病棟での人間関係に疲れクリニックの看護師に転職しました

病棟では大変な勤務に加え人間関係と全てに疲れていました

看護師として働き出して3年が経ちました。急性期病棟に配属され新人時代から3年間必死に業務をこなしてきましたが、一番大変だと感じていたのは人間関係でした。スタッフは全員女性で新人からベテランまで色々な看護師がいましたが若手とベテランの意見が合わず仕事に支障が出るほどでした。

私は新人なので若手の先輩と仲が良く、ベテランの先輩たちと対立するつもりがなくても派閥としての扱いをされて困っていました。特に業務中にベテランの先輩が日勤のリーダーなどをしている時に報告を聞いてもらえない、休憩の時間を教えてもらえないなどのいじめに近いことをされることもあり業務がやり辛く仕事も楽しいと思えませんでした。

病棟全体が仲が悪いということは主任や師長も把握していましたが、話し合いもまとまらずすれ違いばかりで根本的な解決にはなりませんでした。私の病棟が人間関係が悪いという評判は他の病棟にも知れ渡っていましたし、病院全体でも把握していたと思います。

日常業務も多忙の中、スタッフ同士の仲が悪いことで応援を頼みにくい状況も重なり私自身も疲れてしまっていました。このまま病棟全体が解決されないのであれば転職して環境を変えることも方法だと感じ始めていました。師長には現在の状況と仕事がやり辛く支障が出ていることも訴えましたが、具体的な解決策も見つからず時間がかかると思うと言われてしまい希望が見えなくなりました。

その間にも病棟の雰囲気と人間関係に疲れた退職者が後を絶たない状況も続き、看護師不足が影響し1人あたりの業務量も増え残業の日々でした。当然、私の病棟の噂は全体に広まっているので異動したいというスタッフもおらず人不足による過労と人間関係の疲れが重なり私は身体を壊してしまう寸前まで追い詰められていました。早めになんとかしないと自分が持たないと思い転職を決意しました。

次の職場として選んだのは、クリニックの看護師でした

病棟で働くことも看護師同士の人間関係にも疲れを感じていた私は次の転職先を探すため転職活動を始めました。転職サイトを見ていると病院以外にもクリニックや美容外科クリニック、施設など様々な求人があり、病院以外で働く選択肢も良いと思い情報収集を始めました。

病院以外で働く看護師の知り合いがいなかったためリアルな声を知りたいと思いネット上で書かれているブログなどを参考に判断することにしました。病棟勤務は夜勤もありリズムが狂ってしまうことがしんどいと思っていたのでクリニックのように日勤のみで規則正しく働くこも希望として考え始めました。

様々な求人を見て実際に面接や見学を経て、現在はクリニックの看護師として働いています。まだ看護師経験も浅くクリニックで働くことはどうなのか、と疑問に思う先輩もいましたが私は自分のキャリアアップというよりワークライフバランスを優先させることにしました。あのまま病院で働き続けていたとしたら精神的にやられてしまい、身体も壊して働けなくなっていたと思います。

病棟での人不足による過重労働にサービス残業の数々の日々に対しても疲れを感じており、正直もう病棟で働きたくないと思ったこともありました。それでも看護師の仕事は好きで楽しいと感じていたので続けていきたいと思っていたので自分にあった環境を選びました。

自分の希望した環境であるクリニックへの転職を果たし病棟とは違い看護技術を生かす場面は少なくなりましたが、病院とは違う看護を学ぶことができて充実しています。クリニックというとベテラン看護師が多く働いているイメージでしたが、私が働いているクリニックはベテランから若手までおりスタッフ同士の仲も良く、働くには最高の環境だと思います。あの時転職を決意しなければ今の私はないと思うので転職をしてよかったと思います。