福利厚生がしっかりしている公務員薬剤師になったものの…

親の勧めで公務員薬剤師に

私は薬学部を卒業後に公務員として働き始めました。進路について迷っていた所、親に強く公務員試験を受けてみるように勧められたのです。私の親世代には公務員＝クビにならない、安定している、福利厚生がしっかりしている・・など、とにかくイメージが良いようです。受かるとは思っていなかったのですが、就職活動の一環としてそれなりに対策をして地方公務員試験に臨みました。１次試験は、教養試験＆専門試験、２次試験では個人面接＆集団面接、論文試験がありました。

実は私は面接が得意なのですが、公務員試験では、特に面接を重要視されるようです。その理由として、地方行政で働いて行く上で地域住民とコミュニケーションを取る機会が多くなるためだと言われています。面接での対応が良かったのか、見事合格！私は民間企業でも公務員でもどちらでもこだわりがなかったのですが、親の口出しに根負けして地方公務員になることにしたのです（保健所に勤務することになりました）。しかし、最初の初任給の金額を他の職場で（調剤薬局やドラッグストア）で働いている友人達と打ち明け合ったところ、私が１番給与が低かったのです！これにはちょっとショックでした。

先輩に調剤薬局から転職してきたばかりの方がいたのですが「調剤薬局時代に比べると大幅ダウンして、嫁にブーブー言われている。」とおっしゃっていましたし、公務員の給料はやはり低いようです。さらに保健所での仕事は「書類とのにらめっこ」という感じで、分かってはいましたけれど、患者さんと接したり薬を調剤するようなことは一切ありません。私は衛生監視がメインの仕事内容ですので、美容院・プール・公衆浴場などの水質の監査をしています。

定時で帰れる日もありますが、残業もそれなりにあります。休日はカレンダー通りですが、土日しか監査に行けない場合は土日出勤だってあります。私は３０歳を目前にして、もっと薬剤師らしいお仕事がしたい！と、転職を考えるようになりました。様々な転職サイトを覗いてみたり、Yahoo知恵袋の質問や回答を読み漁ったり・・。