看護師配置基準はあてにならない
看護学部を卒業して、地元の大きな病院で勤務することになりました。メドフィットなどの求人情報を見て調べた所、この病院の看護配置基準(適正な医療を行うため、病院を始めとした医療施設や介護施設では、患者に対しての必要な職員数(医師・看護士・介護士)が決められており、例えば病院(一般病棟)では「患者:医師=16:1」です)が13:1で、ちょっとキツイかな・・と、思ったものの、自宅から近くて通いやすく、夜勤の時などすぐに帰れて楽だろうと考えたからです。
人間関係が原因で看護師配置基準13:1の病院を退職
看護配置基準13:1でも、何とか仕事は回って行きました。 が、人員数とか家から近いとかそういうことは大した問題ではないくらい、看護師長がモンスターでした。
常にピリピリしていて、仕事が忙しくなってくるとますますひどくなります。ターゲットは主に新人で、私がテキパキ仕事をこなせずにしたのも悪いかとは思うのですが、「看護師向いてない!」「もう1回看護学部1年からやり直してきて!」「手当が少ない上に使えない新人の世話を押し付けられて管理職なんかやってられない!」と、使えない人呼ばわり。
質問にさっと答えないと、ファイルやバインダーで頭や肩を叩かれたり、准看護師差別もひどく、パワハラの塊のような方でした。どうしても我慢できず、3年目に退職することに・・。
看護師配置基準7:1の病院へ転職したものの
次に転職する病院は、看護士の配置人数が多い7:1の病院にしようと考えました。この看護配置は入院患者7人に対して1人の看護師でケアをする、という制度で定められている中では最も手厚い人員配置です。
看護師の人数が多ければ、1人1人の看護師さんの負担も少なくなり、もう少し穏やかに患者さんの看護をすることができる・・そう思って、50床ほどの入院施設のある病院に転職したのです。
その病院は確かに入院患者数50名に対して日勤看護師が6名、夜勤の看護師が2名、合わせて8名の最低人数である看護師さんが配置されていたのですが・・介護が必要な患者さんが多く、日勤帯に6名の看護師で患者さんを見るのはかなり厳しいのです。
夜勤2人もかなり厳しく、下痢が続いている患者さんのオムツ交換や、徘徊する患者さんなどが入院してきたりするともうアウト!その対応に追われて事務処理が全くできず、残業確実です!さらに、7:1にするために新人の看護師を大量に採用したらしく、私だってまだまだ新人なので人のことは言えませんが、こんな私よりスキルのない看護師さんの多いこと、多いこと!
仕事が大変なのに、新人さんの指導もしなければならずますます時間が押す!転職して良かった点と言えば、みんな前の職場以上に疲れ果てていて、ギスギスする余裕もなく、看護師長も自分が疲れているからパワハラしてうさを晴らすタイプの方ではなかったところでしょうか。
看護師配置基準って当てにならないんだな、と痛感しました。13:1でも入院患者の状態によってはゆったり働けるし、7:1でも手厚い看護が必要な患者さんが多ければ、看護師の負担は増えて激務になるんです。
次回は、求人サイトなどに登録して転職コンサルタントさんの助けをかりるなどして、しっかりと病院の詳細な情報を調べてから転職しようと思っています。病院勤務 (27歳女性)