薬剤師から薬剤師への転職、履歴書で最大限自分をアピールしました

きっかけは転職コンサルタントのアドバイスでした

大学を出て民間病院の薬局で働いて6年が経ちます。業務には慣れそれなりに仕事にやりがいを感じてやっていたのですが、1年前の結婚を機に病院以外の薬局への転職を考え始めていました。理由は近い将来で子どもを考えていることと、病院勤務では残業もあり休日もシフト制であるため土日休みの職場が良いと考え始めたことです。

転職を考えていると言っても転職経験もなく、何から始めて良いかわからない状態でした。職場ではスタッフが交代で勤務しているので退職となったらできるだけ早く上司に伝えなければならないので焦りもありました。自分の希望した条件に合う求人がどれくらいあるのかを知ろうと思い、とりあえず情報を集めることから始めました。

求人サイトには薬剤師募集の求人も多く載っていましたが、私が希望した調剤薬局での募集はパートがほとんどでした。街の薬局なので少人数で稼働しているため正社員募集はあまりなかったのです。

求人サイトを見ていると転職コンサルタントのページにたどり着き転職相談を無料でしてもらえるということで試しに利用して見ました。思っていた以上に親身に相談に乗ってくれ希望の求人を提案してもらえました。早速応募しようと思ったのですが、転職が初めてということもあり履歴書の良い書き方がわかりませんでした。

転職コンサルタントの担当者に相談すると、「薬剤師は専門職なので履歴書に対して軽く考えている人も多いですが、転職を成功させるポイントは志望動機と自己アピールをしっかり記入することです。」とアドバイスをもらいました。自己アピールと言ってもなかなか難しく悩んでいると、今までやってきた仕事の中での得意分野や自分の強みを書くと良いとのアドバイスをもらい、学歴や職歴、職務経歴書では自分の得意なことや強みを最大に表現して作成しました。

応募した全ての企業から採用通知をもらうことができました

希望条件にあった求人を転職コンサルタントの担当者に紹介してもらい、不採用だった時のことも考え3社ほど面接を受けました。その結果、3社全部の企業から採用通知をいただくことができました。 1社はすでに充足していたみたいですが、人柄を見て採用したいと言ってくださったようです。

絶対採用されると言い切れる自信はありませんでしたが、きっかけは履歴書だと思います。書き方の分からなかった私は転職コンサルタントの担当者にアドバイスをもらいながら、内容も細かく丁寧に作成したことが転職成功の秘訣です。

特に履歴書作成の際にこだわった箇所は、自己アピールです。最初は何を書いていいのか分からず、何を伝えたいのかも定まっていない状態ですが、文章を読んだだけで相手に人柄が伝わるような自己アピールを書こうと心がけ履歴書を作成しました。書いている最中は無駄に長くなってしまい読みにくいものになってしまうこともありましたが、自分で何度も添削を繰り返し伝わりやすい文章で完成させることができました。

ある企業では面接の際に履歴書を持参すると、「人柄がよく分かっていいですね。内容も丁寧なので薬剤師という細かい管理が必要な仕事に対しての誠実さが伝わってきます。」との言葉もいただいたので嬉しかったです。

薬剤師という専門職は免許を持っていることが最優先事項になりがちですが、免許を持っているからどこでも採用してもらえるわけではありません。認定薬剤師や専門薬剤師の資格を持っている方も履歴書に対して高を括っていては行けません。自分の働きたいところで自分のことを知ってもらい納得のできる転職ができたのですごくよかったです。

現在は全国で薬局を展開している企業で正社員の薬剤師として働いています。土日休みの条件も手に入れることができ家庭と仕事の両立を楽しんで毎日を充実させています。また、薬局に来る患者さんとの関わりの機会も増えたので以前より仕事に楽しさを感じています。