社会人として病院で働きながら看護師として働きたいと思う様に

社会人として病院で働きながら看護師として働きたいと思う様に

私は高校を卒業後医療事務の専門学校に2年通い、卒業してから社会人として病院の事務職で働いていました。受付業務をする事もあり看護師さんやドクターとも話す機会があり、ひそかに憧れを持ちながら働いていました。しっかりとした資格を持って仕事をしている人達はどこか自信に満ち溢れていて堂々としていて魅力的に感じました。私も医療事務の資格は持ってはいますが、どこか地味な感じがしてドクターやナースを身近で見ていてそう感じていました。

忙しさとしストレスで人間関係最悪の職場に

私が事務員として職に就いた時の上司は職員全員の性格や能力を把握し、とてもフレキシブルに対応する様な人でした。それが二年目には前の上司とは全くタイプの違う、一律に物事を押し付けて来る様なワンマンタイプの上司がやって来たのです。それに着いて行けずに数人の事務員が辞めて行きました。求人しても中々人員が見つからずに事務所はとても忙しく、休みも取りにくくなりました。

忙しさとストレスで事務員間の人間関係もギスギス…一年目の雰囲気とは随分職場の雰囲気は変りました。上司が変るだけでこうも職場の環境が変わってしまうものかとびっくりしました。受付業務に着いている時も患者さんから待ち時間が長すぎると苦情を受けたり、支払いを滞納している患者さんと言い合いになったりその頃の私はストレスで一杯でした。こういう事を繰り返して行く内に転職を考える様になって行きました。

転職と言っても病院事務のまま転職する事を躊躇していました。ドクターになれなくても看護師にはなれるかも。。そんな気持ちが芽生え始めていたのです。「未だ21歳、今なら遅くないかも。」そんな事を考えていました。そして事務職に就いて丸二年がたった時を機に、看護師になる決断をし病院の事務職を去りました。転職の前に頑張らないといけない事が出来ました。

看護師資格に挑戦し看護師として前職の病院で仕事

前職を退職してからは看護師になる為にはどうしたらいいかを、毎日考えたり調べたりして過ごしていました。大学に行くべきか看護師専門学校へ行くべきか 、学費は十分に自分で支払えるか等入念に調べました。そして私は3年制の看護師専門学校へ入学し、厳しい実習にも耐え見事国家試験にも合格し晴れて看護師となる事が出来ました。その時私は25歳になっていました。「まだまだ若い。」等と自分に葉っぱをかけ就職活動に取り組みました。

さて就職活動ですが、医療事務で勤務していた病院が自宅から通うのに利便性が良いので同じ病院を選びました。内心ちょっぴり元同僚をビックリさせたいなって思いも有りました。面接を受けに行った時に丁度お昼を取る為に廊下を歩いていた以前の同僚にバッタリ出くわしました。久しぶりに世間話を軽くしただけでその時は別れました。本当は看護師資格を取得した事を言いたくて言葉が喉まで出かかっていたのですが、そこは大人の知恵で我慢しました。

そして面接から数日経って採用の知らせがあり、私は嬉しくて一人飛び上がって喜びました。私の場合いったん医療事務で就職し退職それから看護師を目指したので、何故そう言う道を選んだのか詳細を聞かれました。事実を伝え今看護師を一生の仕事としてスキルアップも含め頑張りたいと伝えました。本当に憧れの看護師として働く事が出来る様になり喜びで一杯でした。

私の配属は内科病棟に決まりました。私は少し歳を重ねた新人ナースで私より若いナース達が先輩と言うシチュエーションですが、そんな事は全く気になりませんでした。憧れの制服を着て病気で 入院している患者さんの看護をしていると、どんなに忙しくても心の中は充実感で一杯でした。前職での体験があるからこそ今この病棟でのきつい仕事にも遣り甲斐を感じながら働けるのだと思います。

内科病棟で働き始めて5年になります。色々な科での勤務も経験して広く知識を得たいと思っています。自分の環境が変り夜勤などが出来なくなった時にでも対応出来る様に、いずれは訪問看護師として働く事が出来たらいいなと思っています。社会人から思い切って看護師を目指して本当に良かったです。遣り甲斐もありますし夢はどんどん広がっています。


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