調剤薬局薬剤師から化粧品メーカーへの転職

調剤薬局薬剤師から化粧品メーカーへの転職

化粧品研究者に憧れつつも調剤薬局へ

私は3年前に薬学部を卒業して、調剤薬局へ就職しました。薬学部に入学したのは、最初に憧れたお仕事だったからで、薬局で白衣を着てテキパキ働く姿がステキだと思ったからです。

ただ、大学に入り、友達の影響で始めた化粧品にも興味が出てきました。調べてみると薬学部出身者でも、化粧品メーカーに就職を決め、薬学の知識を生かして化粧品の成分を研究・開発したりして活躍している方も多いようです。製薬企業に勤務する場合、薬局より年収が高いのも魅力的です。 (他にも、医薬品はもちろんのこと食品業界でも就職先が広がっており、薬学部=絶対に薬剤師という訳ではない、ということが、学生当時の私にはちょっと驚きでした。)

もし、化粧品業界に就職するのであれば、その時愛用していた化粧品のメーカーである資生堂や専科などに入社して仕事をしてみたい!と思っていました。ただ同じ企業に就職するのでも、「薬剤師」という資格は医療系の企業ほど化粧品業界の企業には響かないようですし、薬学部で様々な薬剤について学び、調剤をこなしていくうち、調剤業務がとても好きになり(特に水薬を作るのが得意です!

必要な量の水剤を、メートルグラスの目盛り通りにピタリと入れることができた時の爽快感はたまりません!他にも、なるべく汚さないでキレイに投薬瓶に薬を入れられるかも密かに挑戦するのを楽しんでいます!)、やはり薬剤師として社会に出たい、という気持ちが強くなってきたのです。

そして、卒業後はある調剤薬局に入職しました。仕事は楽しく、同僚との仲も良好でやりがいのある日々でしたが、この冬、晴天が続いて乾燥したせいか突然肌が荒れ始めたのです!今まで使っていた化粧品がピリピリと染みるようになり困っていた所、同僚にある化粧品メーカーのオーガニック基礎化粧品を勧められ、使用してみた所スッと肌の調子が落ち着いたのです!その一件で、私の中でまた化粧品会社への憧れが強くなり、転職を考えるようになりました。

夢を捨てきれず化粧品メーカーに転職

化粧品分野で重要な化粧品成分の開発!高い美容効果をもつ成分を開発するためには、薬事法を熟知した薬剤師は重要な役割を担っています。他にも工学(使用する粒子を細かくするなどの知識etc)や農学(オーガニック成分についての知識etc)分野の専門家と研究・開発を行ってみたい! 自分の作った化粧品で誰かの肌の悩みを解消できたら、こんなに嬉しいことはありません!

そう考えたものの、化粧品の研究職のお仕事は、一般的な転職サイトには求人募集情報があまり掲載されないと聞いたので、求人サイトに登録、転職コーディネーターさんに相談して、希望の求人情報が出たらすぐに連絡してもらえるようにお願いしておきました。そしてチャンスを掴み、無事に就職!

薬剤師の資格はそれほど化粧品業界では有利に響かないと聞いていたので、どれだけそのメーカーの化粧品が好きか、使ってみて救われたか、という話をアピールして内定をもぎとりました! 調剤業務ができなくなるのは少し寂しいですが、化粧品開発は女性として本当にやりがいのあるお仕事です。憧れの仕事に従事できて本当に嬉しいです☆


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調剤薬局勤務 (27歳女性)

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