日々のストレスをリセットする! 看護師1年目の乗り越え方

日々のストレスをリセットする! 看護師1年目の乗り越え方

今年で看護師2年目の23歳です。看護師としては2年目になりますが、まだまだ勉強することがたくさんあり毎日必死で業務をこなしています。入社してから1年が経過して後輩も入ってきましたが、もう新人扱いされず任される仕事量も増えおまけに委員会に参加など昨年と比べ物にならにくらい忙しい毎日を送っています。後輩を見ていると「私も昨年まではこんな風に指導を受けていたな」などと懐かしい気分になりますが、看護師1年目は楽しいものではなく毎日辞めたいと考えていました。

先輩ナースに怒られ、職場に向かうのも億劫に

看護学校を卒業し病院に入社してから2週間ほど新人ナースだけで研修を受け、その後各部署へ配属されます。配属されてからが本当の看護師としての業務がスタートです。ただでさえ慣れない環境に分からないことばかり、先輩ナースには怒られ落ち込む毎日で自信を失い職場に行きたくないと思うことも多々ありました。

特に先輩ナースからの指導がきつく辛いと感じることもあり精神的にダメージを受け、泣きながら帰ることもあり周囲に心配ばかりかけていました。怒られるたびに「なんでこんなにきつく言われなければいけないんだろう、私は看護師に向いていないんだ」という思いが日に日に大きくなっていきました。また、新人で分からないことがあるのは当然のことですがベテランであろうが新人であろうが看護師にかわりはなくミスは許されないため、教えてもらっていないことであってもミスを起こすと勉強不足というレッテルを貼られて怒られます。

怒られる回数が増えるたびに「辞めたい」という思いが沸き上がり転職を考えるようになりましたが、実際行動に起こすことは出来ず転職サイトを眺めたり紹介会社から情報をもらったりネットで同じ状況の人を見つけては共感する日々でした。看護師1年目の洗礼とも言える指導の辛さから転職を考えていましたが、踏みとどまったのには同期入社したスタッフの存在が大きかったです。

配属は違っていても集まる機会が多くいつも職場での悩みや怒られたこと、ミスした内容や愚痴や不満を共有し、「自分だけじゃなく同期も同じ思いをしているんだ」という安心感を得ることで少しずつですが乗り越えることが出来ました。配属先では自分1人が新人だったため悩みを共有できる人や気軽に相談できる環境もなかったため、同期スタッフの存在は救いです。

私はあまり人に自分のことを話たりすることが得意ではなかったのですが、同期スタッフと仕事の悩みや愚痴などの話をしているうちに「話すことが好きだ」ということに気が付いたのです。そして、話し終えたあとにあれだけ嫌だと感じていた出来事もスッキリ忘れリフレッシュできており、話すことが1番のストレス解消法だと思いました。

職場のスタッフと話す事が支えになりました。

周囲の看護師1年目は悩みを話す相手がおらず1人で抱えこんでいるという話しも聞きますが、1人で抱え込んで悩むことほど辛いものはありません。私も1人で考えこんでいる時は辛く毎日辞めたいとばかり考えていましたが、同じ悩みを共感してくれるスタッフの存在を知ってからはすごく楽になりました。

先輩ナースからの指導はありがたいもので指導をしてもらえるのは新人のうちだけです。2年目からはすべて1人立ちさせられ先輩ナースと同じように業務をこなしていかなければなりません。看護師1年目でつらい思い出もたくさんありましたが、同期スタッフの存在と思っていることや考えていることが話せる環境があったおかげで2年目を迎え現在まで続けられています。

何事も1年目は辛いことも多くしんどいと感じることが多いと思いますが、同じ環境にいる仲間こそが支えであり乗り越える力だと思います。 時々辞めたいと考えることもありますが、頑張っている同期スタッフの姿をみると私も負けていられないという気持ちになって頑張れます。

新卒1年目の看護師さんは最初の3ヶ月は特に悩まれる方が多くいらっしゃいます。

その背景には社会人経験自体がないこと。

先輩看護師との間で知識の差があまりにも多くあるため、先輩の期待になかなか答えられないという背景が挙げられます。

今回は掲載した体験談とは別に、看護師のかなこさんに ナース1年目時代の経験についてお話しいただきます。かなこさんよろしくお願いいたします。

よろしくお願いします。

では、1年目はどちらでご勤務されたのでしょうか?勤務先の特徴についてご説明いただけますか?

