地方で薬剤師として就職してみました

地方で薬剤師として就職してみました

就職した調剤薬局で人間関係に疲れて転職を決意

私は中部地方出身で、地元は超がつくほどの田舎!県庁所在地の駅前でもあまり人がいなくて閑散としています。買い物する所もあまりなく、娯楽も少なく、夜は真っ暗!就職先もあまりなく、若い人はどんどん都会に出て行ってしまいます。私も都会に、東京にとても憧れていました! 両親は地元を出て行って欲しくないようでしたが、国立大学であればどこでも良いと言ってくれたので、東京の薬学部のある大学に進学しました。

そして卒業後、そのまま東京の調剤薬局に就職しました。友達や彼氏もこちらにいましたし、地元に戻るという選択肢は頭にありませんでした。ですが、その調剤薬局は大きな総合病院と大学病院の中間地点にあり、ものすごい仕事量!まさに忙殺という言葉がピッタリ来るような職場でした。残業も多く、定時は18時のはずなのに、私の中では21時が定時に。その忙しさからか職場の雰囲気もギスギスとして、人間関係も悪く、睡眠不足がたたって体調を崩して、3日間仕事を休んだ所、職場の人の視線が異様に冷たいんです。

もちろん、突然3日も休んで、周囲にしわ寄せがいって迷惑をかけたことは十分に分かっています。それでも、「治って良かったね!」の一言もなく、いつも以上に仕事を押し付けられる嫌がらせをされました。職場に行くのが苦痛で、通勤中にパニック発作を起こすようになり、2年足らずでしたが、もはや限界で辞職を決意しました。

地方での薬剤師になるためにU―ターン就職!

退職してしばらくは心と体を休めるために実家に帰りました。体調が良くなったらまた東京に戻るつもりでしたが、なかなかその気力が湧いてきませんでした。一応情報だけは収集しておこうと、ネットを見ては、求人サイトや人材紹介サイトを覗いたり、エムスリーや薬キャリに登録しようかな、と考えたり・・。その時にふと地元の薬局の求人を見てみたらかなりの好条件なのです!

給料がとにかく良い!年収にすると都会と比べて100万円以上違いました!地元=就職先がないという固定観念があったので、これは本当に驚きでした。その他、

  • 引っ越し費用を出します
  • 家賃も支払います
  • 家賃激安の社宅(築年数は2-3年でキレイ!)付いてます
  • 暮らしに必要な家電の購入費用を出します

などの信じられないほどの待遇でした。

これは薬剤師としての調剤業務ではなく、薬剤師の名のもとに何か怪しい薬を調合するように言われたり、下手したら麻薬を販売するような仕事をさせられたりして・・などという考えがよぎったのですが、どうもそういうことではなさそうで、若い人がどんどん流れていることが薬剤師の価値を高めているようです。

年収が大幅アップする上に、実家に戻れば今までかかっていた家賃や光熱費などがなくなり(もちろん、実家にお金は入れています)経済的に楽になることに非常に魅力的に感じ、東京での生活に疲れていたこともあり、U-ターン就職することに決めたのです。現在は仕事に忙殺されることもなく、趣味を満喫でき、さらに貯金もしっかりできていて大満足です!地方に就職するのは友人や家族がいなければ勇気のいることだと思いますが、求められているという感覚はなかなか良いものだと思います。都会の生活に疲れたら、是非地方にも目を向けて下さい!


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