患者さんを助けるだけじゃない?看護師の仕事内容を詳しく解説!

患者さんを助けるだけじゃない?看護師の仕事内容を詳しく解説!

看護師と聞くと病院で患者さんを助ける姿や「白衣の天使」という言葉をイメージする人もいますよね。

患者さんの命の現場で働く医療関係のプロですが、実際にはどのような仕事をしているか詳しくは知らないという人も多いと思います。看護師の仕事内容は患者さんを助けるだけではないのです。

今回はそんな看護師の仕事内容を詳しく解説してきますのでぜひ、参考にしてみてください。

看護師は国家資格を持った専門職ですが、仕事内容は診療の補助や患者さんの生活の支援がメインになります。入院している患者さんや治療をしている患者さんを対象に、治療のサポートを行なっていきますが、患者さんの直接的な支援のほかに他部門との調整や退院支援なども看護師の仕事なのです。また、シーツ交換や入浴介助なども看護師の仕事です。看護師が活躍する職場は、病院だけではなく訪問看護や老健施設など多くの場所があります。自分のスキルや働き方に合わせて職場を選択する人も多いのです。

患者さんの数だけ仕事が増える!?看護師の業務とは?

病院内では早歩きで常に多忙な姿の看護師ですが、どのような業務をこなしているのでしょうか。

看護師の基本的な業務は、患者さんの健康管理になります。患者さんの毎日の状況を把握するためにバイタルサインを測定しますが、受け持つ患者さんの分だけ行うので、受け持ち患者さんが増えれば増えるほど多くなります。受け持ち患者さんの数は平均して7人ほどですが、病院によっては10人ほどになるので多くなればなるほど業務が増えます。

バイタルサインは朝一で回るため午前中はバイタルサインと必要に応じて患者さんの処置や対応になります。その日の受け持ち患者さんを把握した看護師は、挨拶と同時にバイタルサインと患者さんの様子を把握して、その日の患者さんのスケジュールに合わせてケアなどの予定を組んだりします。

バイタルサインでは、体温、血圧、脈拍、呼吸状態、必要に応じて観察を行い、食事摂取量や排便の有無などの問診も合わせて行います。

バイタルサインが終わったら、患者さんの清潔ケアなどを行い、食事介助や移送や移動、検査介助などを行なっていきます。外来の看護師であれば、診療の補助や患者さんの対応などを行います。

病院や配属される部署によって業務内容も変わってきますが、バイタルサインや観察は基本的なことなのでどこの部署でも共通して行われます。

その他の業務として、他部門を交えたカンファレンスに参加したり、患者さんの退院調整なども行います。また、他部門を交えたカンファレンスを主催するための調整役として動くこともあります。

どんな看護師を目指す?看護職は看護師だけでなく種類がある

看護師といっても実はいくつか種類があるのですが、どのような種類があるのでしょ

看護職は資格によって、看護師、准看護師、助産師、保健師に分類されるのです。それぞれには必要な資格が違うので知っておきましょう。

看護師は、看護師国家免許が必要であり、病気や怪我で入院をしている人の世話や診療の補助、家族への指導などの看護活動を行います。看護専門学校や看護大学に通って看護師過程を経て国家試験を受けます。

准看護師は、医師や看護師の指示のもと、病気や怪我をしている人の世話や診療の補助を行います。准看護師になるためには、准看護師学校に通い都道府県知事の資格を取得する必要があります。准看護師は都道府県知事の資格なので、看護師の国家資格とは違います。

助産師は、分娩の介助や妊産婦、乳児への保健指導などを行います。現在は女性にしか取得できない資格となっています。助産師になるためには、看護師の資格を取得後に助産師学校に通うか、看護大学の助産師過程を勉強することが必要です。資格の取得条件としては、看護師の免許を持っていることが条件になります。

保健師は、企業や学校などで健康維持、病気や怪我の予防のための保健指導を行います。学校の保健室の先生なども保健師の仕事です。保健師になるためには、看護師の免許を取得後に保健師学校に通うか、看護大学の保健師過程を勉強することが必要になります。こちらも資格の取得条件は、看護師の免許を持っていることになります。

働けるのは病院だけじゃない?看護師が働ける職場とは?

看護師といえば病院で働いているイメージが強いですが、病院以外でも働くことができるのです。どのような職場で働くことができるのでしょうか。

看護師が働ける職場は病院以外にも色々あります。老人健康施設や特別養護老人ホーム、保育園、訪問看護ステーション、産業看護師など色々な職場で活躍している看護師も多いのです。

最近では老人施設なども増えてきているので、老人施設で働く看護師も増えてきましたが、病院以外での職場を選ぶ人も多いのです。老人保健施設などでは、入居者の日常生活の介助やデイサービスなどの業務を行なったり、利用者との関わりがメインになるので人と話をするのが好きという人には向いているでしょう。

訪問看護ステーションも在宅医療という考え方が普及してきたので、家で治療をしながら生活をする患者さんを支える大切な役割があります。

病院以外での職場で活躍する看護師も増えてきていますが、看護師として必要なスキルや知識は病院で働くことによって身につくため、病院での経験を経て転職をする人が多いです。

その他の職場として、ツアーナースやイベントナース、企業で働く産業ナースなどもあります。ツアーナースやイベントナースは、急病人が出た際の対応などを行い、利用者が安心してツアーなどに参加できるようサポートを行います。これらは正社員としてではなく、アルバイトでの募集が多く人気が高いので見つけた時はラッキーです。

給料が高いのはホント!?看護師の平均給料はどれくらい?

看護師といえば、お給料が高くたくさんもらっているというイメージの人も多いと思いますが、看護師の平均給料はどれくらいなのでしょうか。

看護師の平均給料は、年収で400万円〜500万円と言われています。同年代の給料よりは高いですが、働く勤務先によって変わってきます。

看護師の基本給は20万円〜25万円ほどで、一般的に比較すると少し高いだけなのです。お給料の高さは、各手当にあります。

看護師は夜勤などがあるため夜勤手当や残業代、休日出勤手当てなどが充実していることが挙げられます。お給料の3分の1ほどは手当ての金額なのです。そのため、夜勤なしの日勤のみの勤務形態であれば年収は400万円未満になることもあるので、職場や勤務形態によって変わってくるのです。

看護師として自分に合った働き方や希望の求人を見つけるために

看護師が活躍できる場所は、病院以外にも増えてきています。自分のスキルや自分に合った働き方を実現するために転職をするというのも方法です。

自分に合った働き方や希望の求人を見つけるためには、転職活動を行わなければなりません。希望する求人もお給料などの情報は記載されていますが、内部情報まではわかりませんよね。

そんな時は看護師専門の求人サイトを利用して転職活動を行うことがオススメです。看護師の転職に携わっている転職アドバイザーが、あなたに合った希望の求人を紹介してくれることもあるので効率よく転職活動を行うことができます。


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