公務員薬剤師を仕事に選べば一生安泰!

公務員薬剤師を仕事に選べば一生安泰!

父親に公務員薬剤師を勧められて

現在、都内の調剤薬局で薬剤師をしています。職場の同僚との関係もつかず離れずで、仕事帰りにべったりというほどでもなく、仕事が回らないくらい関係が悪いわけでもなく、私としては非常に心地良く感じています。給与も平均的で、実家暮らしのため月に5万円家にお金を入れていても、まだ十分に余裕があります。就職して2年目、薬剤師試験をくぐり抜け、就職した頃の緊張感もなくなって自分のペースで仕事を進められる落ち着いた日々、私としては全く生活を変えるつもりはありませんでした。

ところが、ある日父親から、「公務員に転職したらどうだ?薬剤師枠があるだろう?」と勧められたのです。いきなりの提案で驚いたのですが、実は父の弟も薬剤師で病院に勤務しているのです。その叔父から薬剤師の仕事には将来性がない、と言われたらしいのです。現在薬学部の偏差値も下がり気味、たくさんの私大が薬学部を開設したこともあり、毎年10000人以上の薬剤師が生まれて来ています。でも世の中にそれほどの受け皿はなく、薬剤師が将来余ることは確実。

叔父は昔、若者特有の自信に満ち溢れ、キャリアを積んで独立して自分でも調剤薬局を開こう、と思っていたらしいのですが、色々あり現実はそれほど甘くないことを思い知ったそうで、今、薬剤師として働きながらも、不安定な身の上を心配しているのだとか。私が薬学部に入学したことを聞いた頃から心配していたらしく、安定した大手企業にでも就職してくれたら・・と願っていたそうですが、ごく普通の薬局に勤務したため、父を通じて公務員への転職を勧めてきたのです。

色々調べて、公務員薬剤師を目指すことを決意!

学生当時は公務員試験と薬剤師の国家試験の2つの試験対策は到底無理だと感じ、選択肢から外していた公務員薬剤師、気になって自分なりにネットを駆使してAll Aboutを始め様々なサイトを見て情報を集め、その仕事内容を調べてみました。国家公務員薬剤師・地方公務員薬剤師・麻薬取締官の3種類があり、自治体や保健所、医療刑務所などが勤務先になります。私でも歯が立ちそうなのは地方公務員のみだと感じました。

就職先は県立・国立病院や保健所などで、食品衛生や環境衛生をチェックしたり、食中毒を起こした店舗の原因究明、その地域で営業している医薬品・化粧品販売店の監視、立ち入り・・思ったよりその業務内容は多岐に渡るようでした。

父親や叔父の言う通り、公務員薬剤師は安定した立場と最初は低くても上がっていく年収など、とても魅力的です。合格できるかどうかは分かりませんが、年齢制限にひっかかるまで挑戦してみよう!と決意しました。一般教養は他の行政職と同じ勉強法で5教科をまんべんなく復習しました。専門はあまり対策本などが出版されていないのでどう勉強して良いのやら最初は困りましたが、地方公務員の医療職系の試験はほぼ薬剤師国家試験と同等の内容が出るようです。

出題形式も国家試験と同じ選択方式らしいので、国家試験対策で使用したノートを久し振りに引っ張り出して現在猛勉強中です。 公務員ほどつまらない仕事はない、とも聞きますが、ここはとりあえず身近な人生の先輩の意見を取り入れ、勉強と仕事、二束のわらじをはく毎日です。


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