看護師の手取りが多い理由は何?准・正看の給料の違いは?

看護師の手取りが多い理由は何?准・正看の給料の違いは?

看護師の給料は、いくらくらいか気になりますよね。一般的に国家資格を取った専門職ですし、夜勤もあるために手当を合わせると同じ年代の女性に比べて年収や手取りは高い傾向に入るでしょう。私も女子会で看護職以外の人から、給料について聞かれていました。もちろん、みんなより多いことを知っているので、正直には言いませんが、心の中ではみんなよりも多いよと思っていましたね。

看護師の給料は多いが、それ故に生まれる複雑な思いもある

でも、看護師の給料を言わなくても、多いのではないかということは、看護師の生活を見ていればわかることもあります。実は私は海外旅行が趣味。日々の仕事は忙しい、しかも夜勤をして時間に追われていると、なかなか給料をもらっても使うところがない、そしてまとまった休みが取れると海外旅行に出かけていたのです。

ほかの人は、休みの日は自分磨きのエステなどに通う人も少なくありませんでした。ブランド物の好きな看護師も多いですね。かと思えば、30代でもうマンションを購入して、一生おひとり様を覚悟して生活をしている人も…。これを見ると看護師って年収がよくてもちょっと複雑…。

正看護師の中には、認定看護師や専門看護師の資格を持った人もいます。この資格があるとまた給料の手取りは跳ね上がります。実務経験も必要ですし、半年間の研修と試験をパスする必要があります。そのような苦労があるので、給料に反映されるのは当然かもしれません。そのため、スキルアップを狙って認定、専門看護師になりたいという人も多いのですが、実は給料のアップを狙ってなりたいという人もいるんですよ。

しかしすべての病院が、初任給も手当も良いとは限りませんね。もちろん地方と都心部では、物価も違うので、給料も大きく違います。また選んだ病院が大規模病院か小規模病院かでも異なるのです。比較的大きな病院は基本給が高いですし、クリニックなどでは夜勤もなく手当がないので給料が安い場合もあるのです。

看護師と准看護師の間で給料の話はタブーになっている。

また正看護師と准看護師の給料の差という問題もあります。都市部は看護大学も充実し、正看護師の資格を持った人が多いのですが、地方ではまだまだ准看護師養成学校を卒業した准看護師が活躍しています。でも正看護師と准看護師が一緒にいる病院で給料の話って禁句なのは知っていますか?

実は私の病院では正看護師と准看護師では基本給が2万円くらい違っていたのです。また同じく夜勤をしていれば、夜勤手当もつくのですが、夜勤の手当は基本給をもとに計算されているので、手当自体が少なくなるのです。これをパートの場合に置き換えてみるとパートの正看と准看の場合は、時給で200円くらいは違う!そのために月給に換算すると給与がとても少なくなってしまうのです。

だからみんな准看は給料が安いと知っているけれど、その話をあえて出すことは禁句だったのです。患者さんから見ると正看も准看もみんな同じ看護師。看護能力だって、経験を積んだ准看の方が、正看の新人よりもよっぽど使えるのです。でも不運なことに准看だから、経験を積んでも正看の新人よりも基本給が安いということも…。

それを解決しようと、准看で転職をしようと試みる人も少なくありません。転職サイトを見てみると、正看になるための支援サポートが充実しているところもあります。その中には返済なしの奨学金制度があるところもあるのです。また准看の労働力を大切にしてくれる病院もあるのです。

そのようなところを見つけることが出来ると、給料だって上がるし、仕事だって張合いが出ます。支援体制が整っていれば、もっと頑張ろうと意欲も出ますね。それでもやっぱり給料の話はタブーなことが多いかな?看護師の世界は、まだまだ女性が多い、だからお金のことは結構、シビアなのです。


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