【大学病院・看護の現場】陰口・理不尽で人間関係がどろどろの手術室

私は、1年間都内にある大学病院に勤めていました。就職したきっかけは、大学からの指定病院でもあり同じ4年間勉学を共にした仲間が多く就職するため、私も同じように就職しようと思い希望をだしました。大学病院での希望する科は病棟だったのですが、残念ながら通らず第3z希望として記入していた手術室となりました。
入職して先輩に言われた言葉は「あんた達絶対に泣くから」
手術室での看護師の人数は約40人。そのうちの4割は男性看護師が勤務しており、経験年数は中間層がほとんどいなく、10年以上勤めている方が10人はいました。
入職して、歓迎会がありはじめて同じ科の先輩方と会うときの先輩看護師の第一声は「あんたたち絶対泣くからね。ていうか泣かすから覚悟しなさい。」でした。同期は私を含めて8人いましたが、全員その第一声にドン引きし歓迎会はほとんど話すことなく同期で縮こまり終わりました。
現場で働くことになってから、先輩の言葉におびえながらも頑張っていこうと同期同士で気持ちを奮い立たせ朝はロッカーがあく7時には病院につき夜は病院で10時すぎまで残り勉強する毎日でした。
だんだん先輩方からもがんばっているねなど声が掛かるようになり関係が築けてきた2ヶ月後くらいの時、同期の1人が仕事に来なくなりました。心配して連絡したところ、10年以上経験している男性看護師に理不尽に怒られたり陰口を言われ続け他の男性看護師も悪口を間に受けてその子に冷たく当たっているとのことでした。
その男性看護師は、女性の先輩方も恐れているような見た目の怖いイメージのかたでしたが私には気さくに話しかけてくれたりと優しかったため影でそんなことになっていたとは気づきませんでした。結局その子は3ヶ月目で精神的に働けないと辞職することとなりました。
先輩看護師のいじめが始まり辛い日々が続きました。
4ヶ月を過ぎた頃から、今度は10年以上のおばさん看護師からのいじめが始まりました。手術室では、一週間前あたりから来週の手術の人付がされているのですが1年生だけ件数も多く手術も大きなものばかり。まだまだ、短い手術でも不安がいっぱいなのになぜなんだろうと悩んでばかりでした。
人付をしている10年目以上の先輩方はあなたたちに成長してほしいからよと言っていましたが私たちがいないところでは1年生の悪口を散々言い、人付も嫌がらせであえて長い手術に付けていたことがわかりました。だんだん1年目の経験ではできないことが増えてきて毎日朝は7時までに病院につき帰りは11時過ぎという生活になりました。休日もほとんど病院に来て勉強、手術の準備をしており休めず半年経った頃には体重は10kg近く落ち同期は半分の人数になりました。
そんな休みのない毎日をどうにか残りの同期や少なくも優しい先輩方に支えられて1年がちょうど終わる頃、私は疲労とストレスで辞めてしまおうかなやんでいました。そんな時、チームの飲み会があり参加したところ、3年目の先輩が私に向かって「ねえあんたの同期のあいついつやめてくれんのかな。私すごく厳しくあたったりいろいろしてるけど全然平気そうな顔してるんだもん。なんなのあいつ。」
私はその先輩の心ない言葉で、プツンときて1年で辞めることにしました。今では思い出したくもありませんし看護師という仕事に熱い思いも失せました。唯一同期とはいまだにみんなでご飯を食べたりと関係が続いていることだけが救いです。私はいまのんびりと派遣ではたらいていますが毎日が楽しいです。