イジメのある病院の透析室を耐え抜き、認定看護師に!

イジメのある病院の透析室を耐え抜き、認定看護師に!

病院の透析室で透析認定看護師を目指して

私は元々耳鼻科勤務の看護師でした。 4年前、おばあちゃんっ子だった私の祖母が腎臓を悪くしてしまい、週に1回の透析を受けるようになったことをきっかけに、少しでも祖母に寄り添えたら、と思い、透析室への移動を希望しました。

当時、透析室には透析看護歴20年というお局看護師がいました。 その女性がトップであるはずの看護師長をもこき使って仕事をしているという異常事態で、そのお局看護師のご機嫌伺いしながら透析室の業務をこなさなくてはなりませんでした。 私は、透析は全くの未経験だったため、お局看護師の格好のイジメのターゲットにもなってしまいました。

ですが、透析の仕事は本当にやり甲斐を感じました! 透析患者さんは、祖母のように定期的に通院しなくてはならない方がほとんどで、顔見知りも増え、他の科よりも患者さんとの距離が近いように感じ、深いつながりを持てました。

透析の仕事に魅了された私は、透析認定看護師になろうと決心したのです。 透析認定看護師になるためには、透析看護の実務経験を3年以上積む必要があります。 さらに6か月615時間以上の授業を受けて、筆記試験を受けて合格して初めて認定看護師認定証が交付されます!

そのため、お局看護師が牛耳る厳しい職場環境でしたが、3年間頑張ろうと決意しました。 ただ働きながら授業を受けるとなると、シフトに穴を開けることになりますので、お局看護師さんに何を言われるか分かりません。 3年経ったらこの職場を辞職することにしました。

透析認定看護師として透析クリニックへ

当初の予定通り、3年で病院を退職し(お局看護師には視線で殺されるかと思われるほど睨みつけられましたが)、透析認定看護師のための授業を受け、試験に合格し、透析認定看護師として、透析クリニックに転職しました。

クリニックと言っても入院施設も整っていて、かなり大規模です。 透析フロアだけで看護師14人、準看護師3人、看護助手2人、技師が3人います。 教育体制もしっかりしていて、研修も週に1-2回行われています。 元職場ではなく、ここで透析認定看護師を目指せばタイムロスしなかったのに・・と思いました。

私は経験者とはいえ、この職場は初めてですので、プリセプターも1人つけていただいて、最初の1ヶ月慣れるまでは必ず一緒に勤務するようにシフトを組んでいただきました。 イジメもなく、風通しの良い職場でのびのびと働けています!

「内科」の中の「泌尿器科」の中の「透析」分野。 かなり絞り込まれた狭い分野で、潰しがきかないなどと揶揄されることはありますが、とても奥が深く、他の分野の病気の知識も必要で、学ぶことはたくさんあります!

穿刺を1度失敗した時に、 「もう、あなたには担当してもらいたくありません。」 と言われ、2度とその患者さんの穿刺をさせてもらえなかったこともあります。 本当に患者さんとの信頼関係が大切なのです。

また透析の仕事は、一瞬のミスが命に関わりますので気が休まりません。 でもそれだけやり甲斐も感じますし、患者さんと心を通わすことが出来たりお礼を言われた時は心底この仕事を選んで良かったと思えます。 残業もあまりありませんし、一生この仕事を続けていきたいです。


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