派遣薬剤師なら、福利厚生&収入が正社員薬剤師よりも充実!!

派遣薬剤師なら、福利厚生&収入が正社員薬剤師よりも充実!!

薬剤師で求人情報を見られる方で、「各種保険完備」と書かれている会社を見かける方がいると思います。福利厚生は会社によって様々ではありますが、種類が2つあり法的に義務付けられている「法定福利厚生」とそうではない「法定外福利厚生」があります。

薬剤師の派遣社員は、短くて1ヶ月、長くて半年〜1年の契約期間が基本的に定められています。紹介派遣先には調剤薬局やドラッグストア、企業などの職場があるので、多種多様な仕事に関わる事ができます。時給は2,500円〜3,000円と相場も高く、正社員として働くよりも自由に時間が使えるので、プライベートと仕事を両方とも充実させたい方におすすめの勤務形態です。

法定外福利厚生ってなんだろう?

法定外福利厚生とは、法的福利以外に企業が任意で実施するもの交通費・住宅手当の支給、社宅の提供、法定健康診断以外の健診、育児支援、医療施設・社員食堂などの設置、企業によって様々な施策を行うものです。
これは今回はそこまで重要ではないのでこれくらいの簡単な説明で終わらせます。

法定福利厚生に含まれる各種保険制度

次に、法定福利厚生に含まれる各種保険制度について説明をしたいと思います。各種保険とは「雇用保険」「労災保険」「健康保険」「厚生年金保険」の事で1と2をまとめて「労働保険」3と4をまとめて「社会保険」と呼びます。それでは次に各保険がどのような役割があり保険料の負担は誰が行うのか、またどの様な加入条件があるのかを説明したいと思います。

雇用保険の役割・加入条件

派遣薬剤師 保険加入

雇用保険の役割は、”労働者の生活及び雇用の安定と就職促進のために、失業された方や教育訓練を受けられる方に対して、失業等給付を支給する”事です。

加入条件は、”1週間に20時間以上働き、さらに31日以上働き続ける予定がある”方が雇用保険の加入条件満たす事になります。またこれらの保険料は全額事業主が負担してくれます。
次は労災保険です。

労災保険の役割・加入条件

労災保険の役割は、”業務上事由又は通勤による労働者の負傷、疾病、障害、死亡等に対して、公正な保護を行うため、必要な保健給付をする”制度を指します。

加入の条件は”勤務時間や勤務形態に関わらず、事業所に勤める労働者”は加入することができるのでちゃんとした会社なら誰でも入ることができます。また、これらの保険料も事業主が負担してくれます。

健康保険・厚生年金保険の役割・加入

この2つに関しては加入条件・対象者・保険料の負担が同じなので同じ項目で説明します。

まずは、健康保険です、健康保険の役割としては、”労働者やその家族が業務外のケガや病気・出産等をした場合必要な医療給付や手当金の支給をしその労働者、家族の生活安定させる”といった制度です。

厚生年金保険は、”労働者が高齢となったり、何らかのケガや病気により身体に障害が残ってしまった場合や、大黒柱をなくし遺族の生活が困窮してしまう際に、給付を行い生活の安定と向上させる”制度の事を言います。

加入条件はお互い、原則2ヶ月を超える雇用形態であること・1日又は1週間の労働時間が通常の労働者の3/4以上で、1ヶ月の所定労働日数が通常の3/4以上である”というものです。

保険料の負担は、労働者と事業主で折半、という事になっています。

薬剤師の派遣は社会保険・有給休暇・健康診断等、福利厚生が充実している職場が多数

派遣薬剤師 社会保険

派遣社員に適用される福利厚生は、派遣会社が定めたものになります。そのため、個人経営の薬局で働いている正社員の薬剤師よりも福利厚生が充実している場合もあります。

クラシスやファーマリンク等の有名な派遣会社の福利厚生は、各種社会保険(健康保険・構成年金・雇用保険・労災保険など)や薬剤師賠償責任保険、産前産後休暇・育児休暇など派遣の待遇はとても手厚いです。

