病院の夜勤よりも、実は先輩看護師が1番怖い?

病院の夜勤よりも、実は先輩看護師が1番怖い?

看護師として今年で3年目になり一般病棟で勤務をしています。今年の初めに転職をしたので現在の病院では経験は浅い新人ナースですが、以前とは違う科に配属されたため毎日が勉強です。

看護の業務は毎日が激務なのであっという間に時間は過ぎて行く

以前は慢性期の病棟で現在と比べると雰囲気もゆったりとしており患者様1人1人とかかわる時間も多く変化の少ない環境だったため、物足りなさを感じ忙しい一般病棟を希望して転職しました。転職後は慢性期のゆったりと余裕があった毎日がうそのような、忙しさに目が回る思いで勤務しており日勤夜勤も関係ない忙しさに付いていくのがやっとです。

慢性期病棟で勤務しているときは急変などの緊急事態が起こることはあまりなく、本当にゆっくりで穏やかな時間が流れていました。現在は一般病棟ですが昼夜問わず緊急入院の患者様が入りICUも満床のため急変の可能性が高い患者様もモニター管理を行いながら看護を行っている状況で時間はあっという間に過ぎてしまします。

昼夜問わず入院患者様が入られるため夜勤中も休憩があれば良い方で、大部分は巡回や点滴更新、患者様の対応と記録に追われ気が付けば朝を迎えることが現実です。よく友人に「夜勤って真っ暗だし怖そう」と言われることがありますが、忙しさのあまりに怖さを感じる余裕すらないのが答えです。そんな多忙な新しい職場ですが、やっと最近は慣れてきたおかげで少し余裕が出始め周囲も見えるようになりました。

夜勤よりも恐怖に感じた、病院の癌「先輩ナース」

忙しい毎日を過ごしていますが、ある日気になる出来事が起きました。それは以前から私が苦手に感じていた先輩ナースがいたのですが、態度や言い方がきつく質問をしてもバカにされ報告もまともに聞いてもらえないという仕事がやりにくい状況がありました。

理不尽な内容で怒られるスタッフもおり言い方が非常に怖く、泣き出すこともあり、先輩ナースに関してはキャリアが浅いスタッフに対して、横暴な態度、所謂パワハラを行い師長やドクターなどの上司に対しては媚びるような態度をとっていたため苦手に感じていたスタッフも多かったのです。特に夜勤で一緒になるとスタッフも夜間は3人しかいないため先輩ナースを避けて通れない状況にストレスを感じていまい普段の倍ほど疲労を感じていました。

怖いと評判の先輩ナースと同じ夜勤の勤務になり私はいつも以上に緊張感をもって業務に取り組んでいました。問題なく夜勤業務をこなしていき少し余裕ができたので休憩に入りましたが、休憩など関係なくナースコールは鳴り響き先輩ナースが対応していました。

コールは鳴り続け用がないのにコールを押し続ける患者様だったため先輩ナースはコールを無視し部屋へ向かいました。私はどのように対応するのだろうかと興味があったためこっそり真っ暗な廊下で先輩ナースの背中を追い病室に入ると、先輩ナースが患者様に怒りナースコールのコンセントを外しているところが目に入りました。

ナースコールのコンセントが外されたまま朝を迎えましたが、巡回で確認は行っていたため患者様には影響はなく安心しました。朝を迎え早出スタッフが出勤してくる前にナースコールが外された部屋を確認しに行くとナースコールは元通りに設置されており、先輩ナースも何事もなかったかのように対応していました。そして朝の申し送りではナースコールが何度も押されていた様子もナースコールのコンセントを外して対応したことは伝えられず何事もなかったかのように伝えられていました。

認知症がひどい患者様の中にはナースコールを何度も押すなどの行為がありますが、その場合は患者様を目の届く場所に移動させて見守るなどの対応をとっていました。いくら多忙だからと言って重要なナースコールのコンセントを外して放置するという行為はひどいものだと感じ、先輩ナースに恐怖すら覚えました。夜勤のこわさよりも酷いことを平気で出来る先輩ナースに対して怖い、そして同じ看護師として信じられない思いでいっぱいでした。


看護師の魅力は見えない部分にある。「ありがとう」が全てでした。
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「看護師は給料が良いからたくさん貯金がある」は大違い!
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