はい。私は、大阪のいわゆるドヤ街にある、300床程の民間病院で内科病棟の看護師として勤務していました。

病院も古く、患者さんもまるで檻に詰め込まれた囚人のような、地獄絵図が展開されていました。

囚人ですか!!かなり狭そうですね、それは。

一つの部屋はそれほど大きくなかったのですが、その中に患者さんが8人から6人詰め込まれているというような状況でした。

ケアもしづらかったですしバイタルを測るのにも一苦労でした。

患者さんは寝たきりの方が多かったので、あまり不満の声は聞きませんでしたが、入院する患者さんは本当に可哀想だと思いました。

実際に勤務してみて最初のうちは研修などありましたか?職場に馴染むまでの苦労であったりとか、先輩から受けたフォロー、悩みなどその辺りをお伺いできればと思います。

私が勤務して1年目の頃は、研修制度などなく、見よう見まねで先輩の技術や知識を習得していくというような形でした。

何も知らなければ先輩たちから怒られ怒られるという日々が続きました。

労働環境で言えばあまり良いものではありませんね。かなこさんがこの病院で働いて特に辛かった事はなんだったのでしょうか?

私が一番苦痛と感じたのは、同時に2人の患者さんが急変して病院がてんてこまいになった時の事です。

その時、一年目だった私ともう1人同僚がいたのですが、何も役に立てませんでした。

それは、新人だから当然のことかもしれませんが、先輩は一段落するとカルテを投げつけ私達を怒鳴りつけたのです。

いきなりですか!!

はい。巻き添えに食らったとも思いました本当に悔しくて悔しくて泣きそうでしたでも先輩達はそんなのお構いなしでひたすら急変時に対応できなかった私たちを怒ってきます

看護の技術を教えてくれるのかと思えば、先輩方は私達の鈍い動きを叱るだけで、何をどうすれば良かったという具体的な指導は何もありませんでした。

物品の配置もわからないのに、「あれを取ってきて」「これを取ってきて」と言われ

結構、無茶なこと言われますね…

また違う先輩に何処にあるかを聞いてまた怒られる、というような非常に残酷な現場でした。

その時、私はここにいるべきではないと思い、転職する事に決めました。

しかし、現在勤めている病院でしか経験していなかったので、どういう所に勤めればいいのか、自分が一体この先、何がしたいのかが明確ではありませんでした。

手探りで始めましたが、何を何処からどう探せばいいのかも全くわからず、先輩にも聞く事は出来なかったので大変でした。

なるほどかなこさんは大変な苦労をされたんですね。今回はお話聞かせて頂きありがとうございました。

どういたしまして。

実際、病院によって、特に民間で働いている方で、こういった体験に遭遇する看護師さんは多くいらっしゃいます。

そうした際に思い悩んでずっと働き続けるのは良くありません。看護師としての最初の3年間というのは、まさにファーストキャリアです。

ここで何を学びどういうキャリアプランを描いているかによって、今後の人生が大きく変わるともいえる、大変大事な時期なのです。

思い切って転職活動を検討するのも悪くないですね。

まずは、院外に対して退職の願いを申し出る前に、どんな求人があるのか看護師専門の求人コンサルタントに相談してみることをお勧めします。

求人を見るだけ、といった形でも親身になっていろんな病院を紹介してもらえるので、院外の情報収集としても役立ちますよ。

登録は1分で完了しますので、まずはご登録してみてください。

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