漢方に関する資格を独学で取得中

漢方に関する資格を独学で取得中

私は薬学部を卒業後に調剤薬局併設のドラッグストアで働き始めました。調剤の機会こそ少ないものの、給料が高いのが何より魅力的でしたし、人と話したり接客するのも得意で、お客さんにOTC医薬品のことを相談されて商品をセレクトするのもやりがいを感じます。仕事をこなしていくうちに、個人的に漢方に興味が出てきました。日本に漢方が根付いたのは、西洋医学の薬剤よりずっと前からにも関わらず保険収載されたのはずっと後、エビデンスが少ないせいか西洋医学よりマイナーな地位に甘んじている印象です。

薬剤師でも登録販売者でも知識が曖昧な方が多い漢方という分野をしっかり学びたい!

が、(あまり知られていないものの)女性が買い求める婦人科系のOTC医薬品と言えばほとんど漢方薬、冬になれば葛根湯の売り上げは増大!でも、やっぱり薬剤師でもドラッグストアの登録販売者でも漢方に詳しい人は非常に少ないのが現状です。本当に奥深いので、足を踏み込むのを躊躇している人も多いであろう漢方という分野をちゃんと勉強したい、そしてできればちゃんとした形として残したい(資格を取得したい)と思うようになりました。

様々ある漢方の資格

最初は独学で勉強して検定試験に挑みたいと思っていました。薬剤師で漢方の資格と言えば「漢方薬・生薬認定薬剤師」ですが、10回の受講費用は5-6万円かかりますし、認定証は2万円必要です。3年ごとの更新でも試験が行われ、常に勉強し、知識を身に付けていかなくてはなりません。漢方初心者の私には少しハードルが高い&金額が高いように感じました。(しかし、ほとんどの漢方に関する資格は民間資格に近く、公的なものはこの「漢方・生薬認定薬剤師」しかありません。)

他に漢方の知識を身に付けるための資格は、「薬膳コーディネーター」(ユーキャンの通信講座で44.000円で資格取得)、「国際薬膳食育師」(がくぶんの34.000円の薬膳マイスター養成講座を修了すれば資格認定) 、「薬膳漢方マイスター」(講座受講費用&検定費用&認定証で36.000円)、「漢方養生指導士」(初級で49.000円)、「漢方臨床指導士」(東日本堂漢方スクールに通学してセミナーを受ける。受講費用は617.000円!)などがありました。

もちろん、患者さんやお客さんの健康や命にも関わる分野なので、しっかりとした講座を選ぶことが大切ですが、ドラッグストアに訪れて医薬品を購入しようとしている顧客に生薬の細かい説明や、顧客の詳しい証(患者さん1人1人の心と身体の状態)などが求められているとは思えません。ただでさえ新商品が多いOTC医薬品について覚えることがたっぷりあって時間がない中で、高額のお金を投資しても無駄になりかねません。もう少し空いた時間でできる勉強法&資格は・・と色々探してみました。

その時、「薬膳漢方検定」という資格を見つけたのです。一般社団法人である日本漢方養生学協会が認定している資格で、しっかりと生活に根付いた薬膳ベースの漢方についての知識を身に付けることができるため、さらにステップアップしたい方の第一歩にも、食育に興味のある一般的な主婦にも向いています。難易度はそれほど高くなく、合格率は90%を超えます。

テキストは薬膳漢方検定公式テキストが(1.620円で販売されています)あり、試験はテキスト内から出題されます。150P近くあり、それなりの勉強は必要ですが、独学でも十分に合格を狙えるとのことで、現在勉強中です。学べば学ぶほど興味が湧くので、いずれ時間が出来れば「漢方薬・生薬認定薬剤師」も目指すつもりです!


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