病院薬剤師の有給取得ができるのかは実際の所職場次第

病院薬剤師の有給取得ができるのかは実際の所職場次第

私が薬学部を卒業してキャリアをスタートさせたのは、急性期の総合病院でした。病床数600床というかなり大きな病院で、仕事内容も本当に高度&ハード!新人の頃は毎日のように怒鳴られながら入院処方をこなしていました。

有給取得率ほぼ0の病院で働いていました

急性期病院に入院してくる患者さんは、症状が安定せず刻一刻と変わっていく方が多く、調剤内容や薬剤を変える頻度が非常に多いことに加え、チーム医療の一員として加わり、手術の立ち会いをしたり、抗がん剤の投与をこなしたり、高度な知識や技術が必要でした。

また、患者さんやご家族の方とも話をしていく必要があるため、不安を与えないためのコミュニケーション能力も必要です。薬剤師としてのキャリアやレベルがぐんぐん高まっていくのは嬉しく、誇らしさも感じましたが(また急性期病院は病院の中でも比較的給料が高かったです!)、とにかく休みが取りづらい職場でした。常時20人-25人はいた同僚の薬剤師は誰も有給を取得できておらず、「有給休暇は労働者の権利」という常識も忘れてしまっていました。(冠婚葬祭の場合のみOK)残業、夜勤、土日勤務も当たり前で仕事がきつく、30歳になった頃、この職場で定年まで働ける気がしなかったことと、両親を安心させるために実家に戻りたかったため、転職を考えるようになりました。

有給が取得しやすい、ワークライフバランスの取りやすい病院へ転職

実家は県外で、病院の情報は何1つ分からなかったため、Uターン就職を成功させるために求人サイトに登録しました。転職アドバイザーさんに「実家から通いやすい位置にある病院」で「もう少しゆったりした職場」「有給消化率の高い病院」で働きたいと相談した所、実家から通いやすい位置にある慢性期の病院を紹介されました。慢性期病院では割と症状が安定した患者さんが入院しているので処方は定期処方が多い、そのため今いる急性期の病院よりはゆとりがもてる、と。そして、現在この病院で働いています。転職前は有給は取得できないのが当たり前だと思っていましたが、そんな訳ない、ということも失念していました。転職して本当に良かったです!

有給休暇は正社員だけでなく、パートさんやアルバイトさんにだって持つ権利ですが、実際取得できるかは職場次第!有給取得率が高い病院を探すには、・面談で質問する・実際に現場に見学に行く・MRさんから情報収集する・スタッフの在職年数を見てみる(病院薬剤師会の名簿を見ると分かります。若い人の割合が非常に多く、中堅層が少ない病院は要注意です。新人の定着率が悪いことを意味し、有給休暇以前に新人が育ちにくい厳しい環境である確率が高いです。理想は各年代がバランスよく働いている病院です)・大学の先輩や友人に話を聞く

・私のように求人サイトに登録して転職アドバイザーさんに相談するのも確実です。薬剤師の転職応援サイトは数多くあり(クラシス、ヒューマンサポートetc)有給休暇などの情報から病院の経営方針まで伝えてくれ、転職が成功するまで質の高いサポートを受けることができるので利用してみて下さい!特に女性には、ワークライフバランスの取れる職場に就職することをオススメします。


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