英語が必要とされる薬剤師の仕事とは?

英語が必要とされる薬剤師の仕事とは?

私は高校時代、1年間イギリスに留学しました。英語が大好きだったので、さらに磨きたかったことと、海外の異文化の中に飛び込み、そこに身を置くことで自分の視野を広げ、自分の可能性を試してみたかったのが留学を考えたきっかけです。交換留学に参加し、現地の家庭にホームステイをしつつ現地の高校に通いました。

留学した時に培った英語力を生かせる仕事を選んだつもりが・・

交換留学期間は1年間、最初は慣れないことばかり&語学力不足が原因でくじけそうにもなりましたが、ホストファミリーという第2の家族を持てた事、様々な価値観を持つ友人と出会えたこと、英語力を磨けたこと・・数え上げると切りがありませんが、本当に良い体験だったと思っています。

その後、1年遅れで日本の高校に復学、薬剤師さんになるのが小さい頃からの夢だったので、大学は薬学部に進学しました。卒業する前にTOEICを受けてみた所、特に勉強はしていなかったものの900点以上は獲得することができ、これは就職活動を少し有利にしてくれたと思います。内定をいくつか頂きましたが、ある外資系企業のMRになることにしました。他の調剤薬局などの職場では、まず英語使わないだろうし、どうせならせっかく獲得した英語力を錆びつかせない職場を選んだつもりでした。が、MRのとして英語を使うシーンはほとんどなかったんです!

MRの仕事内容は「自社の薬剤の有効性をアピールし、いかに医師に使ってみようと思わせることができるか」という、「営業力」が求められる仕事です。「英語力」ではなかったんです。英語の文献などは学術部門が翻訳してしまうため、MRが英語力を備えている必要は全くありません。主に話すのは日本人の医師や病院のスタッフのみ。ここでも英語は使いません。よく調べなかった私が悪いのですが、そこが少し期待外れだったこと、さらに外資に勤めるMRはより成果主義が徹底していて、ものすごい激務でした!やり甲斐より体の負担の方が大きくなり、3年目に退職することになりました。

英語を求められる職場へ転職活動中です!

仕事を辞めてからの充電期間中、薬剤師の資格と英語力を同時に行かせる職場を色々調べてみました。薬剤の問い合わせ対応や文献の翻訳、勉強会などを行う学術(会社によって違うようですが、MR→学術という転職例もあるようです。)、医療系の広告代理店なども、ガンガン英語の文献を読み、資料作りをしてそれを元に営業に回ります。かなりキツイようですが、MR時代に培った営業力を生かせそうだな、と感じました。厚生労働省なども英語力は必須のようです。

またCRO(Contract Research Organization=受託臨床試験実施機関)でも国際共同で治験業務に積極的であれば当然英語力が求められます。私は学術に転職したかったのですが、なかなか空きがでない職場らしいと聞き、現在、複数の転職サイトに登録して、何人かのキャリアコンサルタントさんに相談しているところです。薬剤師でも英語を生かして働ける職場が結構あります!諦めずに転職活動を続けていくつもりです!


企業勤務 (29歳女性)のレビュー

企業勤務 (29歳女性)

薬剤師に必要な英語の発音のために
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大学病院は薬剤師に英語力を求めている!
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