新人看護師の毎日は大変!?新人看護師を乗り越えるためのアドバイス

新人看護師の毎日は大変!?新人看護師を乗り越えるためのアドバイス

国家試験を無事に合格して念願の看護師になれたという人も多いと思います。

何事も新人は仕事に慣れるまでは辛いことやしんどいこともありますが、先輩たちも同じ道を通って来ているのです。

看護師1年目だけどもうやめたい、仕事についていけないという人は今回紹介する新人看護師を乗り越えるためのアドバイスをぜひ、参考にしてみてください。

入職してすぐの新人看護師は、臨床での看護を学ぶために研修やプリセプターの指導などを受けながら成長していきます。新人看護師は慣れない職場環境と仕事によってストレスなどで体調を崩しやすい人もおり、新人時代を乗り越えられない人もいます。新人看護師が成長するまでには色々な悩みや仕事を乗り越えなければなりません。 

新人看護師に多い悩みは仕事ができないと落ち込んでしまうこと

仕事にも職場にも慣れない新人看護師ですが、どのような悩みが多いのでしょうか。

新人看護師に多い悩みは、仕事ができない、ついていけないと落ち込んでしまうことと言われています。新人なので出来ない仕事が多いことは当たり前ですが、現場では早く自立をしてほしいとの期待から指導がキツくてついていけないと感じる人も多いです。入職してすぐの間は病棟全体で新人のフォローに当たってくれますが、少し慣れてくるとフォローもだんだんと減ってくるため1人で対応しなければならない場面も出てきます。

出来ないことが多くて当たり前なのですが、周りの先輩や同期と自分の力量を比較してしまい出来ないと自分で追い込んでしまい落ち込んでしまう人も多いのです。新人の間は要領もわからず誰かと比較してしまいがちですよね。現場では看護師不足が深刻な問題となっており、スタッフにも余裕がないところが多く新人のフォローもしっかり出来ていない環境なのです。そのような環境が余計に落ち込んでしまう原因となっています。出来ないと落ち込んでしまうことにより、自信をなくしてそのまま退職を選ぶ新人看護師も少なくないのです。

出来ない現状に対して必要以上に落ち込むのではなく、次は改善しようという前向きな心構えや良い意味で楽観的に考えることも乗り越えるために必要なのです。

新人看護師の研修期間はだいたい2週間から1ヶ月ほどのところが多い

新人看護師には看護師として仕事を始める前に研修がありますが、どのように進めていくのでしょうか。

研修期間や内容は病院の規模によって変わってきますが、規模が大きい病院であれば最初に1ヶ月ほどの期間を使って基礎研修が行われます。病院によっては新人看護師が数人というところでは病棟ごとに研修を行なっているところもあります。

最初の新人研修では基礎看護技術をメインに復習と技術の習得を目的に行います。採血などは実際に新人同士で腕を貸しあって練習を行います。基礎研修が終了すると配属先の病棟でいよいよ勤務が始まります。基礎研修を終えると月1度の頻度で新人向けの研修が行われます。

配属先に配属されてからは毎日が辛いという新人も多いですが、月1度の研修で顔を合わす同期との交流で悩みを話し合って励まし合うことで乗り越えられるという人も多いのです。

研修の種類によっては院外研修などもあり、看護学会が主催する研修に参加するよう病院から進められることもあります。

プリセプターとの関係で悩む新人看護師もたくさんいる

新人看護師には指導係としてプリセプターという先輩がついてくれますが、このプリセプターとの関係性で悩む新人は多いです。

プリセプターとは、新人看護師の教育指導を行う看護師のことであり、主に2〜4年目の看護師が担当することが多く、1年間担当を行い新人看護師が1人前の看護師として自立できるよう計画を行い実施することです。

プリセプター自身も2年や3年目のローキャリアの看護師が担当するため新人により近く、新人時代の気持ちをわかっている存在なのです。しかし、新人看護師にとってこのプリセプターは、慣れない職場の中で唯一頼れる存在なのですが、相性が合わなかったり冷たい態度を取られてしまったりと上手な関係が築けず悩む人が多いのです。

プリセプター自身もローキャリアであるため、自分の指導にも自信がなく態度に出してしまったり、上司からもっと指導を行うようになどの板挟みにあってしまい負担に感じてしまう人も多いのです。

新人看護師もプリセプターもお互いのことを気遣い考えながら良い関係を築いていくことが大切です。

慣れない職場環境で多いのは先輩との上手な関係を築くこと

入職して間もない頃は職場環境も何もかも慣れない新人看護師ですが、プリセプターとの関係以外に多い悩みはどのようなものでしょうか。

新人看護師にとって慣れない職場環境の中で多い悩みは、先輩との上手な関係を築くことができないということです。プリセプターなどの同年代のスタッフとはすぐに仲良くなりやすいですが、年齢の離れたベテラン看護師との距離感に悩む人も多いです。

業務を行なっていると色々な場面で協力なども必要になってくるので良い関係を築きたいと考えている人も多いのですが、中にはベテラン看護師から冷たい態度などを取られてしまい話しかけられないという人もいます。

そのようなベテラン看護師に対しては、無理に干渉する必要はなく業務上の必要なコミュニケーションだけを重視して関わることが大切です。職場には自分に合う人や合わない人などもいるため、程よい距離感を大切にして関わることが、うまく乗り越えるポイントなのです。

中には気分屋な先輩もいて、気分によって振り回されてしまうこともあると思いますが、本人は悪気がないことが多いのでされたことに対していつまでも引きずって考えず割り切ることも必要です。

あまりにもいじめのような対応を取られてしまう場合は、先輩や上司に相談をして対処してもらうことも方法の1つです。

1年後には新人看護師から先輩と同じ看護師へ成長できる

入職して間もない頃の新人看護師は、毎日勉強に追われて辛いと感じている人も多いと思いますが、半年ほど経過した頃には職場にも、仕事にも慣れて働きやすくなっています。そして1年後には新人看護師から先輩と同じ看護師へと成長し、1年前の自分とは違う看護師として働いている自分に出会うことができます。

毎日指導されて全然成長している実感がない、先輩からいつになったら成長するのなどと言われたことがある人もいるかもしれません。成長スピードは個人差もあり、早く成長する人もいれば時間がかかってしまう人もいます。自分は全然成長できていないと思い込みがちですが、自分で自分の成長を認めてあげなければモチベーションに繋がりません。

まずは、小さなことでも良いので毎日、昨日よりできたことを挙げていき自分を褒めて挙げてください。入職した当初は情報収集も時間がかかって出来なかったけど、今では時間内にできるようになったという小さなことでも良いのです。出来たことをコツコツと積み重ねることで自分の自信にもなり、モチベーションの維持にもなります。

新人の間は辛いこともたくさんあり、辞めたい、自分には向いていないなどと考えてしまう人も多くいますが、頑張って乗り越えることでスタッフからも患者さんからも信頼される看護師に成長するために頑張ることも大切なのです。もちろん1人では乗り越えられないこともあるので、同期や先輩など周りの人のサポートを借りて成長していくことが求められています。


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