認定看護師の役割は実践・指導・相談!

認定看護師の役割は実践・指導・相談!

病院の支援もあり糖尿病看護認定看護師へ!

私は大学を卒業後に附属の大学病院に勤務して8年目になります。働き始めてすぐに糖尿病を患っていた父が亡くなり、私の興味は自然とその分野に向かいました。父と同じく糖尿病に苦しむ患者さん、その患者さんのご家族と接していく中、糖尿病看護認定看護師の資格を取得したいと考えるようになったのです。

病名は同じでも、それぞれ1人1人違う糖尿病患者さんに適したサポートを行っていくために、また医療チームの一員として患者さんと医療との調整的役割を果たせるようになりたいと思ったのです。

幸い、病院側も認定看護師である職員を増やしていきたいという方針だったこともあり、休職願いも受理してもらえました。無理だったら離職や転職も考えていたので、資格取得後に復職できるのは本当にありがたかったです。認定看護師は、特定の看護分野において卓越した技術と知識により高水準の看護を実践のできる看護師のことで、医療現場での看護ケアの質の向上を目的としています。認定看護師の果たすべき役割は大きく3つです。①実践 患者やその家族また集団に対して、熟練した看護技術により高い水準の看護を実践する 

②指導 看護を実践することを通じて看護職に対し指導を行っていく ③相談 看護職に対しコンサルテーションを行っていく この3つの役割を果たせるような、患者さん、患者さんの家族、看護ケアに関わるナース、できるだけ多くの糖尿病に関わる方を支援していけるような認定看護師を目指して受験、そして無事に2012年、糖尿病看護認定看護師の資格を取得することができたのです!

認定看護師として患者さんを支える充実した日々

現在は、糖尿用看護認定看護師として総合医療相談室に所属しています!糖尿病で入院中の方だけではなく、外来で初めて糖尿病と診断されてしまった患者さん、また通院中の方の在宅療養の相談・支援もさせていただいています。糖尿病の看護は、1人1人違う患者さんの生活を把握し、病気の発症や悪化を防ぎ、発症してしまっても、なるべくその人らしい生活を送れるように継続的なセルフケアや療養生活をサポートしていくのが目的です。

相談室に来る患者さん、ご家族からの悩みは多岐に渡り、「糖尿病についてどんなサポートをしたら良いのでしょうか?」「万が一低血糖の症状が起きてしまった時にどのような対処をしたら良いですか?」「甘いものは一切食べてはいけないのですか?」etc ただ、糖尿病は慢性的病気です。生涯続く長い経過の中で、患者さんやご家族のセルフケアの効果が出る時期もあれば、そうではない辛く困難な時期もあります。その都度、細かく患者さんの状況や気持ちに寄り沿いながら支援していく必要があります。

そしてそんな効果の出ない時期は、患者さんやご家族だけでなく、その患者さんを看護担当しているナースも思い悩むものです。そんな事情の中、最近、認定看護師による地域看護職員の相談窓口が開設されることになりました!患者さんだけでなく、看護師さん達からの相談を通して、より一層の患者支援の質の向上を図っていけたら・・と考えています。


病院勤務 (33歳女性)のレビュー

病院勤務 (33歳女性)

認定看護師になるために休職中
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看護師さんの離職率が高い理由を実感しています
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