薬学部卒業から働き続けた残業・激務の門前薬局からの転職

薬学部卒業から働き続けた残業・激務の門前薬局からの転職

私は6年制の薬学部を卒業後、地元に戻り、薬局へ就職しました。その薬局は、地元では一番大きな病院の門前薬局で、地域の小さな薬局が組合を作って経営していました。求人情報はハローワークにありましたが、私は親の知りあいの紹介で入社したので見ていません。入社当時は薬剤師がちょうど良い人数で、給与は月給28万円と、新卒としては高かったです。なにより家から車で5分というのが魅力的でした。

しかし入社して半年後、少し年上の正社員の薬剤師が寿退社をしました。すると正社員は管理薬剤師と私だけになり、仕事量が倍になりました。いままで全くなかった残業が、1日30分から1時間ほどになりました。もともと管理薬剤師は感情の浮き沈みが激しいのですが、私にばかり当たり散らすようになりました。

また、門前の病院との近すぎる関係にも疑問を持つようになりました。病院の薬剤師は毎日のように薬局へ時間つぶしに来たり、疑義照会をしたことにして調剤するというのが当たり前となっていました。事務や調剤補助が調剤をし、薬剤師は調剤はせず監査と投薬のみだったのでミスもありました。そのとき位からここってもしかしてブラックかも?と考えてしまいました。働いていると以外と気付きませんが、自分の職場がブラックなんて事もありますからね。

その薬局の患者は、9割が70歳以上の高齢者で、いつも同じ処方を3ヶ月分、一包化という感じです。患者ひとりあたりの労力がとても大きいのです。それでも患者から感謝されるのが嬉しくてがんばっていました。

私はもともと、大学時代から結婚前提にお付き合いしている人がいましたが、彼は遠くに就職したため、地元で実家暮らしをしてお金を貯めて、結婚するときに彼のところへ行って転職するつもりでした。今我慢してお金を貯めれば、将来彼と結婚できると思い、仕事を続けていました。

ある日、転職サイトをのぞいてみたところ、思っていた以上に求人の数が多くて驚きました。彼のいる地方は薬剤師が飽和していると聞いていましたが、求人は非常にたくさん出ていました。そこですぐに転職サイトに登録しました。そしてすぐにいくつかの薬局が提示され、見学や面接を行い、わずか数ヶ月で転職が決まりました。

転職するということを薬局で伝えたときは、結婚するからという理由にしたため、みんなが仕方ないねと言ってくれました。転職後、まだ結婚はしていません。現在の薬局は面分業で受け付けているので、様々な処方を見ることができて勉強になっています。毎日の仕事量を多すぎずちょうどよいので残業も少ししかありません。給与は月2万ほど減りましたが、住宅手当や通勤手当があるので金銭面でも問題ありません。転職をサポートしてくれたマイナビ薬剤師は、対応が親切かつスピーディで、求人数も多いのでとても満足です。


【薬剤師の求人】要注意!薬剤師求人サイトの非公開求人とこだわり条件
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複数の転職エージェントのサポートのもと、薬剤師からCRAへのキャリアチェンジ
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