動物と関わりたいという夢のために私は動物病院で薬剤師になりました

動物と関わりたいという夢のために私は動物病院で薬剤師になりました

病院で働いていたが動物に関わりたいという夢は諦めきれず

大学を卒業して病院の院内薬局で薬剤師として働いています。キャリアは5年になり、任されることも多く後輩の指導などを行いながら業務に携わっています。公立病院の調剤薬局で働いていますが、これからの目標を考えると正直目指すものがないというのが悩みでした。このまま病院の調剤薬局で働き続けキャリアを積むことが一番良いこととは分かっていますが、自分自身のやりたいことを考えると少し違う気もしてきました。

明確にこれがやりたいという目標を見つけられていないことが原因かもしれませんが、自分のキャリアに疑問を感じ始めていました。毎日ドクターが出した処方箋と薬剤とにらめっこの日々にやりがいを感じることが薄くなってきたのかもしれません。環境を変えるために転職をすることも考えましたが、意欲的にはなれませんでした。

どうせやるなら自分の好きなことをしたいと考えているうちにある求人広告が目に入りました。それは動物病院での薬剤師の募集でした。薬剤師は病院か薬局か製薬会社でしか活躍ができないと考えていたので動物病院で薬剤師が活躍できると知り意外な気持ちで、動物病院では薬の処方は獣医師が兼任して行うことが多いため募集自体も希であり、その内容に惹かれてしまいました。

私自身も昔からペットを飼っており動物は身近な存在で動物病院には何度もお世話になることもあったので人間ではなく動物に対して関わることが出来れば貴重な経験になると感じました。思い立ったらすぐに行動するのが私の性格でもあり、すぐに連絡を取り見学と面接を兼ねて訪問することにしました。

病院で5年のキャリアを積んできましたが、動物病院ではフィールドも違うのでそのキャリアを捨ててゼロからのスタートになってしまうことも考えましたが、自分がやってみたいと興味を惹かれたので挑戦してみることにしました。

人間から動物へ、動物病院で薬剤師として働き充実しています

思い立ったらすぐ行動がモットーの私ですが、転職すると決めてからはトントン拍子でことが進み比較的すぐに働き始めることができました。 今までは病院で患者さんの人間相手に薬剤を処方して調剤を行なっていましたが、動物病院では相手は動物なので全く違う環境です。

もちろん人間に通用していた薬剤の知識ではやっていけないので新たに勉強のし直しになりますが、それも刺激的で楽しいと感じています。 人間であれば話すことができるので薬剤の副作用などを判断できますが、相手はペッドであり動物なので話すことができず観察力と洞察力と非常に高い知識が求められます。

動物病院では獣医師が薬剤の処方も兼任していることが多いのですが、大きな動物病院や希に個人病院でも処方をスムーズに行うためにスタッフとして薬剤師を雇っているところも増えてきているようです。私も動物病院の規模としては少し大きいところで薬局の中にこもるというよりはスタッフの1人として先輩薬剤師に指導をしてもらいながら動物とふれあい学んでいるところです。言葉を話すことはない動物ですが、関わりを通して動物の訴えていることを汲み取り治療できるようになるために毎日奮闘しています。

病院時代では薬局の外に出て患者さんと関わる機会も少なかったため、今は人と動物と関わる機会が多くて楽しさを感じています。目標がなかった病院時代より目標がある現在の方が自分らしくイキイキとして働けているように思い、周りの人からもそのように言われることが多くなりました。

薬剤師を置いている動物病院の数は年々増えているのですが、 薬剤師の需要が飽和状態にあるといっても、まだまだ求人自体も少なく希なものなので私の場合はタイミングが良かったのだと思います。また、動物と関わる仕事がしたいと本気で思ったのでその思いが伝わったことで実現できたのだと考えています。薬剤師は人だけでなく動物にも役に立てる職業であることを誇りに思いながら日々自分の目標に向かって努力しています。


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病院勤務 (32歳男性)

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