薬局の人間関係に疲れ、化粧品メーカー勤務薬剤師になりました

薬局の人間関係に疲れ、化粧品メーカー勤務薬剤師になりました

職場環境が劣悪だった調剤薬局を退職

私は薬学部を卒業後、ある調剤薬局に就職しました。大きな総合病院の前にいくつかある門前薬局の1つでした。薬剤師は、薬局長の男性、お局薬剤師さん(女性36歳)、私と同期(女性)の4人、正社員の事務員さんが1人、パートの事務員さんが1人というメンバーでした。しかし、入ってすぐにパートの薬剤師さんが辞職、私の同期の女性も仲良くなる間もなくストレスからアレルギー反応が過剰に出て、アナフィラキシー症状に似たショック症状に陥り退職してしまいました。全ての原因はお局薬剤師さんでした。

とにかく誰かをターゲットにしていじめていなければ落ち着かない、といった感じで、どうも医者になれなかったコンプレックスの裏返しらしい‘私は薬剤師なんだから!’という強烈なプライドで、他のほとんどの人はいじめの対象でした。同僚の薬剤師はおろか、事務員さんなど奴隷のように思っている節がありヒドい扱いです。薬局長も調剤スキルは高いものの、経営スキルは低いらしく、このお局さんに振り回されっぱなしで全く事態が収まりません。次々と新しい薬剤師さん、事務員さんが入っていっては辞め、入って来てはうつ病になりの繰り返し。

私が唯一ターゲットにならなかった理由は、私の首から肩、右足全体にアザがあるためでした。いじめの対象ではなく、あわれみの対象になったようで、いじめられこそしませんでしたが、何かにつけてアザのことを話題にするお局さんと働くのは苦痛でした。今の主人と結婚が決まった時も、余計な波紋を避けるため、寿退社ではなく両親の介護を理由に(両親はピンピンしてますが)退職しました。もはや私はその時点で薬剤師として働くことはないような気がしていました。こんな職場ばかりではないと思いつつ、調剤も薬局も薬も何もかもに対して嫌悪感でいっぱいだったのです。

調剤業務がイヤになり化粧品メーカーに転職

結婚してしばらくはのんびり過ごしていましたが、また働きたくなり転職活動を始めました。求人サイトに登録して、コンサルタントさんに、前職場の体験から、薬剤師の免許はあるものの薬剤師としては働きたくないという多少無茶なことを伝えたところ、断られる、とか、薬剤師なのに免許を生かさないんですか?などと質問されることもなく、とある少し規模の小さい化粧品メーカーの品質管理の派遣の仕事を紹介されました。薬学の知識も生かせるし、調剤はしなくて良い、とのことでした。

学部生の頃の就職活動でも全く視野に入れていなかった企業での仕事に興味が湧き、その化粧品メーカーで勤務することに。首に目立つアザがあるため、昔から化粧には気を遣ってきたので、化粧品が好きだった、というのも選択した理由の1つです。

企業に勤務する品質管理の仕事は専門職で、未経験で知識もなかった私は当初、非常に苦労しましたが、人間関係も良く、楽しく働くことができています。ただ、同じく化粧品メーカーでも大手化粧品メーカーでの研究開発職!ともなると、なかなか狭き門のようです。藤原ナオヤさんの薬剤師のための転職支援サイトにある旧友「Bさん」へのインタビューがとても参考になりました。実は少し憧れていた時期もありましたが、諦めることにしました。頭は悪くないつもりですがそれほど誇れる学歴でもなく、ものすごい美貌の持ち主でもないので・・。もし興味がある方は、薬剤師専門の転職支援会社などを利用すると良いかもしれません。


調剤薬局 (29歳女性)のレビュー

調剤薬局 (29歳女性)

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