こないだまで薬局薬剤師でしたが、辞めたい気持ちが爆発して退職

こないだまで薬局薬剤師でしたが、辞めたい気持ちが爆発して退職

私は、薬学部を卒業後は大学病院で働き始めました。「薬剤師情報サイト」の記事に、大学病院を辞める薬剤師の理由として挙げられる理由が「薄給&激務」とありましたが、まさにその通り!だと感じました。

人間関係が淡泊だった大学病院時代

月収や年収(ひいてはボーナスも)はドラッグストアや調剤薬局と比較してもかなり低い割に、ものすごい仕事量!それに加えて、私個人の感じ方ですが、何というか職場内の人間関係の薄さが妙に居心地が悪く感じました。あっさり、さっぱり、淡泊・・会話は挨拶のみで無駄話は一切無い、質問をしても回答のみ、ミスをしても大袈裟に咎められることはないものの、褒められることもあまりありません。

もちろん、ある一定以上の距離感は必要だと思いますし、働き始めてすぐに濃厚な人間関係が生まれることはありませんが、ここはあまりにも薄過ぎるような、非人間的な、機械的な感じがとても気持ち悪かったのです。求人サイトに登録して転職しようかな、とまで考えていましたが、ある時ふと、2つ年上の女性の先輩薬剤師が私も大好きな小説のキャラクターのマスコットをカバンに付けているのを見て、話しかけてみたのをきっかけにとても仲良くなれたのです。その先輩を中心に本当に少しづつ周囲の人との関係も深まったのもあり、この職場の淡泊さが気にならなくなりました。

むしろ必要以上に干渉し合わない関係性が心地よく感じられるようになったのです。そんな中、学生時代から付き合っていた彼の地方への転勤をきっかけに彼と結婚をすることになり、本当に残念でしたが寿退職することになりました。そして、結婚後すぐに娘が生まれ、しばらくは育児に専念していました。

人間関係が濃密過ぎた調剤薬局

そして娘が1歳になった時、保育園に預けて、自宅から通いやすい位置にある調剤薬局で働き始めることにしたのですが、その職場の濃さについていけませんでした。土日は休みなのですが、医療系のセミナーに行きましょう、だの、芸能人のブログにアップされてたスイーツ食べに行きましょう、だの、お局さんである薬局長が最近興味を持ち始めた絵画の展覧会に一緒に行きましょう・・etc 

飲み会や、お花見・忘年会・新年会などの行事も多く、何故休日を潰してわざわざ職場の同僚と一緒に過ごさなくてはならないの?私は娘と夫と過ごしたいのに!という不満でいっぱいでした。職場にまだ独身の女性が多かったのもあり、休日もみんなで集まっているようです。私社員同士のコミュニケーションが最低限だった前職場に慣れてしまっていたので、一体感を強制されたり、プライベートが削られるのが非常に疲れる&断ったりすれば白けた雰囲気になってしまい、それも面倒で・・。

最初は無理して参加していましたが、唐突に辞めたい気持ちが爆発して2カ月足らずで退職してしまいました。ボーナス前&退職金も出ませんでしたが構いません。次は自分で付近の薬局をいくつか回ってみたり、転職アドバイザーさんの話を聞いてみたりして、職場の‘人間関係の濃密さ’が私に合うところへ転職しようと思っています。人間関係って本当に大切だと思います。


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