とても大変でしたが無事に社会人から看護師になりました！

私は普通に大学（文学部出身です）を卒業し、社会人（前職は普通の事務職員として就職していました）になってしばらくして主人と結婚しました。ありがたいことにすぐに妊娠、無事に出産をしました。

先天性の病気を持った子供への理解を深める為に看護師を目指す

ただ、生まれてきた子には先天性の病気があり、生まれてからも私と一緒に自宅に帰ることはできませんでしたし、その後も入院することが多々ありました。心配が尽きない初めての育児生活の中、看護師さんに励まされることがとても多かったことと、我が子の病気の専門知識を持ちたいという思いから看護師を目指すことにしました。

それに、今の事務職よりかなりの給料アップも見込めて、貯蓄しておけば後々子供のためにもなると思ったのです。それから、お仕事内容や受験資格、看護学校のことをネットで検索しては色々情報を調べました。

最初は２年でなることのできる准看護師になろうと思ったのですが、看護師になった友達が、「大きな病院ほど、入院料に差が出てくるため准看護師さんを積極的には採用しないよ。」と教えてくれ、看護専門学校を受験・入学しました。（入試試験問題は１度大学受験のために勉強した経験が生きて、そこまで難易度は高く感じませんでした！）

看護学校時代は、何もかも新しい知識を得ていく勉強が楽しく（我が子のためになると思えばなおさらです！）、周囲よりも大分年上の私のことも気にせず接してくれる学生さん達に励まされて、刺激を受ける毎日でした。

若い子達の中では派閥もあったりして、グループワークや人間関係・恋愛事情で悩んでいる子もいたみたいですが、私は少し離れた所から甘酸っぱい気持ちを味わいつつ眺めていたのを覚えています。

看護実習は忙しく毎日の様に怒鳴られていました。

ただ、看護実習がはっきり言って２度と経験したくないほどのキツく厳しい時間でした。朝から夕方までの実習をこなしてから、帰宅後も家事と育児が終わった後に実習記録をつけ、次の日の自習勉強もしなくてはならず、一睡もできず徹夜状態でまた実習に行ったことがあります。

実習先の看護師さん達も忙しく、怒鳴られたり叱られたりもしょっちゅうでした。恥ずかしながら泣いてしまったこともあります。あの時は、本当に主人と子供には迷惑をかけたと思います。

かなり要領を絞ってこなしていかないと心も体も疲れ果て、実際にやめてしまったクラスメイトが何人もいます。留年したり、休学してしまったクラスメイトもいます。結局６０人以上いた同期入学の子達で、一緒に卒業できたのは５０人を切っていました。（実習は２年生の終わり頃から３年生の冬まであるのですが、忙しすぎて春と夏の記憶が曖昧です。あの年の桜を見た記憶がありません。）

ですが、何とか無事に国家試験にも合格して、現在看護師として働いています。 看護師の仕事は責任がのしかかってきて大変ですが、年収も大幅にアップし、就職難の今のご時世でも転職も比較的自由です。 子供も主人も、看護師さんのママというのは心強いようですし、頑張って本当に良かったと思っています。