本業丸投げ部長のブラック企業から転職エージェントの紹介で薬剤師の資格を活かし転職成功!

本業丸投げ部長のブラック企業から転職エージェントの紹介で薬剤師の資格を活かし転職成功!

私は元勤務先のライバルである同業他社へ引き抜きによって転職しました。元企業のブラックであった点は、数点あります。まず、家族内の企業であったため、出世をするのは身内ばかりです。仕事のスキルがなくても、社長の息子であれば、早々に部長職についていました。役員も身内ばかりで固められており、どれだけのスキルを持っていても一般の社員は出世が出来ませんでした。

第二に、不倫が横行していたからです。長い間勤務している独身の女性社員は大抵、だれかと不倫のうわさがありました。歴代の社長がそういった方々でしたから、仕方がないのでしょう。第三に、どれだけ利益があがっても、一般社員に還元されることはありませんでした。実際に、大手企業との契約にこぎつけることが出来、大幅な利益を出した年度も、賞与の支払いは月のお給料と同等でした。

最後に、私は開発課の次長席に座っていました。開発課の責任者であり、私の上司であったのが社長の息子です。しかしながら、この部長は肩書きだけで、ほとんど仕事をしておりませんでした。業務時間中も友人関係の企業の役員方との電話のやり取りばかりで、本業は全て私に丸投げでしたので、在職中はほとんど深夜帰宅でしたし、他の企業内診療所勤務の薬剤師が担当する業務内容や給与相場についてずっと調べていました。

それでも我慢をしていたのは、自分には支えるべき家族があったからです。我慢を続けて15年あまり勤務した結果、壊れたのは自分でした。休職願いを提出し、休んでいた間に、同じように嫌な思いをして元勤務先を退職した元上司に出会うことがありました。その方からの紹介で入社したのが現在の会社です。ですので、転職エージェント等は一切使用しておりません。

一部使用が認められている麻薬管理責任者等の申請には薬剤師の資格が必要ですが、資格を有する社員が定年退職を迎えるため、来てくれないかという誘いでした。※ちなみに麻薬の管理はとても厳しく、とても細かい単位まで管理が必要で、年に数回の監査があります。

悩みはありませんでした。すぐに転職を選びました。元勤務先に比べて、企業規模も小さく、こじんまりとした雰囲気ですが、自分を必要としてくれているのはとても大きかったです。年収も少し減りましたが、私が転職をした結果、大事だと分かったことがあります。「自分を必要とし、やればやった分だけ評価をし、きちんと出世させてくれる企業。」これに尽きると思います。

現在でも何かの出張で元同僚と出会うことはたびたびありますが、私の面の顔はあついので平気です。自分でいうのもなんですが、スキルの高い自分を退職に追いやったことを後悔させてやろうと毎日仕事に没頭しています。


複数の転職エージェントのサポートのもと、薬剤師からCRAへのキャリアチェンジ
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