公務員薬剤師は福利厚生がしっかりとした安定した生活が約束されています

公務員薬剤師は福利厚生がしっかりとした安定した生活が約束されています

調剤薬局勤務から公務員試験を受けて病院薬剤師へ

私は薬学部を卒業後、地元の調剤薬局に就職しました。しかし、採用されたばかりだと言うのにその調剤薬局が経営不振で閉鎖するかもしれない、という不穏な噂を聞いたのです。結局今すぐどうこうという話ではなく、閉鎖されるようなことはなかったのですが、ただの噂に過ぎないと笑い飛ばすこともできないレベルでうちの調剤薬局はそこまで経営が良くない、というのが内情のようでした。

せっかく6年間コツコツと勉強を続け、就職が決まったばかりだと言うのに、このまま安定した生活が送れる訳ではない、未来は暗いことが分かったのです。ハッキリとは口に出して言わないものの、みんなこっそりと転職活動を進めているようです。薬剤師=安定なイメージを持っていたので、私にはかなりの打撃でした。

何となく私も転職サイトや薬剤師求人サイトを覗いていたある日、公務員薬剤師の募集が目に留まりました。もちろん公務員薬剤師という仕事の存在は知っていましたが、薬剤師6年生の時は、薬剤師の国家試験と公務員試験の勉強の両立させる自信がなかったので選択肢には入っていませんでした。(因に公務員扱いになる薬剤師の職種は、医療刑務所で勤務する国家公務員薬剤師、国立病院や研究所などで働く地方公務員薬剤師、そして、麻薬取締官などが大体です。)

「公務員試験に合格したけど国家試験に落ちた」ではシャレにならないと思ったのです。ですが、今はそれほど忙しくない調剤薬局に勤め、さらに実家から通っていたので家事などは母任せでしたので、勉強時間は捻出できます! なにより、公務員=安定、が、今の足元の基盤がグラついている私には何より魅力的で、思い切って挑戦してみることにしたのです!

さっそく募集要項を取り寄せた所、一般教養試験の他論文試験もありました。あまり時間がなかったので、得意な(薬学部時代に使っていた知識だったため、それほど記憶が古くない)生物や化学などを中心に勉強し、苦手な国語や社会は捨てました。論文は参考書を読み込んで書き方を頭の隅に置きつつ、とにかく書くのに慣れようと実際に1週間に1-2本ほど書いてみました。せっかく就職が決まって遊び倒そうと思っていたのにまた勉強の日々・・ですが、安定した生活のために頑張りました!そして、無事に合格したのです!

公務員薬剤師として安定&充実した日々

翌年4月から地元の県立病院に勤務し始めました!公務員としての立場が保障されているとはいえ、仕事内容は普通の薬剤師さんとあまり変わりません。処方箋を見て薬を調剤し・・、ただ色々な診療科が集まっているので、元々いた調剤薬局よりもかなり広い経験を積むことができています。仕事量が増えて今はそれに慣れるのに必死ですが、充実した日々です。

実は公務員になると給料が低くなるんじゃないのかな?と、少し心配していました。確かに元の調剤薬局と比較すると若干減ったのですが、それでも公務員なので毎年少しづつ上がっていき、数年後には元通りになるはずです。何より公務員薬剤師は福利厚生がしっかりとした安定した生活が約束されています!特に女性には、結婚して出産しても育休制度も整っていますし本当にオススメです!転職して本当に良かったです!


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