ブラック薬局では、過度な労働や医薬品の無許可販売など、労働基準法・薬事法の違反が多発している

ブラック薬局では、過度な労働や医薬品の無許可販売など、労働基準法・薬事法の違反が多発している

近年、ブラック企業という言葉がメディアでも多く取り上げられ、労働者の地位向上を歌っていますが、薬局の中にもブラック薬局なるものがあるのをご存知でしょうか?今回はそのようなブラック薬局の実例をまとめました。もしも身に覚えがありましたら、転職を検討してみてはいかがでしょうか?

ブラック企業が経営する調剤薬局や大手ドラッグストアチェーンの事例として、薬剤師不足で起きてしまう1人で1日40枚以上の処方箋の処理や労働基準法を無視した月100時間以上の残業、薬事法違反行為となる医薬品の無許可販売等が多く挙げられます。

今回は、最近よく耳にするブラックな職場について教えて頂きたいと思います。宜しくお願い致します。

宜しくお願いします。調剤薬局やドラッグストアの様な職場は、「ブラック」と呼ばれる店舗が多く、これは病院と比べると非常に顕著です。

一般的に、病院の保険点数の付け方については、厚生局の指示通りに行っております。

病院単体では行わないんですね。

労働環境や福利厚生は法定通りに整備されており、手厚い待遇が特徴になっています。

しかし、比較的小規模な企業が運営する調剤薬局やドラッグストアでは

労働環境に不満が生まれてしまったり、厚生局の指示から多少、違反した形で収益を追求した運営体制になっていることが少なくありません。

よく聞く過重労働ですね。

実際、どのようなケースがあるんでしょうか?

よく耳にするケースとしては、まず人間関係です。昨今、薬剤師業界に限らず退職理由として多く挙げられるのが人間関係が原因の問題です。

人間関係ですか。

辛い職場環境であっても、その分人間関係が良ければ乗り越えていけるものですが、女性が多く関係がこじれやすい現場においては、人間関係が理由で退職される方は少なくありません。

薬局の店長であったり、エリア責任者がそういった人間関係のトラブルを放置してしまうことが多々あります。

そのような結果、問題を放置し離職率が下がらないまま、薬剤師にしわ寄せが入ってしまうということが起こっているのです。

女性が多い薬剤師業界のトラブルは、「入らない」というよりも「入れない」のかもしれませんね…

経営者の目線で考えると、薬剤師1人にかかる給与額というのはかなり高額です。

薬剤師の数を増やさず、人件費を抑えながら1人の稼働率を高め、過酷な労働環境を作る、結果それが離職率を上げてしまうのです。

薬剤師1人で処方箋80枚を取り扱うなんて事も聞いた事があります。これは過酷ですよね。

他にも、休日出勤をしないと仕事を終えられないような状況だったり、特に監査があるような場合に多いのですが

勤務時間が異常に長く、その上タイムカードを定時で切らせ、残業代を支払わない職場まであります。

定時で切らせて、残業代も支払わないなんて酷い!

その他にも、調剤薬局において薬剤師がフラストレーション溜まってしまうような例として、事務員の出来の悪さが挙げられます。

例えば、点数計算にあまりにも時間がかかってしまうため患者を待たせてしまう。

厚いメイクや派手な付け爪、明るすぎる髪色など、適切ではない装いをしているケースもあります。

点数計算に時間がかかってしまうのは、人によって事情があると思いますけど、容姿に関してはお店全体に悪影響が出そうですね。

通常は規則やマニュアルがあり、この様な事は起こらないのですが、しっかりとしたマネジメントをしていないチェーン店や小規模な薬局では多く見受けられます。

そのような方がいると、清潔感もかけますしあまり望ましいものではありませんね。

また、小規模な事業所では就労規則が提示されないことも少なくありません。

法律では、労働者を雇い入れる際、労働条件を明示しなければならないのですが、これを怠ってしまう薬局も多く存在します。これでは労働環境を把握できません。

ドラッグストアにも当てはまる実例として、店の雰囲気が暗く感じられたり、棚の商品に埃がたまっている

バックヤードの整理整頓が著しくできていない調剤薬局やドラッグストアは、やはり経営がうまくいっていないことが多いです。

バックヤードが散らかってるって…そんな職場環境では、効率の良い仕事は出来ませんね。

さて、ブラック薬局といえど転職するというのは、中々気が引けてしまいますが

自分の人生の貴重な時間をかけて働いている以上、転職という選択を取るのは決して悪いことではありません。

最低3年は同じ職場で働かなければならない、目の前の問題から逃げるのか、こんなに早く転職していたら、また君は転職を繰り返すことになるぞ、など

なんかよく聞きますねそういうの。なんでそんな事言われないといけないのって思います!

このように経営側が引き止めてくるようなことも多々ありますが、あなたではなく従業員を引き止めるための常套句のようなものなのです。

なるほど。

転職活動において、まず内定先を確保することが重要です。

ですから先に求人情報の収集から手をつけるといいでしょう。転職先が決まってから今の職場に対して転職の旨を伝えるのも決して悪いことではありません。

でも、転職ってどのように行えばいいのでしょうか?

