小児専門看護師の先輩を見て同じ道を志すように

小児専門看護師の先輩を見て同じ道を志すように

私は、大学の看護学部を卒業後にそのまま付属の大学病院へ勤務することになりました。看護師を目指したのは、昔小さかった頃、喘息で何度も何度も病院へ行き、その度に吸入処置をしてくれた看護師さんが大好きだったからです。スイミングに通ったりして体が強くなったおかげか、小学校に入るとどんどん喘息は良くなり、その看護師さんにお世話になることはなくなったのですが・・進路を決める段階になってすぐに看護師になろう!と、すぐに決心しました!

小児専門看護師を勧められて

小児病棟に配属することになった時は不安でした。1人っ子だったし、イトコも私より小さい子はいなかったため、子どもは完全に未知の生物だったためです。が、あの憧れの看護師さんのように、子どもの辛さに寄り添ってあげられるような看護師を目指そう、と決意!最初はあやし方も分からなくて泣かれてしまったり、どこが具合が悪いのか分かってあげられなかったりで自信をなくすこともありました。人手不足でいつもクタクタですが常に笑顔で!子どもは敏感なので、こちらが疲れた顔をしているとすぐに察して不安そうな視線を向けてきます。

次第に、子ども達の笑顔に本当に癒されるようになりました!そんな時、始終周囲に気を配り、看護師がスムーズに働けるように心を砕いてくれている看護師長が私に「小児看護専門看護師になってみない?」と声をかけてくれたのです。看護師長自身も日本では数少ない小児看護専門看護師で、「きっと向いていると思う!」と、おっしゃって下さったのです。

仕事を休職し小児専門看護師を目指すことに

小児看護専門看護師は、日本看護協会が認定している専門看護師(特定分野において卓越した看護実践能力を持つ看護師)の中の1分野です。 専門看護師とは受験資格(看護系の大学院修士課程修了者かつ特定分野における実務経験5年かつ小児看護分野での経験を3年以上)を満たし、認定審査に合格すると小児看護専門看護師の資格を得られます。子どもの成長、発達、家族と小児患者の療養生活を支援し、高い水準を保った医療・看護ケアを提供すること、また研究活動を行うことが役割です。

私は大学院へは進学していないため、もし小児看護専門看護師を目指すのであれば一度仕事を休職or退職しなければなりません。30代を目前にして果たして授業についていけるかどうかも不安でした。しかし、小児看護のあり方について、さらに学びたい、私も師長のようなスタッフも患者さんも笑顔にする力・技術のある小児看護専門看護師になりたいという気持ちもありました。

調べてみると、小児看護専門看護師のコースがある看護大学は全ての都道府県にある訳ではないのですが、私の県に、さらには実家の近くにあったのです!このことで決心が固まり、仕事を休職して小児看護専門看護師を目指すことにしたのです。最初は娘が無職になることを渋っていた親も、本当にやりたいことなら・・と、自宅から通うことを了承してくれました。この資格を取得すれば、より多くの子どもの患者さんを笑顔にできると信じて頑張ろうと思います!


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