製薬会社勤務の薬剤師は、高年収で土日休み。有給消化率も70%以上!

製薬会社勤務の薬剤師は、高年収で土日休み。有給消化率も70%以上!

製薬会社勤務の薬剤師の業務は、研究職や開発職、MR(医療情報担当者)等、薬剤師の中でも特に専門的且つ高度な知識を必要とします。薬剤師としてのキャリアを積みたい方やキャリアアップを目指している方には最適な働き方です。

薬剤師の勤務先というと、調剤薬局や病院、あるいはドラッグストアなどを思い浮かべる方が多いと思います。しかし、近年は薬剤師の活躍の場は増えております。そのなかで、今回は製薬会社勤務の薬剤師の仕事上のメリットやデメリットについてまとめてみました。

製薬会社で働く薬剤師の年収は?

製薬会社で働く薬剤師の年収は、始めの内は300万円〜350万円が平均的な数値です。ただ、仕事のできによっては昇給に期待が持てますし、実力次第では年収1000万円を超える事も可能です。

また、製薬会社は小さな会社でも福利厚生も充実しています。社会保険完備はもちろん厚生年金や育休、産休など独身の方はもちろん、家庭をお持ちの薬剤師の方にも魅力的な職場です。

製薬会社には、研究職とMR(営業職)の2つがありますが、前者の研究職はどの企業も採用人数が少なく、比較的に採用人数の多い後者のMRとして働く薬剤師の方が殆どです。MRを経験した後、CROやSMOに転職する方が最近は増えています。

しかし、採用人数が少ないからといって研究職に就くことを諦めてはいけません、大手企業に太いパイプを持った転職サイトを使えば研究職で製薬会社に転職する事も可能です。

製薬会社の薬剤師、メリットとデメリットは?

まず、製薬会社で薬剤師が勤務するメリットとして、1番に挙げられるのは、年収の高さです。世の中、お金が全てとは言いませんが、お金はあるに越したことはないものです。製薬会社勤務といっても業務内容はさまざまですので、一概には言えませんが、転職サイトを見れば、年収800万円以上の求人も多数確認できます

また、製薬会社は営業規模が大きい企業が多いために、福利厚生もしっかりしており、有給の消化率も高くなっております。ドラッグストアや調剤薬局などと比べれば、格段に働きやすい職場と言えるかもしれません。デメリットとしては、一般企業と同様に配置換えなどが行われることが少なくないことです。例えば、研究職として働いていた人間が営業にまわされるという話もない話ではありません。また、転勤を繰り返さなければならないこともあります。とはいえ、これらは現在の日本の企業としては特別おかしいということはないので、さしたるデメリットはないと言えるかもしれません。

薬剤師の勤務先のなかでも、有給消化率が高い理由

薬剤師 有給

近年、休暇が取りやすい福利厚生を設けている薬局やドラッグストアが増えてきています。

しかし、少人数で運営している店舗では、休みが取りづらいこともしばしば起こります。他の人が同じ日で休みを申請していたり、この日は出勤して欲しいとマネージャーにお願いされてしまうケースが挙げられます。

そのため、有給が溜まっていても、希望する日程での休みや、1週間のまとまった休暇はとらせてもらえない場合が多いようです。

一方、製薬会社の場合、基本的に申請をすれば、申請通りに有給を取ることが可能です。会社によっては、部下の有給消化率が悪いと、上司の給与が減給させられるため、上司から有給を取ってほしいとお願いされることまであります。

また、基本的に土日休みである製薬会社勤務であれば、土日を挟んだ3連休やゴールデンウィークなどの飛び石連休など少ない有給で連休が作れるので、土日休みの家族や友達と休日を合わせやすくなります。さらに、夏期休日、連続年休取得制度、積立休暇、リフレッシュ休暇など充実した福利厚生を設けているところが多く、結果として、有給消化率が高くなるのです。

業務内容は、MR・研究開発・治験が挙げられる。

そんな製薬会社勤務の薬剤師ですが、業務内容は主にMR・研究開発・治験に分けられます。メインの仕事は、医師や薬剤師に対して自社の医薬品の有効性や安全性、品質などに関する情報提供となります。

MR

MRというと病院や調剤薬局などへの営業を行っている印象があると思います。もちろんそのような仕事をしていないわけではありませんが、医療の現場へ薬に関する情報提供を行ったり、現場からの要望やクレームなどを受け取った後にフィードバックしたりする業務となっています。医薬品の単なる営業というよりも、医薬品に関する正しい情報を医療現場の医師や薬剤師に提供しなければならないので、薬剤師に適正がある職種と言えるかもしれません。

研究開発

研究開発職は製薬会社で医薬品の研究や開発する仕事です。大手であれば大手であるほど研究開発に資金を投じており、調剤薬局などでは決して行えない製薬会社に勤務する薬剤師特有の仕事とも言えます。しかしながら、特定の大学の修士課程修了以上の資格を必要とされるなど、転職するためには極めてハードルが高くなっております。

治験

治験とは医薬品開発における薬の有効性や安全性を調べる臨床試験です。医療機関に新しい治験を紹介したり、治験実施中は医師や患者さんをサポートしたりするなど、研究開発された薬が実用化されるうえで必要な業務となっています。

いずれの業務であっても、製薬会社勤務の薬剤師求人は人気が高くなっております。非公開求人も多いので、転職を考えている方は、薬剤師の転職サイト、4つの選び方のポイントを押さえ、大手企業と強いパイプを持っているような転職サイトのコンサルタントなどと協力することをオススメいたします。


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