介護老人保健施設から介護老人福祉施設に転職看護師賠償責任保険使う

介護老人保健施設から介護老人福祉施設に転職看護師賠償責任保険使う

看護師になって就職した時に看護師賠償責任保険を掛け始めた

看護師専門学校を卒業して介護老人保健施設に就職して、日本看護協会に加入し看護師の為の保険制度『看護師賠償責任保険』にも加入しました。看護学校時代から保険には入っておいた方がいいと聞いていたので、私は迷いも無く加入しました。同期の友人の中には「強制じゃないんだったらどうしようかなぁ。」何て言ってる子もいましたが、私は万が一の為にも絶対入ろうと思っていました。

私が就職した介護老人保健施設と言うのは、自宅復帰や自立を目標とした入所者が対象の施設です。常勤の医師に看護師も24時間常駐しているので夜勤勤務もあります。意思や看護師の他にはリハビリの為の理学療法士や作業療法士も常勤で勤務しています。看護師は私も含め合計15名勤務しています。

この施設には3年勤務しましたが、一度同僚が患者さんから訴えられた事が有りました。少し配慮が欠けていたのでしょう、患者さんはひどく侮辱されたと怒ってしまわれ訴えられてしまったのです。丁寧に何度も誤っていましたが、聞き入れて貰えませんでした。私は同じ職場でその時の様子を見ていて恐ろしくなりました。自分は相手を傷つけるつもりは無くても、相手にとってはそれが屈辱に感じる事もあるのです。

彼女は看護師賠償責任保険に加入していたので、費用はそこから補償されましたが心に大きく傷を負ってしまいました。すっかり自信を失くしてしまいそれから間もなく退職されました。普段からよく話しをする仲だったので私も辛かったです。この様な場合費用だけでも保険から補えるのは心の痛手を少しは軽くする事が出来ると思います。

この後保険に加入していなかった看護師が次々に看護師賠償責任保険に加入しました。万が一の事故の時の為に、やはり保険は入っていた方が安心です。医療の事故は人の命をも奪う事になり兼ねませんし、代わりの物を買って返しておしまいって訳には行きません。お金で解決出来る訳でもありませんが、お金でしか解決出来ない事も事実あります。入っていて損は無いと私は思います。

転職した職場で患者さんの時計を壊してしまい保険から補償

私は24歳で前の職場を退職し、暫くヨーロッパの国を転々と旅をして回りました。気楽な一人旅です。看護学校を卒業して3年間介護施設で働きちょっと違う空気を吸いたくなったのです。看護師は不足しているので、有り難い事に再就職は難しくありません。そんな事もあって思い切って日本を飛び出しました。フランス、イギリス、ドイツ、スペイン、イタリアと半年間気ままにぶらぶらと各国を回っていました。

1年間休職して前半の半年は英会話の勉強に力を入れていました。英語が話せるとフランスやイタリア等でもどうにかなるものです。世界の共通語ですからね。ブロークンな英語でもジェスチャーや表情等から同じ人間同士通じるものだなと思いました。沢山の思い出と経験を持ち帰り、又看護師として再就職に取り組みました。勿論看護師の為の保険には忘れずに入りました。

次に就職したのもやはり介護施設ですが、以前とは少し名称が違います。介護老人福祉施設と言って自宅での生活が出来なくて常に誰かの介護が必要な方や認知症や介護認定を受けた方等、自宅復帰が出来ない方の受け入れ等も行っている施設です。このタイプの施設は常勤の医師では無く非常勤でもいいそうです。看護師の人数もそれ程多くなく夜勤も有りません。

ここの施設では私が損害保険を支払う事になってしまいました。施設では貴重品は持ち込まない様にお願いしているのですが、中には高価な物を持っておられる方もおられます。私は患者さんの高価な腕時計をテーブルから落として壊してしまったのです。ダイヤが埋め込まれた豪華な時計でした。保険から代金を支払えたのですが、大切な人からの贈り物だったらしくその患者さんと気まずくなってしまいました。こう言った心の傷までは補償出来ないのが残念です。

それでも本当に看護師賠償責任保険に加入していて良かったと思いました。この保険に加入する方法は日本看護協会の会員であれば加入出来ます。掛金金額もそれ程高額ではありませんし、支払い限度額も一事故一億迄おりますし免責も0円ですから安心です。事故が起きて不安な場合は相談できる看護職員もいます。約一年半位で更新が必要なので忘れない様にしなければなりません。

業務中に患者さんの持ち物を壊してしまった場合等の対物賠償は、修理費用や購入費用などが支払われる様ですが紛失してしまった場合は支払われないので注意が必要です。詳しい情報は看護師賠償責任保険のホームページに掲載されています。今後も医療の現場でずっと働きたいと思っているのでこの保険はかけ続けて行きたいと思います。保険に入っているか否かで心の余裕が出来ゆとりを持って勤務に当たれるのではないかと思います。


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