転職活動を行うなら、医療転職スクエアはエムスリーキャリアとリクナビ薬剤師、ファルマスタッフの同時利用をお勧めしています。

転職サイト会社によって各々、違いはあるんでしょうか?

そうですね、会社によって違いは確かにありますので、どのような強みがあるのかご紹介していきましょう。

まず、エムスリーキャリアです。病院や、病院の門前薬局に対する紹介に強い実績があります。

産休育休の取得、有給消化の実績がある職場の紹介に長けていると言えます。なので生活時間の早いママさん薬剤師に対してオススメの転職サイトであると言えます。

産休育休の取得が出来るなら、これから、ご結婚を考えている方にもオススメですね!

次にリクナビ薬剤師です。こちらはチェーン展開されている、ドラッグストア、調剤薬局の求人をお問い合わせしたら早急に案内してくれる特徴があります。

最後にファルマスタッフです。こちらは派遣薬剤師の求人に強みがあります。

派遣薬剤師ですか…すいません、あまりイメージが湧きません…

派遣というと、派遣切りに合うのではないかと考えたり、福利厚生が整っていないのではないかとお考えの方も多くいらっしゃると思います。

そうですね、あまり良いイメージは無いかもしれません。

しかし、ファルマスタッフは日本調剤グループが運営しているという事もあり

薬剤師に対する調剤、服薬指導に対する講習も行っているので、知識のインプットをすることも可能です。

服薬指導は時間が空くと、鈍ってしまいますからね。でも講習があるならこれから復職を考えている人にはオススメですね!

また、時給も3500円から4500円と高く設定されている事や、社会保険完備とパート薬剤師よりも良い条件で勤務することが可能です。

今働いている職場がブラックではないかと思い悩んでいるようでしたら、まずは転職サイトに登録をし求人情報だけでも収集しておくことをお勧めします。

まずは、求人情報収集ですね!わかりました!今回もありがとうございました。

皆さまには、ブラック薬局について、もう少し細かな説明をしていきたいと思います!

勤務時間がやたらと長く残業代が出ない、ブラック調剤薬局

世間一般で使用されるブラック企業の例としても、よく取り上げられますが、残業代が出ないのは明らかに違法です。そもそも残業代とは、法で定める労働時間を超えたときに支払われる賃金であり、基準賃金の1.25倍となっております。つまり、残業代が出ないということは、法的に問題がある薬局である可能性があります。

とはいえ、残業代はいくつかの要件を満たしていれば基本給に組み込んでも違法ではない場合がありますので、教育制度や勤務時間などで判断することをオススメします。もしも明らかにおかしいと思われた転職することをオススメいたします。

休日出勤は当たり前、休憩もない大変な職場

実は残業や休日出勤を命じることは合法なので、自分がしんどいからと言って、それが即、法律違反であり、ブラック薬局ということにはなりません。しかしながら、明らかに勤務時間内に終わらない仕事量が日常的にあり、その結果、ろくに休息もとれないのならば、ブラック薬局と言えるでしょう。たとえブラック薬局でなかったとしても、十分な休息がとれないならば、いずれご自身の健康に深刻な影響を及ぼす可能性があります。

1日40枚以上の処方箋を処理、薬事法違反のブラック薬局

薬事法では一人の薬剤師が扱える処方箋の数は、平均してみた時、一日40枚までと定められています。もしもこれを超えている場合は、もう一人薬剤師を雇用する必要があります。つまり、一人で1日40枚以上の処方箋を処理しているならば、それは法律違反ということになります。もちろん平均ですので、患者が多い日に40枚を超えることはあるかもしれません。しかし、40枚以上が日常的になっていましたら、薬事法に違反しています

ブラック薬局から抜け出す簡単な方法

ブラック薬局から簡単に抜け出す方法、それは「今の職場を辞め、転職をすること」です。薬剤師が行う仕事は、人の健康や生命に大きく関わります。劣悪な労働環境で働いていると、大きなミスを生み出し、自分のみならず患者さんにも影響を及ぼしてしまいます。

過酷な職場を辞め、転職をするということは逃げにはなりませんし、むしろこれが最善の策と言えます。しかし、転職しようと思って個人で転職をしてしまうと、また同じ様なブラック企業に勤めてしまう可能性が高いです。

求人広告や面接の時には良い条件を提示して、いざ働くと全然提示されていた条件と違うというお話を最近とても多く聞きます。そのようなことを避けるためには、薬剤師の転職サイト、4つの選び方のポイントを押さえてから薬剤師専門の転職サイトを使うことをオススメします。

転職サイトって具体的に何をしてくれるの?

このような転職サイトには専属のキャリアコンサルタントがいてあなたの転職をサポートしてくれます。求人の紹介はもちろんのこと、勤務条件の交渉や面接の日程調整等の面倒なことを代行してくれます。

また転職後のサポートもしっかりと行ってくれるので転職先でトラブルが発生しても間に入り、両者にわだかまりが生まれない様にきちんと対応してくれます。

しかも、これらのサービスはすべて無料なので使わない手はありません。 自分の職場がブラックかも…と悩んでいたら一度相談してみてはいかがでしょうか?その悩みの解決の糸口がきっと見つかりますよ。


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