ドラッグストア薬剤師の勤務時間

ドラッグストア薬剤師の勤務時間

私は薬学部を卒業後、給料が高いことに惹かれて&就職活動で最初に決まったドラッグストアに勤務することにしました。ドラッグストアで働き始めて、患者さんの症状を聞いて、それに合わせてOTC医薬品を選んであげたら「こないだ選んでもらった薬で症状が改善したの!」などと感謝されたり、頼りにされて色々と病気やお薬に関して相談・質問してもらえたりすることにとてもやりがいを覚えました。すでに医師にお薬を処方されていて、服用中の薬とOTC医薬品のを飲み合わせなど、実生活でも役に立つ知識が増えていくのも楽しかったです。

残業の多いドラッグストアからの転職

また、基本的には医師の出した処方箋通りに薬を調剤する調剤薬局と違って、服用中の薬の組み合わせも考えて販売しない、という選択肢をとることもあります。その場合は体に優しい民間療法などを教えてあげたりすると喜んでもらえたり、元々人と話すのが大好きな私はドラッグストア薬剤師としてとても楽しく働いていました。ドラッグストアでは、第1類医薬品は薬剤師がいないと販売できないため、数少ない薬剤師としてかなり重宝されている感じも悪くなかったです。

ただ、ドラッグストアに勤務して3年目、ある男性が「登録販売者」(ドラッグストアやOTC薬を販売している薬局などで、月80時間以上&12カ月継続して実務経験を積んだ人が受験でき、ほとんどの市販薬を販売することができます。)となり、仕事を一緒にすることになったのですが、販売基準が私とは全然違い、一度大喧嘩してしまい、かなり険悪な雰囲気になってしまったのです。さらに、元々残業時間が長すぎてプライベートの時間が少ないことにも不満を覚えていました。残業時間の大半が品出しや棚卸管理など、薬剤師としてのスキルとは関係ない時間なのです。

調剤スキルを積むため調剤薬局に勤務

そこで、薬剤師として将来キャリアアップにつながるような働き方のできる転職をしようと決意!同じドラッグストア(新人薬剤師育成に力を入れているザグザグやバリアフリー対応しているウエルシアなども)も考えました。が、ガッツリと経験を積んで調剤スキルをあげるため&やはりプライベートを充実させたく思い、定休日がしっかりあり、残業が少ない、さらに自宅から徒歩15分&通勤に車を利用する場合も駐車場が完備している調剤薬局に転職しました。ドラッグストアに処方箋を持ってくるお客さんはあまりいなかったため、久し振りに触る薬剤にドキドキしてしまいました。

お給料はやや下がってしまいましたが、すぐに調剤業務に慣れることができ、残業もなくプライベートも充実させることができて大満足です!ドラッグストア薬剤師は、勤務時間がかなり長めです。休日出勤も多くて、年中無休のため代休がままならないことも多々あります。代休が取れない分お給料に反映されるため、その分お給料も高めでしたが・・残業が長いからと言って特に薬剤師としてのスキルに繋がらないのです。何を取るかは人それぞれですが、勤務時間が長くても気にならず、薬剤師のスキルを視野に入れず、接客が好きでお給料重視の方にはドラッグストア薬剤師はオススメです!


ドラッグストア勤務 (27歳女性)のレビュー

ドラッグストア勤務 (27歳女性)

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