主婦が薬剤師になるには両親と家族の協力が不可欠です。

主婦が薬剤師になるには両親と家族の協力が不可欠です。

調剤薬局で薬剤師に憧れを持ちました

私は大学時代に付き合っていた彼氏と、社会人になってすぐに結婚・妊娠しました。 育児が一段落着いた頃に、娘を実家の母に預け、近所の調剤薬局でパートをすることになったのです。 薬剤師としてではなく、医療事務としてです。

間近で薬剤師さんの仕事ぶりを見ているうちに、どんどん、 「私も薬剤師さんとして働きたい!」 と思うようになったのです。 結婚も出産もして、今や主婦なのに何を考えているのだろう、薬剤師の仕事はそんなに甘いものではない!と、打ち消しつつ、薬剤師になるためには?と、ネットで検索していました。

主婦や薬剤師になるためには、というより、薬剤師になるためには主婦も高校生も関係なく、大学の薬学部に入学し、6年間の勉強を続けた後に国家試験に合格しなければなりません。 家事や育児をこなしながら続けるには非常に厳しい道のりです。

でも、薬剤師への憧れは膨らむ一方です。 まず主人に打ち明けました。 そして両親、義理の両親、そして勤務していた調剤薬局でも話をしてみたのです。 誰1人例外なく非常に驚かれました。 反対する人ももちろんいました。

しかし、主人が、 「ここで諦めたら一生後悔するかもしれないから、チャレンジしてみたら?」 と、背中を押してくれたのです。 両親と義理の両親も出来る限り協力する、と言ってくれたのです! 本当に嬉しかったです!

大学受験に合格し、現在勉強中です!

こうして務めていた調剤薬局を辞め、受験勉強に取り掛かりました そして、無事に地元の大学の薬学部に合格! 現在薬学部生です。 周囲はほぼ10代の学生ですが、たまに2-3年浪人して20代前半というクラスメイトもいます!

元の職場の調剤薬局に勤めていた薬剤師さんがこんな話を聞かせてくれました。 「僕の同級生にも子育てが落ち着いた30歳前後で入学してきた女性が1人いました! 他のチャラチャラしていた学生と違って、かなり真面目に授業を受けて、国立大学出身で学力も高い方でしたけど、定期試験でよく追試を受けていました。やっぱり、家事育児で試験勉強が十分ではなかったせいかもしれません。

でも留年はしないで、しっかり4年間(当時は)で卒業していましたよ! 国家試験は2回目くらいでパスしたみたいです! 本人のヤル気次第ですよ!頑張ってください!」 この話は、私の励みになっています!

主婦は勉強より子供を優先させるべきシーンも少なからずあります。 試験の日に娘に熱を出された時は泣きそうになりました。 でも、主人が柔軟に対応してくれて全面的にサポートしてくれますし、近所に住んでいる私の両親も、少し遠方ですが主人の両親も孫の面倒を見るのが楽しいらしく、 「見ててあげるから、お勉強したら?」 と、よく申し出てくれるので助かっています! また、幼稚園の延長保育もよく利用させていただいています。 今後も厳しい現実を突きつけられることになるかとは思いますが、必ず薬剤師になろうと思います!

ご参考までに、国立大学の6年間の学費は350万円です! 私立だと1200万円ですが、奨学金制度が充実していたりもします。 薬剤師の年収は400-600万円と言われています。 長い目で見れば損のない投資ではないでしょうか? もし同じように悩んでいる方がいましたら、是非チャレンジしてみて欲しいです!


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