【看護師の転職体験談】大学病院からクリニックへの転職で夜勤が無くなり生活習慣が改善。有給自由で給与は大学病院と変わらず

【看護師の転職体験談】大学病院からクリニックへの転職で夜勤が無くなり生活習慣が改善。有給自由で給与は大学病院と変わらず

看護学生、最後の年の夏に就職活動がありました。夏前から様々な求人情報見ていた私が就職しようと思った病院は大学病院であり、私が住む県で唯一の特定機能病院でした。

実家から車で片道20~30分と通勤のしやすさも魅力的でしたし、給料に関しては初任給20万円と一般的な大学病院よりも高かったです。また、病院の敷地内に看護師の寮があり、病院までは徒歩で3分、家賃も無料でした。私は実家通いであったため使用しませんでしたが、遠方から働きに来ている方にとってはとても嬉しい待遇だったと思います。

就職後、残念ながら希望していた部署には勤めることができませんでした。私が入職した部署の師長は8年近くその部署にて師長を務めていました。最初はすぐに気付きませんでしたが、同じ師長が長年居座っていることによって、その部署は師長の嫌な部分が風化されていました。

まずは勤務内容です。師長は次の日の患者受け持ちや入院患者受け入れの看護師割り振りを行います。私はいつも重症患者や手のかかる患者、緊急入院患者等を担当するよう命じられていました。その際に私が暇なのであれば良いのですが、どんなに忙しくても私が担当するように言いました。私と同じような扱いを受けている先輩が1人いました。部署内の人間関係は良い方であったので、様々な方が言っていたことですが、師長にはお気に入りの看護師とお気に入りでない看護師がいるようでした。私はお気に入りではない看護師でした。

師長の「気に入らない看護師」になってからは最悪な日々が続きました

お気に入りの看護師というのは、看護研究を自ら毎年行う看護師や、多くの研修に参加する看護師でした。そういったことを行うことによって看護部からの評価も上がるため、師長は必死だったようです。師長はいずれは看護部へ異動し、副看護部長を狙っているとの噂もあり、そのために部下に研究等をやらせていたのです。

そして、有給が取れないのはもちろん、勤務希望を出す事も嫌がられました。17時からの委員会に参加するため、日勤の勤務希望を出しても通らず、夜勤明けになっていることは多々ありました。夜勤明けとなると午前中に帰宅し、また夕方に病院へ行かなければなりません。しかし、時間外労働手当は出ませんでした。

そういった環境で3年間勤めましたが、我慢ができず退職することにしました。しかし看護師不足の御時世に、師長はもちろん、看護部長も簡単に頷いてはくれませんでした。私はもうこの職場では働くことは限界だと伝え、なんとか許可を貰うことができ退職しました。

その後は近所のクリニックで勤務しています。夜勤が無いため、生活習慣が改善され、有給も自由に取ることができるようになりました。また、給与は大学病院に勤めていた頃とほとんど変わらず頂いています。人間関係も良好であり、執拗に無理な仕事を押し付けられることもなく、忙しい時は皆で助け合って仕事ができています。


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