調剤薬局、ドラッグストアに勤務してわかった薬剤師の魅力!

調剤薬局、ドラッグストアに勤務してわかった薬剤師の魅力!

私は大学を卒業後に調剤薬局に勤務しました。チーム医療や治験業務や臨床試験に携われる可能性がある大学付属の病院に就職しようかとも憧れたのですが、もの凄い激務であることや、給料が安いことや医師や看護師などの医療スタッフとの軋轢に悩むことがあると聞いて、のんびり屋の自分には務まらないだろうと断念しました。

調剤薬局に勤務する薬剤師の魅力

調剤薬局の魅力は、何と言っても患者さんとじっくりと向き合えること!服薬指導の際に1人1人の話を聞き、不安を解消してあげることができた時にとてもやりがいを感じます!

忙しそうな医師に処方された薬について細かく聞くことはなかなかできない患者さんが多いようですね。そして、店舗にもよるのだと思いますが、残業時間が少ないのもプライベートを充実させたい私には嬉しいポイントです。正直薬剤師の仕事は単調!診療科も処方も大体理解してしまえばいつかは飽きがきてしまうので、毎日がマンネリ化しないよう、仕事が終わったら彼氏と会ったり、友達と飲みに行ったり、新作の映画を見に行ったり、習い事にチャレンジしたりしています。

ただ、調剤薬局に勤務していて感じるデメリットとしては、とにかく狭い職場なので、人間関係が上手くいかないと辛いかもしれません。顔を合せない訳にはいかない距離でお互いが働いていますので、人間関係はかなり響きます。もしどうしても無理なら転職をしないと心身の調子を崩すぐらいに、調剤薬局は人間関係が物理的にも心理的にも密な距離だと感じます。

ドラッグストアに勤務する薬剤師の魅力

社会人5年目で結婚した私は、主人の両親と同居することになり引っ越し、通勤しにくくなってしまったために調剤薬局を退職しました。すぐに引っ越し先周辺の調剤薬局に転職するつもりだったのですが、引っ越してすぐに猛烈な吐き気に襲われて吐いてしまい・・妊娠していたのです!その後、何とか無事に出産し、お義母さんの手助けもあり子育てに奮闘しました。娘が3歳になり幼稚園に入ったのを機に、月謝を稼ぐために求人があった近所のドラッグストアで薬剤師として働くことになったのです。

ドラッグストアでの仕事内容は調剤薬局とは全く違い、調剤業務はほとんどなく普通の店員さんに混じって品出しもレジ打ちもこなさなくてはならず、薬剤師としての存在意義が分からなくなることも・・。ですが、今まで身に付ける機会のなかったOTC医薬品の知識を身に付けることができますし、「こんな症状なんだけどどんな薬が良いかしら?」と、お客さんに頼りにされる感じも嬉しいものです!そして、時給が高いのも嬉しいですね。

薬剤師には様々な職場があって、その職場ごとに色んな魅力があり、またデメリットもあるのですが、結局、薬剤師の魅力というのは、病気で苦しんでいる患者さんの苦しみを和らげる手助けができることだと思います。自分が調剤する一包一包の薬、自分がお勧めした医薬品、自分が臨床実験を重ねた薬・・そんな薬1つ1つが誰かの病気を治す手助けをしている・・これに尽きると思います!


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