仕事に人間関係に勉強!悩み多き看護師はどんなことで悩んでいる?

仕事に人間関係に勉強!悩み多き看護師はどんなことで悩んでいる?

看護師は人の命に関わる仕事であり、失敗が許されない現場でのプレッシャーや他の仕事と比較して責任感も重い仕事です。

そんな特殊な環境で働く看護師には、たくさんの悩みがあるのです。悩みの内容は仕事であったり、職場内での人間関係や勉強についてなど人それぞれですが、悩みによって退職や転職を考える人も少なくありません。悩みの中には、人を助けるという素晴らしい仕事を行う看護師だからこそ、悩んでしまうこともあるようです。

今回は、そんな看護師の悩みの内容について紹介していきます。

看護師の悩みは人それぞれにありますが、一番多いとされているのが職場内での人間関係です。人間関係の中でも、先輩と後輩の関係や、上司との関係などの悩みが多く、職場内での関わりに慣れず転職や退職を考えてしまう人もいます。また、看護師のキャリアによって悩みも多様化しており、新人看護師であれば先輩との関わりや勉強について、ベテランの中堅看護師はプリセプターとしての指導についての悩みを抱えている人が多いようです。看護師はチームで成り立っているため、人間関係は大切にしたいと思っていますが、現実はうまくいかないことも多いのです。

プリセプターとの関係が上手くいかないと悩む新人看護師は多い

何事も1年目が一番しんどいと言われていますが、新人看護師はどのようなことで悩んでいるのでしょうか。

新人看護師の悩みで多いことが、プリセプターとの関係が上手くいかないことです。入社して間もない新人看護師は仕事を指導するための指導役の先輩がつきます。1人の新人に対して1人の先輩が担当するマンツーマンでの指導になりますが、入社してから3ヶ月ほどは毎日指導に当たることが多いです。

仕事にも職場にも慣れない新人看護師にとってプリセプターは頼れる先輩ですが、プリセプターからの必要以上に厳しい指導や新人に対する態度などによって上手く関係性を築くことができず悩んでしまう人が多いのです。中にはイジメにも取れるような対応をされてしまったという人もいるのです。

環境の変化にも慣れず、職場でも馴染めない新人にとって、唯一の頼れる先輩からそのような対応をされてしまうことで仕事に対しての意欲をなくしてしまい退職してしまう人が多いのです。

また、プリセプターとの関係以外にも仕事につい行けずに辞めてしまう人も多いです。新人であり出来ないことが多いのは当然ですが、病棟の方針や新人の指導で早く独り立ちをさせようと無理な課題を出されてしまいついて行けないことにより自信喪失してしまい辞めてしまう人もいます。

指導する側としては、早く仕事に慣れて馴染めるようになってほしいという期待がありますが、その期待をプレッシャーに感じてしまい自分を追い込んで病気になってしまう新人も珍しくありません。

新人の頃は慣れない業務と毎日出される課題をこなすことに必死で生活を送ることで精一杯という状況なのです。

中堅看護師は新人指導などの業務が増えてしまうことに悩む人が多い

ベテランと言われている中堅看護師ではどのような悩みがあるのでしょうか。

中堅看護師の悩みで多いことは、新人指導や仕事以外の業務が増えてしまうことです。プリセプター制度を取っている病院や施設は多いですが、3年目以降の看護師が指導係として担当になるため自分の業務以外のことが増えてしまうのです。

新人指導では、中堅看護師自身が指導に対して自信がないことや上司と後輩の板挟みになるなど精神的なプレッシャーも感じてしまい負担になってしまうようです。特に、新人がミスをして怒られてしまうと指導を行っているプリセプターの責任でもあるため、しんどいと思っている人も多いです。

また、新人指導以外にもライフイベントとして結婚や出産などにより自分自身の看護師としての仕事を見直す人も多くなっています。結婚後は日勤のみで働きたい、出産後は退職したいなど、仕事と家庭の両立をどのように行うかについて考え、退職や転職を考える人が多いようです。

中堅看護師は経験もある程度積んでいるので自分の生活にあった仕事を選びやすいという点も転職を考える人が増える要因となっているのです。

年代は関係なく多くの看護師が職場の待遇に関して悩みを持っている

看護師の仕事に限らず職場での待遇などに悩みを持つ人は多いですが、看護師はどのような悩みがあるのでしょうか。

待遇面では、給料や労働時間に対して悩みを持っている人が多いです。看護師の給料は一般的に比較すると高いと言われていますが、夜勤業務がなければあまり変わらないのが現実です。激務と言われている看護師の労働に対して夜勤に入らなければ、高い給料がもらえないので不満を持っている人も多いのです。

また、残業を認めていない病院や施設などもあり、毎日サービス残業をして帰るという生活に給料と労働力が見合っていないと感じている人も多いです。残業代は本来であれば支払われるべきものですが、新人看護師や残業をしているスタッフに対して、業務は時間内に終わらせない方が悪いなどの風潮で残業を認めない職場もあるのです。

看護師不足が深刻になる中、現場では看護師1人に対しての業務は増えており、激務とも言われている環境の中でそのようなことを言われては働く気が無くなってしまいますよね。このような待遇面なども原因で転職を考える看護師も多いです。

女性が活躍する職場ならではの人間関係で悩みを抱える人も多い

人間関係の悩みはどの仕事にも共通して起こりうることですが、女性の割合が多い看護師ではどのような悩みがあるのでしょうか。

最近では男性看護師の割合が増えてきましたが、現場ではスタッフの9割以上が女性というところが多く、まだまだ女性が多い仕事です。女性が活躍できる仕事であり素晴らしいものですが、その分複雑な人間関係もあるようです。

看護師の業界は女性が多く、先輩後輩の上下関係が厳しいところがほとんどであり、後輩に対してのイジメのようなことも起きているのです。また、業務ではチームで取り組んでいるためスタッフ同士の協力が欠かせませんが、わざと協力をしてくれなかったりなどの対応を取られてしまう新人もいたり、複雑な人間関係に悩みを抱えて転職を考える人も多いです。

イジメだけでなく職場内での派閥なども存在しており、派閥内での動きに合わせて行動をしなければ働きにくくなってしまうなど、業務以上に気を使わなければならないこともあり、精神的に疲れてしまうという人も多いようです。このように女性が多い職場ならではの悩みも看護師は抱えているのです。

抱えている悩みを解決するためには環境を変えることも方法

看護師が抱える悩みとして色々なものがありますが、その悩みを解決するためには環境を変えることも方法です。

人間関係で悩んでいる人は、その職場にいる限り悩みが解決されることは難しい場合もあります。自分に合った職場や働き方を新たに探してみることで精神的にも負担が軽減されて看護師として働きやすくなります。

新人看護師は経験がないうちに退職をしてしまうことにマイナスイメージを持っている人も多いですが、経験が浅い新人を求めている病院や施設はたくさんあります。悩みを我慢し続けて体を壊して看護師として働けなくなる前に決断することも方法の1つです。

また、悩み解決のために転職を行なうなら看護師専門の転職サイトの利用をオススメします。自分の希望条件に見合った求人を、専属のエージェントが親身になって探してくれますし、紹介された職場の内見、面接の立ち会い、条件交渉なども行なってくれるので安心して転職をすることができます。職場の事で悩んでいる方は、一度相談だけでもしてみてはいかがでしょうか?


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