薬剤師の勉強法&オススメ本

薬剤師の勉強法&オススメ本

服薬指導の際の患者さんの質問に答えられずに悩む日々

現在、薬剤師として調剤薬局に勤務し始めて 4年目となりました。職場の仕事のペースには大分慣れて、仕事は一通り出来るようになりましたが、服薬指導の際に今でも患者さんの質問に答えられないことがよくあります。大学病院の門前薬局なので、内科・外科・耳鼻咽喉・小児科・・・様々な科の患者さんが来るため、質問内容も様々!「この薬にこの副作用はありますか?」「以前に処方されていた薬とどっちが強いんですか?」「どう違うんですか?」など、とっさに答えは出てこないことがほとんどです。

知識不足で答えに詰まってしまって「詳しく調べますか?」と聞くと、患者「あ、それなら良いです。」と言われてしまい結局そのままです・・。勉強会や研修会などにも出席するのですが、その内容を質問されることもあまりなく、現場で生かせたことがありません。自分が患者さんの不安を解消してあげられないダメ薬剤師のような気がして、何とかしたいけど何をすれば分からない状態がしばらく続きました。

薬局の先輩に聞いた勉強法

そんな時に、その調剤薬局に20年務めている薬剤師さんにその話を打ち明ける機会があり、先輩はどうですか?と質問した所、彼も新人の頃に全く同じことを悩んでいたそうです。ただ「調べましょうか?」とこちらから聞くと、患者さんは確実に遠慮してしまうので、「勉強不足で申し訳ありません。すぐにお調べいたします。」と、すぐにその場で調べ患者さんに伝え、さらに自分なりにそれをノートにまとめておきます。ただそれだけ、その積み重ねで、答えられない質問は減ってきたのだそうです。うちの薬局は色んな診療科の患者さんが来るので、診療科別に質問傾向をまとめてノートを作ったそうです。

そして忘れたら、それを何度でも見直し、足りないものは書き足していきます。先輩のノートを見せてもらいましたが、素晴らしい資料でした!勉強会などにも可能な限り参加して、それはまた別のノートにまとめているそうです。また、オススメの勉強するための本もおしえてもらいました。1つめは「今日の治療薬 解説と便覧」薬剤師業界のベストセラーです!併用禁忌薬、薬剤分類、後発品と先発品の関連などが分かりやすく記載されていて、薬剤師なら必ず持っておくべきだと言われました。

2つめが「薬歴スキルアップ 虎の巻」薬歴管理に関する知識が豊富に掲載されています。患者さんに対してチェックしておくべき事項や、患者から知りえた情報を元にどのようなことが導き出されるかを具体的に記載されています。私が苦手だったPOSのことも詳しく書いてありました。

先輩が言うには、薬剤師は1年目から2年目に職場で必要なことの80~90%を覚えなければなりません。その後は患者さんのどんな質問にも答えられるようになる薬剤師さんを目指して日々勉強、定年まで働いても100%達成できないかもしれないそうです。就職はゴールではなく、その後もどんどん変わっていく医薬品や制度を患者さんに的確に伝えられる薬剤師になるためのスタートでした。私も頼りがいのある薬剤師を目指して頑張って行こうと思います。


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