったかのように、またお店は回りだしたのです。そして私は、ドラックストアの勤務時間や残業時間、休日出勤状況は店長の経営スキルによるものだということが分かりました。

新しい店長は、シフト表の見直しをして、休日だけの高校生のバイトを数人増やして新しく作成し直してくれたのです。夕方から夜間まで、リタイアしたけどまだ元気なおじいちゃんなども新しく入りました。もちろんお仕事を覚えてもらうのは大変だったのですが、店長はかなり根気よく仕事を教えていました。新人さんに仕事を教える元々いた従業員へも感謝の言葉をかけてくれ、十分にフォローしてくれました。

そして、残業時間や休日出勤が大幅に減ったのです！もちろん０にはどうしてもなりませんが、それでもかなり改善されました！ドラッグストアへの就職を考えている薬剤師さんは、求人票に記載されている情報を鵜呑みにしないで、面接の時に徹底的に勤務環境を質問したり事前にそのドラッグストアに足を運んでみるなど、しっかりと下調べを行うことをお勧めします！