薬剤師の勤務時間について

薬剤師の勤務時間について

私は薬学部を卒業後に調剤薬局に勤務することになりました。いわゆる大きな総合病院の門前薬局で、勤務時間は9:00から18:00でしたが、完全に建前でした!何となく体育会系の雰囲気が溢れる職場で、先輩の前より後輩は先に職場に入っていなければならない、先輩の前に職場を出てはいけない、という暗黙のルールがありました。おかげで意味なく8時に職場に入らなければなりません。

仕事量の多い調剤薬局に勤務

そして仕事は残業が当たり前!定時で帰る日はありませんでした。総合病院はかなり混雑していて診療が長引く=薬局も閉められない状態です。特に月の初日や月末、休日明けの月曜日や週末の金曜日、連休明け、年末年始前後、お盆前後など座っている暇がない、食事の時間も取れないほどの激務!総合病院なので処方箋の内容も多岐に渡り、家に帰っての自主勉強も必須。さらに耐えがたいことに、新人は残業代が出ないことが入社後に発覚したのです。

毎日毎日3時間から4時間は残業しているにもかかわらず残業代がでないのはおかしい!と、薬局長に抗議したのですが「新人は仕事ができないんだから、サービス残業をするくらいでちょうどいい。」「新人研修の一環だと思えば良いだろう。」という答えが返ってきました。薬剤師の国家試験に必死の思いで合格してなった薬剤師という職業は新人だからと言う理由で残業代も払ってもらえないブラック職業なのかと愕然としました。

残業のない病院薬剤師もいることを知って・・

就職する前に残業時間ランキングを見た際、ドラッグストアや病院勤務の薬剤師が残業時間が多く、一般的に調剤薬局の勤務時間は総じて少なめという結果を見たことがあるのです。こんなに大変なのに、ドラッグストアや病院に勤務している薬剤師さん達はもっと大変な思いをしているのか・・と思いましたが、Yahoo知恵袋で薬剤師の勤務時間についての質問や回答を何となく眺めていた時に、「病院薬剤師は残業はほとんどない」というような回答を見つけたのです。

病院=残業や夜勤の嵐、というイメージでいたので本当に驚きました。派遣やパートさんか何かとも思いましたが、どうも正社員のようです。実は私は就職活動の時、残業が少ないほどほどの忙しさを求めて病院勤務の薬剤師になるのを避けて調剤薬局勤務の薬剤師になったのです。しかし、それには何の意味もなく、病院薬剤師でも残業なしで定時で帰宅できる方もいれば、調剤薬局の薬剤師でも私のように残業だらけな場合もあるようです。

その後、私は転職サイトに登録し、担当者さんに残業のない職場を希望していること、残業をするのであれば残業代がしっかりとつく職場に就職したいことを伝えました。(結局前職場では2年働いても新人扱いで、残業代は一切ついいていなかったのです。)担当者さんは私の苦労を労ってくれて、残業のない職場をいくつか紹介してくれました。

それはほとんどが調剤薬局でしたが、病院も混じっており、やはり残業のない病院勤務の薬剤師さんはいるんだ!と思いました。現在、無事に希望通りの職場で働くことができています。勤務時間は職場次第、病院=激務、調剤薬局=暇、とは一概には言えないようです。


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