ブラック薬局では、過度な労働や医薬品の無許可販売など、労働基準法・薬事法の違反が多発している
近年、ブラック企業という言葉がメディアでも多く取り上げられ、労働者の地位向上を歌っていますが、薬局の中にもブラック薬局なるものがあるのをご存知でしょうか?今回はそのようなブラック薬局の実例をまとめました。もしも身に覚えがありましたら、転職を検討してみてはいかがでしょうか?
目次
勤務時間がやたらと長く残業代が出ない、ブラック調剤薬局
世間一般で使用されるブラック企業の例としても、よく取り上げられますが、残業代が出ないのは明らかに違法です。そもそも残業代とは、法で定める労働時間を超えたときに支払われる賃金であり、基準賃金の1.25倍となっております。つまり、残業代が出ないということは、法的に問題がある薬局である可能性があります。
とはいえ、残業代はいくつかの要件を満たしていれば基本給に組み込んでも違法ではない場合がありますので、教育制度や勤務時間などで判断することをオススメします。もしも明らかにおかしいと思われた転職することをオススメいたします。
休日出勤は当たり前、休憩もない大変な職場
実は残業や休日出勤を命じることは合法なので、自分がしんどいからと言って、それが即、法律違反であり、ブラック薬局ということにはなりません。しかしながら、明らかに勤務時間内に終わらない仕事量が日常的にあり、その結果、ろくに休息もとれないのならば、ブラック薬局と言えるでしょう。たとえブラック薬局でなかったとしても、十分な休息がとれないならば、いずれご自身の健康に深刻な影響を及ぼす可能性があります。
1日40枚以上の処方箋を処理、薬事法違反のブラック薬局
薬事法では一人の薬剤師が扱える処方箋の数は、平均してみた時、一日40枚までと定められています。もしもこれを超えている場合は、もう一人薬剤師を雇用する必要があります。つまり、一人で1日40枚以上の処方箋を処理しているならば、それは法律違反ということになります。もちろん平均ですので、患者が多い日に40枚を超えることはあるかもしれません。しかし、40枚以上が日常的になっていましたら、薬事法に違反しています。
ブラック薬局から抜け出す簡単な方法
ブラック薬局から簡単に抜け出す方法、それは「今の職場を辞め、転職をすること」です。薬剤師が行う仕事は、人の健康や生命に大きく関わります。劣悪な労働環境で働いていると、大きなミスを生み出し、自分のみならず患者さんにも影響を及ぼしてしまいます。
過酷な職場を辞め、転職をするということは逃げにはなりませんし、むしろこれが最善の策と言えます。しかし、転職しようと思って個人で転職をしてしまうと、また同じ様なブラック企業に勤めてしまう可能性が高いです。
求人広告や面接の時には良い条件を提示して、いざ働くと全然提示されていた条件と違うというお話を最近とても多く聞きます。そのようなことを避けるためには、薬剤師の転職サイト、4つの選び方のポイントを押さえてから薬剤師専門の転職サイトを使うことをオススメします。
転職サイトって具体的に何をしてくれるの?
このような転職サイトには専属のキャリアコンサルタントがいてあなたの転職をサポートしてくれます。求人の紹介はもちろんのこと、勤務条件の交渉や面接の日程調整等の面倒なことを代行してくれます。
また転職後のサポートもしっかりと行ってくれるので転職先でトラブルが発生しても間に入り、両者にわだかまりが生まれない様にきちんと対応してくれます。
しかも、これらのサービスはすべて無料なので使わない手はありません。 自分の職場がブラックかも…と悩んでいたら一度相談してみてはいかがでしょうか?その悩みの解決の糸口がきっと見つかりますよ。