その中でも、先程記述した薬剤師賠償責任保険は、調剤ミスや服薬指導ミス、薬品管理ミスなどにより患者様に健康被害をもたらしてしまった場合に適用される損害賠償責任を担保する保険です。

派遣社員として調剤業務を行う方には必須の保険と言えるでしょう。こちらの保険は薬剤師専門の派遣会社であれば、手続きの代行や費用の負担を行ってくれる会社もございます。

派遣社員が福利厚生を受けるために

派遣社員が福利厚生を受ける際には、事業主がどの様な形態で制度を取り入れているか、また自分がどのようにして働きたいかかがポイントになってきます。

だけど意外と、会社がどの様に制度を取り入れているか・自分の希望の条件で福利厚生を受けることができるのか、そこがなかなか1人で考えると難しい所です。なのでそんな時はマイナビ薬剤師を利用するといいかもしれません。

自分がわからない事や希望の条件など全国で何でも相談にのってくれますし、求人件数も13万件を超えているのであなたにあった求人をきっと探しだしてくれますよ。

登録も約2分と手間なくできてしまうので福利厚生に加入できる求人を見つけてください。

派遣社員の方が正社員よりも収入が多い!?

派遣社員よりも正社員の方が収入が多いと思っている方も多いと思いますが、必ずしもそうとは限りません

勤務形態 時給 月収 年収
パート 2500円 40万円 480万円
正社員 × 46万円 550万円
派遣社員 3500円 56万円 672万円

例えば上記の事例のように、更新つきの有期契約ではございますが、時給・月給ベースともに派遣勤務の方が、給与待遇が良いケースは多くございます。さらに大手の派遣会社にもなると、パートや正社員として働くよりも「土日休み」や「時短勤務」「有給休暇あり」など福利厚生が充実しているケースが多いです。

派遣薬剤師になるメリット・デメリット

派遣薬剤師 メリット

派遣薬剤師になるメリットは、経験やキャリアに応じてかなり高い時給で働ける事があるという点、そして趣味や家族の時間等を確保しプライベートを充実させることができる点です。

派遣を依頼する企業としても、人材管理や保険手続き等、面倒な事を派遣会社が全て行ってくれるので、高い給与を支払う事ができますし、他にも、派遣会社が在籍している派遣薬剤師さんの希望条件に合った派遣先を紹介してくれるのがメリットと言えます。

派遣登録しないで転職先を見つけるには、大抵の場合、転職サイトなどに「調剤薬局に転職したい」「企業内診療所で安定した収入が欲しい」などと条件を登録して転職活動をします。

人材紹介会社に在籍しているエージェントやキャリアカウンセラーと呼ばれる転職のプロがついて、面接の方法や履歴書の書き方等の転職ノウハウを教えてくれたり、希望の条件に合う様に条件交渉を代行してくれたりと、様々な転職サービスを受けることができますが、一度転職先を決めてしまうとそれで終わりです。

しかし、派遣会社なら派遣社員として登録している限り、ある程度のバックアップを受けることができます。契約期間が過ぎたら次の派遣先を探しますが、前回の担当者がまた担当してくれたり、前回の情報が残っていたりするので安心して次の派遣先を探せます。また、時には担当者が仕事内容などについて、カウンセリングをしてくれることもあるでしょう。

派遣のデメリットとしては、交通費が支給されなかったり、固定給ではないので安定という面では正社員よりは劣ってしまう事です。また、派遣先企業の一存で契約期間が切られる場合もありますし、病気や事故で働けなくなると休職はできず、契約終了です。

派遣薬剤師について色々見てきましたが、その中でも大事なのは、色々な条件をしっかり確認して自分に合った働き方を見つける事です。しっかりと派遣会社の福利厚生制度を確認してくださいね。


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