調剤薬局薬剤師のメリット・デメリット

調剤薬局薬剤師のメリット・デメリット

単調な調剤薬局の勤務内容に耐えられなくなり・・

薬学部を卒業後、地元の調剤薬局に勤務しました。こじんまりとした調剤薬局で、男性職員はいなくて私の他3名の先輩薬剤師さんはみんな女性でした。年代に偏りがないせいか変な軋轢もなくそこは良かったのですが、皆さん黙々と仕事をこなすタイプで、和気あいあいとした感じは一切なく、淡々仕事時間が過ぎていく感じでした。そこは、初めての職場だったため、こんなものかなあ・・と思っていました。

しかし、1年、2年経つうちに、仕事にも慣れ、少しずつ、でも確実に、あまりに単調な毎日にうんざりしてきたのです。うちの調剤薬局は、近所に整形外科と眼科と皮膚科があるのみで、あまり難しい調剤はありません。整形外科帰りで湿布だけ、という患者さんも多数います。2年も経つと、患者さんがお店に入って来ただけでパッと名前が浮かび、処方箋の内容まで見当がつくようになってきました。

薬に関する説明内容も毎日同じことの繰り返しです。仕事は仕事で割り切ってプライベートを充実させれば、などというアドバイスも目にしましたが、1日の大半を費やす仕事の時間がこうも色褪せているのは私には辛いことでした。

そんなある日、祖母の付添いで市立の大きな総合病院へ行き、帰りに目の前の調剤薬局に立ち寄ったのです。明るい店内に、男女8-9名のスタッフ、和気あいあいと楽しそうに働いていて、総合病院の門前薬局だけあって、処方される薬剤も私の薬局では滅多に出ないものばかり! 家に帰っても、あの薬局スタッフの輝くような笑顔が忘れられずにいました。ああいう薬局でなら、薬剤師としてのスキル・経験を豊富に積むことができ、日々張り合いを感じることができるような気がしたのです。

スキルアップのため総合病院前の調剤薬局へ転職

そこで、その薬局のホームページを見てみたのですが求人情報は見つからず・・。それでも諦めきれず、薬キャリなど複数の転職サイトに登録し、コンサルタントさんに自分の希望の転職先のイメージを伝えました。一応、私が行った総合病院前の調剤薬局も調べてくれたのですが、派遣やパートさんの募集のみで、正社員の募集は今の所ないと伝えられました。派遣やパートの形態でも憧れの職場に就職するかどうかで少し迷いましたが、やはり福利厚生のしっかりした正社員での就職を希望しました。

担当者さんは、大きな病院の前にあることで色々な処方箋を扱えて、スタッフの数も多くて風通しが良い、私の希望条件通りの調剤薬局を3つほどピックアップして下さいました。今、その中の1つの薬局で働いています!毎日変化のある刺激的な日々、少しだけ年収も上がり大満足です!

調剤薬局で働いていて私が感じたデメリットは、職場が狭いこと、近所の開業している病院によって扱う処方箋に大きな偏りが出るため、スキルが偏りがちになることです。(これはのんびりした性格の方にはメリットとも考えられると思いますが。)でも、これは選択する職場によっては解消可能!せっかく取得した薬剤師資格なのですから、自分にとって居心地の良い職場で使っていこうと思います。


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