デイサービス施設での看護師の仕事内容

デイサービス施設での看護師の仕事内容

大学の看護学部を卒業後、地元でもかなり大きめな総合病院の病棟に勤務していました。 夜勤も残業も当たり前、忙殺という言葉がピッタリな毎日でしたが、職場の人間関係がとても良く、何とか日々を乗り切っていました。

高齢出産を機に病院看護師を退職

社会人10年目に主人と結婚、それから5年後に妊娠したのです!不規則な生活が祟って私はひどい生理不順で、妊娠はできないのではないか・・と勝手に思っていました。私も主人もそれほど子供が好きと言う訳ではなく、夫婦2人きりの生活でも良いよね、なんて話していたので赤ちゃんを授かったことは完全に予想外でした。

妊娠8か月まで働き、出産!高齢出産でとても不安でしたが、無事に男の子を授かりました!育休は1年だけ取得してすぐに職場復帰するつもりだったのですが、とにかく体がだるくて、長男は夜泣きも多い子でしたので常に睡眠不足でフラフラでした。

夜勤で夜起きてるのは慣れてるから、夜泣きも平気だろうと高をくくっていたのですが、ずっと緊張感を持って働く夜勤と違って、寝たと思ったら起こされる夜泣きの方が断然ツライのです。とても復帰する元気はなく、残念でしたが病院を退職することにしました。

育児が落ち着いた頃に夜勤や残業のないデイサービスに勤務

長男は卒乳も進まず、私は3歳過ぎても授乳のために夜間に1-2回は起こされていました。でも、長男が幼稚園に行き始めた途端、友達と遊び疲れてクタクタになるのか、夜全く起きなくなったのです!

それから徐々に私の身体もやっと育児の疲れから解放されるように感じ、また看護師として働きたいと思うようになりました。とは言っても、とても病院に戻る気にはなれず、転職サイトなどで日勤のみの仕事を探し、バスで通いやすい位置にあった&求人の出ていたデイサービスの常勤ナースとして勤務することにしたのです。

デイサービスの業務内容は医療処置はほとんどなく、看護師用の備品が入っている救急箱を見たら、入っていたのは消毒液、絆創膏、ガーゼ、包帯、綿棒、爪切り、耳かきのみ。

医療器具は体温計、血圧測定器、聴診器だけで、ここでの看護師の役割は、これらを使って施設に来た利用者のバイタルチェック(熱はないか、血圧は安定しているかなど、デイサービスを利用できるかどうかの判断)、利用者が昼食後や食間に服薬する薬の管理、爪切り・耳かきなどの処置です。後は利用者さんの人生相談くらいでしょうか。

病院での勤務経験はほとんど必要ありませんが、一般的にデイサービスの施設に配置される看護師さんは1人きりであることが多いため、前職で病院やクリニックで豊富な経験を積んだ看護師さんだと歓迎されるようです。

介護士さんとともに介護のお仕事をご一緒することも多いですし、お給料もぐーんと下がりました。 少しでもブランクが空かないようにと始めた仕事ですが正直、デイサービスに勤務していてはブランクが空く一方、キャリアアップなど到底望めません。ただ体力的には本当に楽!

残業やもちろん夜勤もほとんどなく、幼稚園のお迎えに送れたこともありません。デイサービスに看護師として勤務する場合は、メリット&デメリットをしっかり把握してから入職することをオススメします。


病院勤務 (41歳女性)のレビュー

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